こんにちは。
日本住宅ローンコンサルティング協会の 鴨藤政弘です。
疾病団信って結構割高感あると思いませんか?
私はそう思いお客様に勧めることは多くないのですが、 ますます「割高だな……」と感じることがありましたので、皆さんにメルマガで共有します。
どうしてこの話をしたかというと、ある受講生がこんな話をしてきたからです。
受講生「鴨藤さん。疾病団信って割高ですよね? というか支払い範囲狭いですよね?」
私「そうですね。いわゆる昔のタイプの三大疾病が主だったものなので、範囲は狭いです。 それに罹患リスクを考えるとそこまで高くはないので民間保険で代用するのがいいと思いますよ」
受講生「ですよね! 三大疾病の団信で0.25%プラスの銀行があって、借入7000万の方がいるのですが、 それの0.25%って高いですよね」
この話をしていて感じたのですが、一昔前は三大疾病団信といえども 高いと言えば高いですが、そこまでの割高感は無かったように感じていました。
例えば、3000万円の借り入れでは35年間に約133万円が団信の費用として発生します。(0.25%の場合) 月にすると約3,000円となります。
まあ、月3000円と聞けば安いかもしれませんが、罹患の可能性ってどのくらいでしょう?
しかも一昔前のタイプの三大疾病です。
もちろん35年の間に三大疾病で所定の状態になればローンはゼロですが、 それだったら民間保険で治療費に備えておいた方が良いと私なら判断します。
他方、現代は建物価格も上昇し5000万円以上は当たり前になってきました。
先ほどの7000万円で計算すると団信費用は35年間で約311万円です。月にすると約7400円。
一昔前と比べると明らかに高いですし、この金額なら民間保険でも選択肢は広がります。
住宅を購入する年齢層は大体30~40代の方となりますので、民間保険の保険料と是非比較してみてください。
そして、借入額を上げようとすればするほど疾病団信の負担は重くなっていくのです。
大きな借り入れに対してどこまで備えるか?
という考えは人によって分かれてくるところですが、 無条件に疾病団信一択ということはありませんので覚えておいていただけたら幸いです。
次回はこの話から生保に繋がるフックについて解説しようと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。