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【練習のヒント】〜ウォーキングベース教室不定期配信メルマガ〜

アドリブソロをするとき、経験者には何が見えているか

2022年05月09日

こんばんは。

ベース講師の星野徹です。

今日は、ご質問にお答えする形の
メルマガになります。

ご質問の内容はこちら。

__________

アドリブソロを練習中です。上手い方々は
弾くべき場所がポツポツと
見えていると聞きました。

アドリブをする時ベースの場合、一つのコードで
4弦のルート音からどのぐらいの範囲(フレットの数)
まで見えているのでしょうか?

__________

というご質問ですね。

要約すると、

例えば「C」というコードがあったときに
3弦3フレットのCのルート音を想定したとすると

3弦5フレが見えなきゃいけないのかな
2弦2フレが見えなきゃいけないのかな
2弦3フレが見えなきゃいけないのかな

そもそもこんな感じで
見えてるべきなのかな
どうなんだろう?という疑問
だと思います。


それで、私の場合ですが、
指板の範囲やフレット数よりも
1つのコードを見たときに、
「コードトーン」と「音名」
が見えることを意識しています。

指板で音を覚えることも大事なのですが、
そうなると結局、

ドレミファソラシドで上がっていって
ドシラソファミレドで下がってくるような

同じ経路でしか弾けない、
「手グセ一辺倒」になりがちです。

そうならないために個人的に
意識しているのが
先に挙げた
「コードトーン」と「音名」です。



━━━━━━━━━━━━━━━
音名で見る
━━━━━━━━━━━━━━━

Cというコードがあったときに
CDEFGABの音が使えます(キーCの場合)

このとき

|●| |●|●|
|●|●| |●|
| |●| |●|

↑こういう「指板の形」でなく、
「CDEFGAB」という音名が先に出てくる
ようにしています。


もっというと、

”音名が先に出てきて
それから指板の位置に結びつく”

そんなイメージです。

音名が先に頭の中で連想できることで

1弦5フレ
2弦8フレ
3弦3フレ
4弦10フレ

と、Cのルートの位置が変わっても
最終的に対応がしやすくなります。




━━━━━━━━━━━━━━━
コードトーン
━━━━━━━━━━━━━━━

CならC(ルート)E(3度)G(5度)
DmならD(ルート)F(3度)A(5度)

がコードトーンです。

フレーズやベースラインを弾く上でも
とくに重要な音です。

初心者の方によくあるのが、
Cというコードがあったら
C音からフレーズを開始する

Dmというコードがあったら
D音からフレーズを開始する

というケース。

ただこれだと、「ベースラインの延長」
みたいな感じにもなりかねないです。

Cというコードが出てきたら
ルートと同じくらいのレベルで
E音が見えるか

Dmというコードが出てきたら
ルートと同じくらいのレベルで
A音が見えるか

この感覚がすごい大事です。

ここは鍛錬するしかないですが、

じゃあこの

コードを見てパッと頭の中で
コードトーンが連想できるようになるには
どうすればいいの?

という方に向けた、

と〜ても気の利いたトレーニング動画を
作ってあります。

この記事では最後に
その動画のご紹介をさせていただきますが、

その前に最後に
お知らせだけさせてください。



__________


<月イチセミナーのお知らせ>

日時:5月15日(日)15時

ジャズのベースラインや
アドリブ演奏の組み立て方に
関しての月イチセミナーをやってます。

今月は、ジャズ・スタンダードの
「But not for me」のコード進行で使える
ベースソロの組み立て方を、

ジャズの巨匠、Paul Chambers氏の
アプローチを
参考に解説していくという内容です。

アーカイブも残しますので、
リアルタイムで参加できない方も
ご参加可能です。

■詳細はこちら
https://note.com/toru0113/n/nb25f4452ae45



<JAZZ生演奏のお知らせ>

日時:5月17日(火)20時〜23時

毎月恒例のギターとウッドベースで
行う生演奏ライブ。洋楽のカヴァーから
ジャズ・スタンダードまで盛りだくさんで
行います。

アットホームなパブリックバーで
初心者の方でも入店しやすいお店です。

■詳細はこちら
https://basslesson.toruhoshino.com/live/





<新しいオンライン教材をリリースします>

日時:6月5日

1年掛けて作りました。

ウッドベース、アップライトベース
初心者の方が、ゼロから練習して
弾けるようになるオンライン教材。

近くなったらまた告知します。

お楽しみに^^

__________


ということで、最後に
頭の中でコードトーンを
トレーニングできる動画を
ご紹介します。

再生すると自動的にコードバッキングが流れ
3度、5度など度数が指定されます。

頭の中で瞬時にコードトーンを
連想できるようにするためにとても
効果的な練習です。

コメント欄でも、お役に立ったという
コメントをたくさん頂いてますので
ぜひお役立てください^^

■【毎日7分】徹底的にコードトーン弾きまくって
アドリブ脳を鍛える練習(キーC編)
https://www.youtube.com/watch?v=Klg77RVP8Bo

本日も最後まで
お読みいただきありがとうございました。


____________

【編集後記】

先日、練習会の参加者さんたちと
人生初のオンライン呑みをしました。

今はもう友達とリアルに会えるように
なりましたけど、

日本各地にいるベーシストさんと
酔っぱらいながら音楽談義ができて
とても充実したひとときでした^^


ベース講師 星野徹
東京都新宿区喜久井町37−1

■個別レッスンは、対面、オンライン、
フレックスタイムの3種類に対応しています。
ご依頼はこちらまで。
https://basslesson.toruhoshino.com/basslesson/


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