こんばんは、

ベース講師の星野徹です。

 

今日は少し専門的な内容に

なりますが、日々の

ベースライン作成に

きっと役立つと思いますので、

参考になれば幸いです。

 

先日の受講者様向けセミナーで

取り上げた、とてもカッコいい

ベースラインをご紹介します。

 

 

特に注目したいポイントは、

3小節目や12小節目のような

付点四分音符と八分音符を

組み合わせた部分です。

 

今日はこの動きに関連した

トピックでお伝えします。

 

これはジャズのツービートで

特によく出てくる形です。

 

ツービートは、

音数が少ない分だけ

一つ一つの音の長さや

置き方が非常に重要です。

 

特に付点四分音符は、

的確な長さで伸ばすことで、

演奏全体に落ち着きと

グルーヴ感を生み出します。

 

ところが、実際に弾いてみると、

この八分音符のタイミングが

早くなってしまう人が

とても多いのです。

原因は、付点四分音符を

しっかり伸ばしきれないこと。

 

「間」が持たないまま、

次の音に急いでしまうことで、

ノリが前のめりになり、

一気にスイング感がなくなります。

 

 

ぜひ実際の音源も

聴いてみてください

 

今回のラインは、

Sonny Rollins の名盤

“Saxophone Colossus" に収録の

“Mack the Knife" から。

 

https://www.youtube.com/watch?v=EcOnhR5zkXs

該当箇所は0:00〜0:23

 

シンプルな構造ながら、

音の長さとタイミングの妙で

抜群のツービート感を

作り出しています。

 

この付点四分音符を

正確に伸ばせるようになると、

音数が少なくても

バンドをしっかりドライブさせる

ベースラインが作れます。

 

練習ではまず、

メトロノームを使いながら、

八分音符を絶対に急がず、

付点四分音符を

心地よく保つことを意識しましょう。

 

原曲を聴くと、

「間の使い方」と

「音の置き方」のお手本が

はっきりわかります。

 

とてもカッコいいので、

ぜひ聴いてみてください。

 

 

【編集後記】

 

3連休ですね。僕は東京駅近くの

新丸ビルに家族と行きました。

 

1階の広めの席のカフェで

東京駅を見ながら、いい気分転換ができました^^

 

 

 

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配信元:Line on Bass事務局(東京都新宿区喜久井町37−1 )

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