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○○○○さん

こんにちは、MiWaです。

○○さんは、お子さんにお手伝いさせていますか？

不登校の子が家のお手伝いをするのは、
自分が家族の一員で、
家族の役に立っている、
という自己有用感が上がり、
自己肯定感や自信につながるので、
良いですよ〜、ってよく言われます。

また、
どうせずっと家にいてヒマなんだから
お手伝いくらいして欲しいな〜
って忙しいお母さんは思ってしまいますよね。

でも！！！

お手伝いすることを、命令されたり、
要求されたり、強要されたらどうでしょうか。
嫌じゃないですか？

モラハラ夫が専業主婦のお母さんに

「どうせ仕事もしないで家にいてゴロゴロしてるんだろ？
　家事くらいまともにできないのか！」

って言ってきたら、どう思いますか？
傷つくし、怒りが湧いてきますよね。


不登校の子は、心を骨折して療養中、リハビリ中なのです。
骨折してる人に、料理や掃除、洗濯を強要できないですよね？


なので、基本、不登校の子に
お手伝いを要求するのはオススメしません。

でも、
子どもの方から、
「ママ、何か手伝おうか？」
って言ってきたら、手伝ってもらってOKです。

このとき、欲ばって、
「じゃ、アレやって！
　それとコレもやっといて！」
といきなりたくさん頼まないように注意しましょう。

お子さんの年齢や性格、スキルを見極めて、
お子さんがストレスなくできるものを
１つだけ、頼みます。

また、指示や命令にならないように、

「手伝ってくれるの？
　わ〜、嬉しいな〜、ありがとう。
　じゃ、玉ネギの皮むいてくれる？」

と、まずは、お母さんの嬉しい気持ちと
感謝を伝えましょう。
その上で、丁寧にお願いします。

そして、
「ママ、できたよ！」
って、やってくれたら、

「綺麗にむけたね☆
　○○が手伝ってくれたから、早くできて助かったな。
　ありがとうね♪」

と、子どもがやってくれたことを認めて、
それが役に立ったこと、
感謝や嬉しいお母さんの気持ちを伝えます。

ここまでできて初めて、
自分が家族の一員で、
家族の役に立っている、
という自己有用感が上がり、
自己肯定感や自信につながるのです。



私が子どもの頃は、母は女手ひとつで
４人の子育てをしていましたので、
子どもが家の手伝いをするのは当然でした。

私が小学生の頃は、風呂掃除、床の拭き掃除、皿洗い、
洗濯物を取り込んでたたむ、などをやっていました。

中学になってからは、学校から帰ったあとや、休日、長期休暇も
毎日自営業のお店の店番をしていました。
宿題も店番しながらしたり、、

でも、本当はやりたくなかったんでしょうね〜。
だから、早く高校を出て家を出たくてしょうがありませんでした。

自分が結婚して、子どもが生まれると、
子どもに、お手伝いをさせるのは当然だと思っていましたし、
それが良い育児だと思っていました。


子どもが家のお手伝いをすること自体は
とても良いことなのですが、
それが強制なのか、
本人の自主的な意思なのか、
親が感謝を伝えているかで、
子どもの心の成長に与える影響は大きく変わってきます。

優しい子は、お母さんのために
嫌だという気持ちに蓋をして
我慢して、頑張ってしまいます。
そしてアダルトチルドレンになってしまうのです。



うちの子は自分から手伝おうか、
なんて言ってくれません。。
という場合は、、

まず、お母さんが子どもの話を傾聴できるようになって、
お子さんがお母さんを信頼して会話ができる状態になっていたら、
（ここまでくると、心の骨折もだいぶ回復しています）

「〜〜してくれたら、お母さん助かるな〜。」

「〜〜してくれたら、お母さん嬉しいな〜。」

と、お母さんの気持ちを添えて、リクエストしましょう。
でも、それでお子さんがその通りにしなくても
怒ってしまっては、台無しです。

そのお願いを聞いて、どうするかは
お子さんの自由だからです。

子どもは親の奴隷ではありません。
また、親も子どもの奴隷になってはいけません。

お互いがお互いを一人の人間、命、魂として
尊重する関係を築いていきましょう。