【音楽理論】「イドフリミエロ」に関するご質問にお答えします
2022年03月28日
こんばんは。
ベース講師の星野徹です。
今日は、音楽理論関連の
ご質問をいただいたので、
質問に回答する形の
メルマガになります。
「イドフリミエロ」に関する
お話で、
ちょっと複雑で、経験の浅い方は
サラッと読める内容ではないかも
しれませんが、
とてもいいご質問だと思ったので
取り上げさせていただきます。
ぜひお時間ある際に
じっくり目を通してみてください。
質問の内容はこちらです。
__________
<質問内容>
イドフリミエロですっきり
しないことがあります。
Cのイドフリミエロでは,
結局Cメジャースケールの音
(CDEFGAB)しか使っていません。
なのに,イドフリミエロという
7通りのスケールにする必要があるのか,
腑に落ちません。
Cメジャースケールと考えて
アドリブするのはよくないのでしょうか。
__________
というご質問ですね。
回答に移る前に、先に
告知だけさせてください。
__________
<オンライン練習会開催します>
全国のベーシストさんと一緒に練習をする
オンライン練習会が2022年4月11日から
開始されます。
ビバップ、スラップ両部合わせて
既に20名ほどのお申し込みを頂いています。
ぜひ、あなたも一緒に
練習しませんか?
今回、ご要望あったので
見学フォームも作りました。
・参加はまだちょっと…という方、
・いずれ参加したいので1度覗いてみたい!という方
・以前参加してて、とりあえず今回は時間ないけど
オンラインでみんなと交流したい!という方
は、ぜひご見学だけでもお待ちしています!
締切は、4月7日です。
■詳細はこちら
http://basslesson.toruhoshino.com/online-rennsyuukai/
ここからは本題です。
────────────
ご質問の概要
────────────
まずはご質問の概要をもっと砕いて
説明しますね。
例えば、キーがCのとき
イドフリミエロの理論だと、
C△7ではCDEFGABC(Cイオニアン)
Dm7ではDEFGABCD(Dドリアン)
Em7ではEFGABCDE(Eフリジアン)
F△7ではFGABCDEF(Fリディアン)
のスケールが使えます。
どれも、C△7のスケールを各コードの
ルートから並べ替えただけなので、
別にドリアンとかフリジアンとか言わず
全てCDEFGABC(Cイオニアン)で考えても
いいんじゃない?
ってことだと思います。
僕の回答を先にいうと、
そう表記しないのは
”コードトーンを意識することが大事だから”
と考えます。
ちょっと具体例を上げます。
────────────
具体例
────────────
例えばご質問の考えだと、
C△7/Dm7/Em7/F△7
を全て、コード進行に関係なく、
CDEFGABCで弾くことができます。
譜例.1
https://00m.in/181xV
このとおり弾いても、
極端に変でなく、馴染んでるようには
聴こえると思います。
これは、「スケール一発で弾く」という
演奏スタイルで、アドリブ慣れしてない際に、
”コードの変わり目を
演奏しながら意識できない時”
に有効な方法です。
ただ、これだけだとCDEFGABCを
いったりきたりしてるだけなので、
せっかくならもう少し
歌ってる感じ出せたらいいかなと思います。
そんな時にカッコよくキマるアプローチが、
”コードトーンを意識すること”です。
────────────
コードトーンを意識すると
より歌ってる感じになる
────────────
コードトーンとは、各コードの
1度、3度、5度、7度の音のことです。
C△7ではCEGB
Dm7ではDFAC
Em7ではEGBD
F△7ではFACE
がコードトーンになります。
C△7/Dm7/Em7/F△7というコード進行が
あったとき、
各コードでコードトーンを多めに使用して
あげると、より音がコードに馴染んでる
”歌ってる感じ”が出るのです。
譜例.2
https://00m.in/ASmHQ
弾いてみるとわかると
思いますが、
譜例1よりもメロディアスに
響くと思います。
イドフリミエロで同じCDEFGABCが
各コードのルートから並べ替えられていると、
こうしてコードトーンを
意識することができ、より先述した
「スケール一発で弾く」よりも、旋律的な
表現ができるんです。
使えるスケールがCDEFGABCであっても
先人が全部CDEFGABCで表記しないのは
こうした狙いもあるかもしれないですね。
もっとも
C△7/Dm7/Em7/F△7
という進行で
CDEFGABCだけでランダムで弾いても
各コードでコードトーンを意識しても
「表現」するという観点では印象が
変わるだけなので、その曲の雰囲気に
合ったアプローチができればそれでいいのですが、
イドフリミエロも、コードトーンも
表現するうえでのひとつの手段として
捉えていただければと思います。
__________
関連動画のご紹介
__________
もしここまでの内容に興味を持っていただけたら
こちらの動画もご覧ください。
■「コードトーン」と「スケール」の違いを
ベーシスト向けにやさしく解説しました!
https://www.youtube.com/watch?v=mOUzcTF32yg
「スケール」と「コードトーン」の違い
について、ベーシスト視点で解説しました。
ここまでの内容がさらに深く理解でき、
音楽理論に強くなると思います。
ということで、今日は、
「イドフリミエロ」に関するご質問に
お答えします
という内容のメルマガをお届けしました。
ちょっと難しかったかもしれませんが、
日々の皆さんの練習のヒントになれば幸いです^^
__________
ご質問フォーム作りました
__________
ご質問にはいつでも大歓迎です。
レッスンを受けてくださる方が
優先のため個別の対応は行っておりませんが、
質問内容次第では、こうしてメルマガの
配信で取り上げさせていただきますので、
お気軽にご質問ください^^
■フォームはこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfDYrQQjG_8DYun5D_nDN2MH2rpk4qi7NSR032BCC3Lny0YzQ/viewform?usp=sf_link
お読みいただきありがとうございました。
__________
【編集後記】
最近、「筋膜リリース」にハマってます。
去年の秋頃は筋トレ、冬はストレッチに
ハマりましたが、「筋膜リリース」は
とにかくほぐれて気持ちがいいので、
よく家やジムでYoutube講師の解説を見ながら
ゴロゴロやってます^^
ベース講師 星野徹
東京都新宿区喜久井町37−1
メルマガ配信解除はこちら
[解除専用ページURL]
https://mail.os7.biz/del/Q05L
[解除専用ページURL]
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ベース講師の星野徹です。
今日は、音楽理論関連の
ご質問をいただいたので、
質問に回答する形の
メルマガになります。
「イドフリミエロ」に関する
お話で、
ちょっと複雑で、経験の浅い方は
サラッと読める内容ではないかも
しれませんが、
とてもいいご質問だと思ったので
取り上げさせていただきます。
ぜひお時間ある際に
じっくり目を通してみてください。
質問の内容はこちらです。
__________
<質問内容>
イドフリミエロですっきり
しないことがあります。
Cのイドフリミエロでは,
結局Cメジャースケールの音
(CDEFGAB)しか使っていません。
なのに,イドフリミエロという
7通りのスケールにする必要があるのか,
腑に落ちません。
Cメジャースケールと考えて
アドリブするのはよくないのでしょうか。
__________
というご質問ですね。
回答に移る前に、先に
告知だけさせてください。
__________
<オンライン練習会開催します>
全国のベーシストさんと一緒に練習をする
オンライン練習会が2022年4月11日から
開始されます。
ビバップ、スラップ両部合わせて
既に20名ほどのお申し込みを頂いています。
ぜひ、あなたも一緒に
練習しませんか?
今回、ご要望あったので
見学フォームも作りました。
・参加はまだちょっと…という方、
・いずれ参加したいので1度覗いてみたい!という方
・以前参加してて、とりあえず今回は時間ないけど
オンラインでみんなと交流したい!という方
は、ぜひご見学だけでもお待ちしています!
締切は、4月7日です。
■詳細はこちら
http://basslesson.toruhoshino.com/online-rennsyuukai/
ここからは本題です。
────────────
ご質問の概要
────────────
まずはご質問の概要をもっと砕いて
説明しますね。
例えば、キーがCのとき
イドフリミエロの理論だと、
C△7ではCDEFGABC(Cイオニアン)
Dm7ではDEFGABCD(Dドリアン)
Em7ではEFGABCDE(Eフリジアン)
F△7ではFGABCDEF(Fリディアン)
のスケールが使えます。
どれも、C△7のスケールを各コードの
ルートから並べ替えただけなので、
別にドリアンとかフリジアンとか言わず
全てCDEFGABC(Cイオニアン)で考えても
いいんじゃない?
ってことだと思います。
僕の回答を先にいうと、
そう表記しないのは
”コードトーンを意識することが大事だから”
と考えます。
ちょっと具体例を上げます。
────────────
具体例
────────────
例えばご質問の考えだと、
C△7/Dm7/Em7/F△7
を全て、コード進行に関係なく、
CDEFGABCで弾くことができます。
譜例.1
https://00m.in/181xV
このとおり弾いても、
極端に変でなく、馴染んでるようには
聴こえると思います。
これは、「スケール一発で弾く」という
演奏スタイルで、アドリブ慣れしてない際に、
”コードの変わり目を
演奏しながら意識できない時”
に有効な方法です。
ただ、これだけだとCDEFGABCを
いったりきたりしてるだけなので、
せっかくならもう少し
歌ってる感じ出せたらいいかなと思います。
そんな時にカッコよくキマるアプローチが、
”コードトーンを意識すること”です。
────────────
コードトーンを意識すると
より歌ってる感じになる
────────────
コードトーンとは、各コードの
1度、3度、5度、7度の音のことです。
C△7ではCEGB
Dm7ではDFAC
Em7ではEGBD
F△7ではFACE
がコードトーンになります。
C△7/Dm7/Em7/F△7というコード進行が
あったとき、
各コードでコードトーンを多めに使用して
あげると、より音がコードに馴染んでる
”歌ってる感じ”が出るのです。
譜例.2
https://00m.in/ASmHQ
弾いてみるとわかると
思いますが、
譜例1よりもメロディアスに
響くと思います。
イドフリミエロで同じCDEFGABCが
各コードのルートから並べ替えられていると、
こうしてコードトーンを
意識することができ、より先述した
「スケール一発で弾く」よりも、旋律的な
表現ができるんです。
使えるスケールがCDEFGABCであっても
先人が全部CDEFGABCで表記しないのは
こうした狙いもあるかもしれないですね。
もっとも
C△7/Dm7/Em7/F△7
という進行で
CDEFGABCだけでランダムで弾いても
各コードでコードトーンを意識しても
「表現」するという観点では印象が
変わるだけなので、その曲の雰囲気に
合ったアプローチができればそれでいいのですが、
イドフリミエロも、コードトーンも
表現するうえでのひとつの手段として
捉えていただければと思います。
__________
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もしここまでの内容に興味を持っていただけたら
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■「コードトーン」と「スケール」の違いを
ベーシスト向けにやさしく解説しました!
https://www.youtube.com/watch?v=mOUzcTF32yg
「スケール」と「コードトーン」の違い
について、ベーシスト視点で解説しました。
ここまでの内容がさらに深く理解でき、
音楽理論に強くなると思います。
ということで、今日は、
「イドフリミエロ」に関するご質問に
お答えします
という内容のメルマガをお届けしました。
ちょっと難しかったかもしれませんが、
日々の皆さんの練習のヒントになれば幸いです^^
__________
ご質問フォーム作りました
__________
ご質問にはいつでも大歓迎です。
レッスンを受けてくださる方が
優先のため個別の対応は行っておりませんが、
質問内容次第では、こうしてメルマガの
配信で取り上げさせていただきますので、
お気軽にご質問ください^^
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お読みいただきありがとうございました。
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【編集後記】
最近、「筋膜リリース」にハマってます。
去年の秋頃は筋トレ、冬はストレッチに
ハマりましたが、「筋膜リリース」は
とにかくほぐれて気持ちがいいので、
よく家やジムでYoutube講師の解説を見ながら
ゴロゴロやってます^^
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