【恐怖の大分国際車いすマラソン】
2021年01月03日
○○さん
現場改善研究所の松本です。
箱根駅伝 思わぬ伏兵が 往路優勝でしたね
やはり スポーツの結果はわからないものです。
さてさて 明日の総合優勝は どの大学になりますかね?
私は この箱根駅伝が なぜか?好きで
毎年欠かさず見ております。
たまには 大手町のゴールを見に行くことも
ありますが、 今年は大会本部からも
控えてくれと言われましたので(テレビでね)
おとなしく自宅待機です。
今日 その箱根駅伝を見ていて
思い出した事があります。
皆さんは 『車いすマラソン』をご存知でしょうか?
パラスポーツでも代表的な競技ですよね?!
実は 九州 大分県で 毎年開催されておりますのが
「大分国際車いすマラソン」なんです。
ん?
この大会と松本がどんな関係か?
と 申しますと 以前の会社がこの大会の
スポンサーをしておりまして
毎年 長崎・熊本・鹿児島・大分から
ボランティアを送り込んでおりました。
遡ること
もう かれこれ 20年ほど前の話になります。
その頃の松本は 熊本の工場に転勤しており
社員会なるものの 副会長をしておりました。
まぁ 副会長と名がつけば いろんな行事にも
参加しなければ ならないもんで・・・
この 車いすマラソンにも初参加となった次第です。
残念ながら 松本 駅伝には興味があっても
マラソンには 対して興味がありません。
しかも 車いすでしょ?!って感じで
大分入りしました。
朝から
「はーい 集まってください」
「長崎の人たちは この辺で・・・・」
「鹿児島は・・・ 大分は・・・」
「で 熊本の人は・・・」
それぞれの配置と 何となくの役割を聞き
スタートです。
我々の仕事のメインは 観客の交通整理みたいなもんです。
車道に出ないように
等間隔に スタッフジャンバーを着た人が
立ってるじゃないですか?!
そう あれです。
競技側ではなく 観客側を見ている人
松本の配置は 「ホーバー入り口」 って所です。
ホーバーとは 大分市内から 大分空港に出港している
ホーバークラフトの事です。
もう随分前に 廃止になっていますが・・・
そのホーバー入り口ってのは 実は
競技場の入り口だったんです。
国道から競技場に入る「入り口」の 安全地帯の所に・・・
「はい ここ 松本さんの担当です」って配置されました。
あ〜 ラッキ〜!
ここは 歩道でも無いので
お客さんは居ないし 大会の関係者の方
いっぱい居るし お巡りさんも
一人 二人 三人 お〜結構居るんだね。
「俺 やる事ないじゃん」って事で
競技を間近で、見れる ベスポジを手に入れました。
競技スタートです。
競技は 障害の重さ別のクラス分けがされています。
松本ナメてました。(結構ナメてること多いな〜)
速い とにかく 速い!
42.195kmを何と 1時間20分ほどで完走するんです。
平均時速でも30km/h
最高では 50km とも 60kmとも
言われます。
とにかく 目の前を ビュ〜んデス!
ホーバー入り口は 1度 通過して その先で
折り返し また 競技場に戻ってくるコースに
なっている様です。
(特に説明もなかったので 競技中に 理解)
先頭の選手が来ます。
キタキタ スッッゲ〜っ!
あっという間です。
その後は クラス別ですので
だんだん スピードは遅くなります。
もう 松本の目の前は 世界トップクラスの選手と
ハーフに出場している その辺の人と
入り乱れて すんごい事になっています。
とにかく 唖然です。
スタートしてから 1時間20分過ぎ頃でしょうか?
一台の 広報の車が
「まもなく 1位の選手が来ます」
1位の選手が来ます」
ほほ〜! 流石に速いですね。
そこで 周りの環境を 何となく 確認しました。
あの 多くの関係者と 三人もいたお巡りさん
誰も いません。
なぜ? なぜ?だか 松本 一人が
この安全地帯に 不安全に取り残されています。
前方からは 周りの選手とは 明らかに
スピードの違う 一人のゴツイ選手が接近中
その 選手が こっちか? と指差す?!
「ん?」
「この人 誰に? 何を確認しているの?」
再度 選手 「こっち?」「こっち?」
と何度も競技場方面を指さすのです。
そっか この人 俺に 入り口を確認しているんだ!
じぇじぇジェ〜!
(その頃はまだ メジャーじゃありません)
「え〜 ここって競技場の入り口なの?」
「俺 ホーバー入り口って言われてんだけど・・・」
ここで 初めてここの役割の重要性を知る事になる!
道路の向かいに 暖かな目線で俺に
エールを送る同僚「ニコニコ」
「聞いてないよ〜」
「え〜〜〜〜〜い やぶれかぶれだ〜〜〜〜」
「そうだ! こっちだ!
あんたの 言っている通りだ!
そのまま 突き進め〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
って 元気よく 指示を出しました。
もう そこからの数秒は
全身の毛穴って毛穴から 汗が 吹き出しています。
木枯らしの季節に 汗だくです。
しかも一瞬で!
数十秒後 スタジアムから 湧き上がる歓声
「ワォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「合ってた〜〜〜〜〜〜!
神様 ありがとう」
明日の大分地方紙に
「ソニーの社員 車いすマラソンで
誘導を間違え 国際問題に・・・」
って見出しが踊らずに済みました。
その後 ぐったり 疲れて
熊本に戻った事は言うまでもない
皆さん なんの仕事でも
確認は必要です。
今年も しまって行こうぜ!
チャオ
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