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オルタードを”半音上のメロディックマイナー”として理解しないほうがいい理由

2022年03月07日

こんばんは。

ベース講師の星野徹です。

今日は、先に言っておくと
ちょっと難しい内容です。

「オルタード」っていう言葉が
出てくるからです。

あ〜それか^^;と思われるかも
しれませんが、

ジャズなどをやるうえでは
オルタードはいずれ出てくるので、
ぜひ今オルタードがよくわからない
という方も、予備知識として
捉えていただければ幸いです。

流し読みはせずに、
できたら、お時間ある際に
ゆっくり指板などで音を
確かめながら本内容を
確認していただけると、
身になると思います。

先に2点お知らせです。


__________

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さて本題です。

__________
オルタードを”半音上のメロディックマイナー”
として理解しないほうがいい理由
__________

たとえば、キーCの場合で
G7→Cという進行があった場合、
G7上では

G A♭A# B C#E♭FG

というオルタード・スケールを使用
することができます。

ただ、これって弾いてみると
わかると思うんですけど、とても
弾きにくいです。

なので、”半音上のメロディックマイナー”で
覚えるといいという教え方もあるようです。

どういうことか。


先程の

G A♭A# B C#E♭FG

というスケールをA♭から並べ替えると、
A♭A# B C#E♭FGA♭

と弾くことができます。

これは、A♭のメロディックマイナー
スケールにあたるので、
ベースの指板上だったら、
こちらの運指のほうが
覚えやすいとは思います。

ぜひ、実際に弾いて
確かめてみてください。



ただ、僕はこうした
教え方はしてないです。

これだと、スケールを頭につめこむ

”暗記”

であって、本質的ではないからです。



__________
ツーファイブフレーズの一例
__________

たとえば、先程の

A♭A# B C#E♭FGA♭

を、そのままG7にあてはめて、かつ

Dm7 G7 Cというツーファイブ進行で

Dm7   /G7 /C
DEFGABCD /A♭A# B C#E♭FGA♭/C

とフレーズを弾いてみましょう。

ただの、”よくわからない感じ”に
なると思います。


そもそも、オルタードをこんなふうに、
下から上に上がっていくとか
上から下に下がっていくとかで
弾いてるだけでは、
ぜんぜん本質的ではないんです。

では、本質とはどういうことか。



__________
”本質”ってどういうこと?
__________

オルタードは、

”コードトーンという骨組みに、
オルタードテンションノート
が存在している”

これが本質です。


G7上では使える
オルタードスケール、

G A♭A# B C#E♭FG

だったら

G B F(1.3.7度)
のコードトーンの上に、

A♭A# C#E♭(♭9.#9.#11.♭13)
の、オルタードテンション
ノートがある

と捉えていただければと思います。


フレーズを組み立てるときは、
G A♭A# B C#E♭FGと
下から上に組み立てるのではなく、

G B F(1.3.7度)のコードトーンを
あくまで軸としながら、

A♭A# C#E♭(♭9.#9.#11.♭13)
という、ちょっと不思議な
オルタードテンションの響きを楽しむ

そんな解釈だといいです。


半音上のメロディックマイナー
A♭A# B C#E♭FGA♭
で覚えても、結局
コードトーンとテンションを
意識できていないので、

この覚え方は本質的ではないので、
以上が、僕はこうした教え方をしていない
理由です。




__________
更にここまでの内容が
よくわかる動画のご紹介
__________

さて、難しかったですね^^;

ただ、テキストで説明できる
限界はここまでです。

あとは、実際に音を聴いて
響きを感じてみてください。

具体的なオルタードスケールを
用いて作成したフレーズが3パターンと
オルタードについてベーシスト向けに
めちゃくちゃ丁寧に解説した動画です。

ぜひ熱心にアドリブや音楽理論を
学ばれている方はご覧になってみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=SHWCkBiULDg&t=1s



本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。




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https://www.youtube.com/watch?v=NPm7NUhFrnY&t=437s

・ウッドベースの音になるエフェクター
https://www.youtube.com/watch?v=EMmv0rBTT_I

______________

【編集後記】

我が家ではアルミ製のフライパンを
使っています。熱伝導率が高いので
パスタなどにいいのですが、
フライパンに”ひっつきやすい”
のが悩みでした。

色々調べたら、調理前にフライパンを
十分熱するといいというブログがあったので
やってみたら、とても効果がありました。

アルミフライパン、お勧めです。
使用する際は、よく熱するといいですよ^^


ベース講師 星野徹
東京都新宿区喜久井町37−1

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