こんばんは。ベース講師の星野徹です。

 

 

今日は、ベースラインで使う
「上の3度/下の3度」
「上の5度/下の5度」
その使い分けについて、指板上の具体例を交えてお話します。

 

たとえば、ルートがCの場合。

 

2弦2フレットのE(上の3度)も、
4弦開放のE(下の3度)も、
どちらもCから見た3度です。

 

同様に、3弦3フレットのCから見た
2弦5フレットのG(上の5度)と、
4弦3フレットのG(下の5度)も、どちらも5度。

 

理論的にはどちらを使っても正解ですが、
実際のベースラインでは、場面に応じた選び方が必要になります。

 

今日はその判断基準を、3つの視点でご紹介します。

 

 

1. 次のコードへスムーズにつなげる


たとえば、G7からCに進むとき。
G → 下の3度(B)→ C という流れにすると、
BとCが半音でつながり、自然な解決感が生まれます。

コードのルートから、次のコードに向けて
どの音を経由すると自然か?という視点は、ベースライン作りの基本です。

 


2. フレーズの流れや勢いに合わせる

 

ラインを上昇させたいときには上の3度や5度、
下降させたいときには下の音程。

 

音の距離は同じでも、どちらに向かうかで
ライン全体の印象がガラッと変わってきます。

 

曲の雰囲気やフレーズの流れに合わせて、
方向を選ぶ意識があると、ラインが自然にまとまります。

 

 

3. 異弦同フレットを避けて、運指の滑らかさを優先する

 

たとえば、3弦3フレットのCと、4弦3フレットのG。
理論的にはCから見た下の5度ですが、
同じフレットで隣の弦へ移動する「異弦同フレット」の動きは、
指が引っかかりやすく、テンポが速いときなどは弾きにくくなります。

 

そういった場合は、2弦5フレットのG(上の5度)を使ったほうが、
運指がスムーズになり、ライン全体の流れも良くなることが多いです。


このように、単に音程の上下というよりも、
次にどこへ向かうか、どんな流れを作りたいか、


そしてどう弾きやすくするかといった視点が大切です。

指板の中でいろいろなポジションを試しながら、
自分なりの使い分けの感覚を養ってみてください。

 

それではまた。

 

 

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