こんにちは。
日本住宅ローンコンサルティング協会の 鴨藤政弘です。
28日は財務省による40年債の入札がありましたがあまり人気がなく、
報道によると2024年7月以来の人気の無さ(応札倍率の低下)だったそうです。
何でこんなことになったのかと言うと、
26日の夕方に財務省は市場関係者に、
国債発行額や市場環境に関する意見を尋ねるアンケートを送付したそうです。
このアンケートというのは
「もしかしたら国債の発行を減らすかも」
という意味を含むものですので、市場参加者たちは
「えっ、国債が減るかもしれないの? それなら、今のうちに買っておこう!希少価値が出そうだし」
という動きになり、国債を買いたい人が増え需要が高まり金利が下がったわけです。
他方、発行された国債を多く買い入れしている日銀としては
正常化の観点から買い入れ額を減らしていきたいところではありますが、
金利の急上昇を防ぐため何らかの対策を取ることでしょう。
植田総裁は最近の講演で
「物価が安定していれば利上げを続ける」と発言しており、
前回の会合時と比べタカ派な姿勢を強めていますが、
「超長期金利の影響が短中期金利に及ぶ可能性もある点に留意しつつ、
今後の市場動向あるいは経済への影響について注意深く見ていきたい」
とも語っており、無条件で利上げ継続とはならないでしょう。
ただし、「利上げ中止」となっているわけではありませんので、注意が必要です。
あくまで「利上げのペースがゆっくりになるかもよ」ということです。
だからこそ今のうちに固定金利へ。
をお勧めしたいですが、相変わらず変動金利との金利差は見た目が悪すぎますね。
ぜひ、皆さんは見た目だけに惑わされずお客様へ固定金利をご案内いただければと思います。
と、同時に資産形成を始めましょう! というご提案も併せて行っていただければ幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。