アドリブソロのヒント。「モーダル」と「コーダル」について
2022年08月23日
こんばんは。
ベース講師の星野徹です。
本日のメルマガは、
アドリブソロのヒント。
「モーダル」と「コーダル」について
ということで、
ジャズのコード進行でアドリブソロを
するうえでの考え方において
最近レッスンでよくお話した内容を
お伝えします。
ソロを演奏する上での
表現方法として私自身大切にしている
考え方のひとつで、皆さんにシェア
できればと思います。
先に1点お知らせです。
__________
<WOODFLIX第二期生さんの
募集がはじまります>
ウッドベース、アップライトベースが
1年後に弾けるようになる!
をコンセプトに作成されたオンラインスクール
「WOODFLIX」第二期生さんの募集が
9月4日からはじまります。
詳細はまた追ってご連絡します。
それでは本題です。
__________
モーダルとコーダル
__________
アドリブソロを
演奏するうえでの表現方法として、
「モーダル」なアプローチと、
「コ−ダル」なアプローチが
あると考えています。
コーダルっていうのは、コードを
意識したアプローチのこと。
Em7 A7/Dm7 G7/C△7
という進行だったら、
GEDC C#EGB♭/AFDC BDFD#/E
みたいなコードトーンを多用した
フレーズを使ったアプローチです。
※文字で書くと超ややこしいので
よかったら実際に弾いてみてください^^
対しモーダルっていうのは、
コードをそこまで意識せず、
スケールだけで演奏するアプローチのこと。
Em7 A7/Dm7 G7/C△7
という進行でも、コードはそんなに
気にせずに、
CDEFGABC CBAGFEDC
CEGBDCBAGFDE…
みたいな感じで、この場合は
Cのメジャースケールだけで
動くようなアプローチです。
「コーダル」の方が、
「コードに沿う」っていう
制約があるので、
やることは明確な分、
”目的の位置に正確な
タイミングで音を置く”
という意味では
難易度は高いです。
ただ、「モーダル」の方が、
「コードに沿う」っていう
制約がないので、
コードを気にしなくていい分、
「自由に弾いてね〜」感が強いので
「制約がないので何をやっていいか
わかんないです」
という方が多いです。
__________
モーダルが似合うか
コーダルが似合うか
__________
アドリブの演奏をするうえで、
楽曲に対し、
モーダルが似合うか
コーダルが似合うか
の視点で臨むことは多いです。
具体的な曲名を挙げると
・Confirmation
・Ornithlogy
・Billie’s bounce
などはコーダルのアプローチで臨むことが
多いし
・Fly me to the moon
・Someday my Prince will come
・Black Orpheus
なんかはわりとモーダルの
アプローチで臨むことが
多いです。
なぜこれらの曲がコーダルが合うか
モーダルが合うか、
ひとことでいうと、
「曲の雰囲気に合うから」です。
ただ、後者の曲たちも、
あまりにもモーダルすぎる
アプローチは、
スケールをいったりきたり
いったりきたりいったりきたり…
となってるだけだと
収集がつかなくなってしまうので
例えばフレーズの終わりはコードトーンに
着地してあげるなど、要所でコーダルな
考え方は必要です。
つまり結論をいうと、
モーダルとコーダルのアプローチを、
バランス良く演奏に取り入れて
いくといいよ〜
という締めになります。
ただ、
「なるほど、そうか、やってみます!」
ですぐできるものではなく、
思い通りに即興でコーダルとモーダルを
意識しながら演奏できるようにするなんていうのは
長年の歳月が掛かりますし、私もこれは
今も練習中の身なのですが、
こうした表現の違いを知っておくだけでも
ソロを演奏するうえでは
とても役立つと思いますので
この度言語化させていただきました。
__________
最後に、コーダルとモーダルを
より深く理解できる動画を
紹介します。
__________
最後に、コーダルとモーダルを
より深く理解できる動画を
紹介します。
今回のメルマガのお話を
更に深く理解したい方は
重ねてご覧いただければ嬉しいです。
・コーダルについての動画
https://www.youtube.com/watch?v=r2Rz7411e2U
動画内で、「コーダルっていうのは
こういうことですよ」とは言ってませんが
コードに沿ったアプローチをしているという
点で、今回のお話と関連性が高いです。
・モーダルについての動画
https://www.youtube.com/watch?v=OFB54a2XKgM
同じく動画内で、「モーダルっていうのは
こういうことですよ」とはいってませんが
”コードを気にせずスケール一発で動く”
についてお伝えしており、今回のお話と
関連性が高いです。
ということで、今日はちょっと
難しい内容でしたが、
よりアドリブ演奏を楽しんで
いただくための、ご参考になれば嬉しいです。
本日も最後まで
お読みいただきありがとうございました。
【編集後記】
最近、Huluで「銭ゲバ」という
ドラマを見ています。
ガラケーが出てくるんで
ちょっと前の作品みたいですが、
おもしろいです。
松山ケンイチさんの
演技がいいですね〜(^^)
ベース講師 星野徹
東京都新宿区喜久井町37−1
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ベース講師の星野徹です。
本日のメルマガは、
アドリブソロのヒント。
「モーダル」と「コーダル」について
ということで、
ジャズのコード進行でアドリブソロを
するうえでの考え方において
最近レッスンでよくお話した内容を
お伝えします。
ソロを演奏する上での
表現方法として私自身大切にしている
考え方のひとつで、皆さんにシェア
できればと思います。
先に1点お知らせです。
__________
<WOODFLIX第二期生さんの
募集がはじまります>
ウッドベース、アップライトベースが
1年後に弾けるようになる!
をコンセプトに作成されたオンラインスクール
「WOODFLIX」第二期生さんの募集が
9月4日からはじまります。
詳細はまた追ってご連絡します。
それでは本題です。
__________
モーダルとコーダル
__________
アドリブソロを
演奏するうえでの表現方法として、
「モーダル」なアプローチと、
「コ−ダル」なアプローチが
あると考えています。
コーダルっていうのは、コードを
意識したアプローチのこと。
Em7 A7/Dm7 G7/C△7
という進行だったら、
GEDC C#EGB♭/AFDC BDFD#/E
みたいなコードトーンを多用した
フレーズを使ったアプローチです。
※文字で書くと超ややこしいので
よかったら実際に弾いてみてください^^
対しモーダルっていうのは、
コードをそこまで意識せず、
スケールだけで演奏するアプローチのこと。
Em7 A7/Dm7 G7/C△7
という進行でも、コードはそんなに
気にせずに、
CDEFGABC CBAGFEDC
CEGBDCBAGFDE…
みたいな感じで、この場合は
Cのメジャースケールだけで
動くようなアプローチです。
「コーダル」の方が、
「コードに沿う」っていう
制約があるので、
やることは明確な分、
”目的の位置に正確な
タイミングで音を置く”
という意味では
難易度は高いです。
ただ、「モーダル」の方が、
「コードに沿う」っていう
制約がないので、
コードを気にしなくていい分、
「自由に弾いてね〜」感が強いので
「制約がないので何をやっていいか
わかんないです」
という方が多いです。
__________
モーダルが似合うか
コーダルが似合うか
__________
アドリブの演奏をするうえで、
楽曲に対し、
モーダルが似合うか
コーダルが似合うか
の視点で臨むことは多いです。
具体的な曲名を挙げると
・Confirmation
・Ornithlogy
・Billie’s bounce
などはコーダルのアプローチで臨むことが
多いし
・Fly me to the moon
・Someday my Prince will come
・Black Orpheus
なんかはわりとモーダルの
アプローチで臨むことが
多いです。
なぜこれらの曲がコーダルが合うか
モーダルが合うか、
ひとことでいうと、
「曲の雰囲気に合うから」です。
ただ、後者の曲たちも、
あまりにもモーダルすぎる
アプローチは、
スケールをいったりきたり
いったりきたりいったりきたり…
となってるだけだと
収集がつかなくなってしまうので
例えばフレーズの終わりはコードトーンに
着地してあげるなど、要所でコーダルな
考え方は必要です。
つまり結論をいうと、
モーダルとコーダルのアプローチを、
バランス良く演奏に取り入れて
いくといいよ〜
という締めになります。
ただ、
「なるほど、そうか、やってみます!」
ですぐできるものではなく、
思い通りに即興でコーダルとモーダルを
意識しながら演奏できるようにするなんていうのは
長年の歳月が掛かりますし、私もこれは
今も練習中の身なのですが、
こうした表現の違いを知っておくだけでも
ソロを演奏するうえでは
とても役立つと思いますので
この度言語化させていただきました。
__________
最後に、コーダルとモーダルを
より深く理解できる動画を
紹介します。
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最後に、コーダルとモーダルを
より深く理解できる動画を
紹介します。
今回のメルマガのお話を
更に深く理解したい方は
重ねてご覧いただければ嬉しいです。
・コーダルについての動画
https://www.youtube.com/watch?v=r2Rz7411e2U
動画内で、「コーダルっていうのは
こういうことですよ」とは言ってませんが
コードに沿ったアプローチをしているという
点で、今回のお話と関連性が高いです。
・モーダルについての動画
https://www.youtube.com/watch?v=OFB54a2XKgM
同じく動画内で、「モーダルっていうのは
こういうことですよ」とはいってませんが
”コードを気にせずスケール一発で動く”
についてお伝えしており、今回のお話と
関連性が高いです。
ということで、今日はちょっと
難しい内容でしたが、
よりアドリブ演奏を楽しんで
いただくための、ご参考になれば嬉しいです。
本日も最後まで
お読みいただきありがとうございました。
【編集後記】
最近、Huluで「銭ゲバ」という
ドラマを見ています。
ガラケーが出てくるんで
ちょっと前の作品みたいですが、
おもしろいです。
松山ケンイチさんの
演技がいいですね〜(^^)
ベース講師 星野徹
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