JAZZセッション1日目でセッションに挑戦した男
2024年05月06日
こんばんは。
ベース講師の星野徹です。
GWも最終日になりましたね。
休日モードの方も多いと思いますので、
今日は、昔書いてたブログから
なんだかエモエモな記事を見つけたので
JAZZセッション1日目で
セッションに挑戦した男
という内容で、7年くらい前に書いた
ブログの内容をちょっとアレンジして
皆様にご紹介しようと思います。
今後セッションにご参加されたい方は
「そんな人もいるんだ、へえ〜」
と、参考にならないかもしれないけど
何かのきっかけになればと思います^^
__________
以下、記事より引用
__________
場所は近所のとあるバー。
私は一人でお酒を飲みながら
漫画を読んでいました。
と、カウンターにひとりの
若い男子が座っていました。
若い男子「何読んでいるんですか?」
僕「あ、これですか?『坂道のアポロン』
っていう漫画です。ご存じですか?」
若い男子「あ、いや、わからないです」
僕「jazzがテーマの漫画なんですよ。
知ってます?jazzって」
若い男子「へー!知ってます!
すっげーかっこいいですよね!じゃず」
僕(食いつきがいいなあ。
女子ならよかったのに)
僕「あ、もう読み終わったし、
良かったら、読みますか?」
若い男子「へーいいんですか?やったあ!
実は僕も音楽やっているんです。
ギターボーカルやってて、
沖縄から出てきたんです。
春から都内の音楽専門学校に
通うことになってるんですよ」
僕「マジですか?
すっげー気合入ってんなあ」
その後、僕達は意気投合し、話を続けました。
近所だったので、帰り際に僕の家に寄って、
坂道のアポロン全10巻(くらい?)を貸して、
別れました。
__________
翌日昼
__________
若い男子「とーるさん!坂道の
アポロン全部読み終わりました!
めっちゃおもしろいっすね^^
これから返しにいきますね!」
僕「はやっ!もう読み終わったんかいΣ(゚Д゚)
その後、少年が遊びに来ました。
若い男子「いやあ、白熱しましたよぉ!
泣いちゃいました!
で、漫画に出てきた曲を色々検索してたら、
実在する曲だったんですね。
色々調べて聴いてみました。
『モーニン』とか
『ララバイオブバードランド』とか。かっこいい!」
僕「お、ジャズ興味もったかい?いいねえ」
若い男子「他にどんなのがあるんですか?」
僕「じゃあ、色々教えてあげよう」
マイルス・デイヴィス、
チャーリーパーカー、
ビル・エヴァンス、
ジョン・コルトレーン、
バド・パウエル、
キース・ジャレット。
あとはギターやっているんだったら、
ウェスモンゴメリー、
ジョー・パス、
ジム・ホール、
ジョージ・ベンソン。
いっぱいメモに書いて渡しました。
僕「そうだ、『セッション』って知ってるかい?」
若い男子「なんですか、それは」
僕「楽器がデキる人が、
みんなで楽器を持ち寄って、
『はじめまして』で即興で音楽を合わせるんだ。
ジャズには定番の文化なんよ」
若い男子「まじっすかー!?かっこいい!」
僕「明日、セッションがあって、
俺ベースで伴奏の
仕事するんだけど、来るかい?」
若い男子「いきます!!」
ノリノリの少年だなあ。
こんなに躊躇いもなくセッションに
「行きます!」っていった人、初めてかも。
__________
更に翌日。
__________
2月18日、武蔵境フォンタナでの
ジャムセッションでした。
6時半に駅で待ち合わせて、
2人で現地に向かいました。
僕「ジャズ、弾いたことある?」
若い男子「ないっす。だけど、今日、
『ブルースペンタトニック』っていうの、
練習しました^^」
僕「へ、へえ。」
ジャズ歴1日かあ。
なんか、いい響だな。
僕は何日ジャズをやったか。
もう2000日は超えているか。
でも、クリスチャン・マクブライドだって
アビシャイ・コーヘンだって
ポール・チェンバースだって
やっぱりジャズ歴1日の日があったんだよなあ。
会場に到着し、メンバーに紹介。
若い男子「沖縄からプロを
目指してきた青年です。
ジャズ歴1日です。」
みんなびっくり。
「とりあえず、何やる?」
「Fのブルースでいきましょう。
アドリブだけ弾いてね。
ここだけ押さえとけばなんとかなるから。」
演奏の内容は、本当にジャズ歴1日の人。
だけど、笑顔で楽しそうに、
ギターを弾いていました。
初めてセッションに行った日。
僕は緊張と冷や汗でガッチガチだったんだけどな。
将来、すっげー奴になるのかな?
久しぶりに、誰かに対して、
そんなふうに思いました。
夜風の寒い、2月でした。
帰りに2人でラーメンを食べにいきました。
「あ、お代は…」
「いいって別に。来てくれたんだし、奢るよ。」
「悪いですよ~」
「その代わり、初ライブ決まったら教えてくれよ、
しっかりと自分が納得できるいいバンドを組んで、
いい曲を作って」
「わかりました!ありがとうございます!」
いつの間にか、自分もこんなことを
いうようになってしまった。
その分、がんばらなきゃ。
__________
という内容でした。
もう何年も経ってあの若い男の子の
顔も名前も覚えてないけど、
今たぶん27歳くらいで
沖縄出身のシンガーソングライターがいたら
たぶんその男の子だと思って、
応援しようと思います^^
ということで本日は
JAZZセッション1日目で
セッションに挑戦した男
という内容のメルマガをお届けしました。
連休が明けますが
皆様引き続き充実した音楽ライフをお過ごしください。
最後に1点お知らせです。
────────────
Jazz Bass Learning第四期生募集
5月15日から25日まで
────────────
来週から募集開始です!
1日30分の練習で1年後にセッションデビュー!
をコンセプトに作成された人気の講座、
Jazz Bass Learningの四期レッスン生募集が
5月15日からスタートします。
■詳細はこちら
https://note.com/toru0113/n/n08f92de08ac2
新たに受講者様の声を追加しました。
受講ご検討の方は
参考にされてみてください。
本日もお読みいただき、
ありがとうございます!
【編集後記】
親族の祝いでGW最終日は新潟で
過ごしてきました。
観光はできませんでしたが、
高校生の頃バイトしたお金をためて
古町(新潟市内の中心街)に
よく遊びに行ってたのを思い出しました。
ベース講師 星野徹
東京都新宿区喜久井町37−1
■毎日受けられるウッドベースの
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GWも最終日になりましたね。
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今日は、昔書いてたブログから
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という内容で、7年くらい前に書いた
ブログの内容をちょっとアレンジして
皆様にご紹介しようと思います。
今後セッションにご参加されたい方は
「そんな人もいるんだ、へえ〜」
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__________
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__________
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漫画を読んでいました。
と、カウンターにひとりの
若い男子が座っていました。
若い男子「何読んでいるんですか?」
僕「あ、これですか?『坂道のアポロン』
っていう漫画です。ご存じですか?」
若い男子「あ、いや、わからないです」
僕「jazzがテーマの漫画なんですよ。
知ってます?jazzって」
若い男子「へー!知ってます!
すっげーかっこいいですよね!じゃず」
僕(食いつきがいいなあ。
女子ならよかったのに)
僕「あ、もう読み終わったし、
良かったら、読みますか?」
若い男子「へーいいんですか?やったあ!
実は僕も音楽やっているんです。
ギターボーカルやってて、
沖縄から出てきたんです。
春から都内の音楽専門学校に
通うことになってるんですよ」
僕「マジですか?
すっげー気合入ってんなあ」
その後、僕達は意気投合し、話を続けました。
近所だったので、帰り際に僕の家に寄って、
坂道のアポロン全10巻(くらい?)を貸して、
別れました。
__________
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アポロン全部読み終わりました!
めっちゃおもしろいっすね^^
これから返しにいきますね!」
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その後、少年が遊びに来ました。
若い男子「いやあ、白熱しましたよぉ!
泣いちゃいました!
で、漫画に出てきた曲を色々検索してたら、
実在する曲だったんですね。
色々調べて聴いてみました。
『モーニン』とか
『ララバイオブバードランド』とか。かっこいい!」
僕「お、ジャズ興味もったかい?いいねえ」
若い男子「他にどんなのがあるんですか?」
僕「じゃあ、色々教えてあげよう」
マイルス・デイヴィス、
チャーリーパーカー、
ビル・エヴァンス、
ジョン・コルトレーン、
バド・パウエル、
キース・ジャレット。
あとはギターやっているんだったら、
ウェスモンゴメリー、
ジョー・パス、
ジム・ホール、
ジョージ・ベンソン。
いっぱいメモに書いて渡しました。
僕「そうだ、『セッション』って知ってるかい?」
若い男子「なんですか、それは」
僕「楽器がデキる人が、
みんなで楽器を持ち寄って、
『はじめまして』で即興で音楽を合わせるんだ。
ジャズには定番の文化なんよ」
若い男子「まじっすかー!?かっこいい!」
僕「明日、セッションがあって、
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仕事するんだけど、来るかい?」
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会場に到着し、メンバーに紹介。
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目指してきた青年です。
ジャズ歴1日です。」
みんなびっくり。
「とりあえず、何やる?」
「Fのブルースでいきましょう。
アドリブだけ弾いてね。
ここだけ押さえとけばなんとかなるから。」
演奏の内容は、本当にジャズ歴1日の人。
だけど、笑顔で楽しそうに、
ギターを弾いていました。
初めてセッションに行った日。
僕は緊張と冷や汗でガッチガチだったんだけどな。
将来、すっげー奴になるのかな?
久しぶりに、誰かに対して、
そんなふうに思いました。
夜風の寒い、2月でした。
帰りに2人でラーメンを食べにいきました。
「あ、お代は…」
「いいって別に。来てくれたんだし、奢るよ。」
「悪いですよ~」
「その代わり、初ライブ決まったら教えてくれよ、
しっかりと自分が納得できるいいバンドを組んで、
いい曲を作って」
「わかりました!ありがとうございます!」
いつの間にか、自分もこんなことを
いうようになってしまった。
その分、がんばらなきゃ。
__________
という内容でした。
もう何年も経ってあの若い男の子の
顔も名前も覚えてないけど、
今たぶん27歳くらいで
沖縄出身のシンガーソングライターがいたら
たぶんその男の子だと思って、
応援しようと思います^^
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ありがとうございます!
【編集後記】
親族の祝いでGW最終日は新潟で
過ごしてきました。
観光はできませんでしたが、
高校生の頃バイトしたお金をためて
古町(新潟市内の中心街)に
よく遊びに行ってたのを思い出しました。
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