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片野賢二

人生(勝負)とはけっしてあきらめないこと!!

2018年10月04日



おはようございます。

卓球雑誌に14年間巻頭言を書いてきました。
その中の一つを紹介させていただきます。

書いたのは、7年前になりますが、記事自体を書いたの
は、平成5年になります。
古い記事になりますが、何かあなたのお役にたてればと
思います。

2011年11月17日の記事より


3年前の第24回全国中学校卓球大会(会場・奈良市)で
3位に入った木方慎之介選手(当時・中野7中、現・協和
発酵キリン)。

このとき、優勝したのは郡司俊彦選手(のちに宮崎工)で、
2位は真田浩二選手(のちに愛工大名電)でした。

大会のレベルが高かったことを思い出します。

話は変わりますが、

40年間の取材生活で、その地の名所や旧跡を回るというこ
とはほとんでありませんでした。

奈良といえば、かつての都になります。

京都が好き、あるいは奈良が好き、両方好き、とい人もいる
でしょうが、私はどちらかと言えば古い感じがする奈良の方
がいいかもしれません。

それでも大好きな神社や仏閣を回ることはありませんでした
が。



それは置いといて、昨日、某テレビ局が橿原神宮を取り上げ
ていました。

伊勢神宮とは違った趣きに、早いうちに行きたいなと思った
ことはもちろんです。

その後のコーナーでは、長野県の安曇野が紹介されました。

わさび畑の後、山の中を車で50分。

自然の中に佇む温泉旅館が紹介されました。

外国人も絶賛という美宿で、部屋の中からその自然を堪能で
きるように窓ガラスが絵画風に工夫され、改めて自然の美し
さを見ることができます。

また、癒されるような照明の演出も見事という感じでした。


早速、家人は来年の予約を入れました。


話は戻ります。

全中からの帰り際に奈良駅で木方選手と、コーチとして付き
添っていた片岡さん(当時・ウイニングジュニア監督)と話
をする機会がありました。

片岡さんは、「高校に行ってからも頑張ると思いますので、
ニッタクニュース(卓球雑誌)で取り上げて下さい」とおっ
しゃっいました。

翌年、木方選手は東京の名門チームである実践学園に進学し
ます。

実践学園で名伯楽として知られている小曽根克美監督の指導
を受け、力をつけていくことになります。

また、OBの永野兼之先生が明大を卒業し、同時に卓球部の
面倒を見ることになったことも大きく、更に同期には長尾健
太郎選手といういうよきライバルがいたこともプラスになり
ました。

全国中学校大会から3年。

第65回全国高校卓球選手権大会(インターハイ)は、甲府
市で開催され、彼は日本一になりました。

「先生(小曽根監督)にとって最後のインターハイでしたか
ら、そこで優勝することができ、本当に嬉しいです」

と木方選手。

小曽根先生は、この年のインターハイを最後に卓球部の顧問
を離れ、永野先生が受け継ぎました。

今度は、永野先生が第二、第三の木方選手を育てることにな
るでしょう。

ところで、同校はこれまで何度も全国優勝のチャンスがあり
ながら、涙を飲んできました。それが最後の最後(31年目
にして)に優勝することができたわけですから、人生(勝負)
とはけっして諦めてはいけないということですね。

※同僚だった長尾健太郎さんは、現在八王子市で八王子卓球
センターを経営し、子供たちの指導をしています。
また、私が出版するラージボール「上達への道」という書籍
のモデル選手として協力してくれました。

発売は11月初旬。
発行はベースボールマガジン社になります。

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