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片野賢二

アドラーの目的論を考察する!

2024年03月29日

片野賢二のメールマガジン
2024.3.29(金)vol.216

62歳で定年して8年。
現在70歳になる、
日本一12回獲得している
メンタルコーチの片野です。

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~~~~~~~~~~~~~~

小学校時代の僕は、
授業中、先生に質問されたとき、
「はいッ」と手をあげた記憶が
ありません。


答えが分からないから、
間違っていたら恥ずかしいから、
自分がバカだということを

知られたくないからという
ことでした。


同級生はみんな知ってましたが。


僕と同じような経験をした人が
いるかもしれません。
いないかもしれません。


僕は親父が小3の時に亡くなり、
育った環境が悪かったので、
頭が悪かったんだ、
と長い間思ってました。


環境のせいで、
勉強しないという方法を選んだのは
僕自身なので、


環境のせいではない、ということを
理解できたのは最近のことです。


随分長い間かかりました。


一つには、
環境のせいにした方が楽だから
ということがあります。


心の弱い少年だったということに
なります。


昨年は、
アドラーの書籍を数冊読みました。


心理学やメンタルを学んでる人は
読む機会が多いと思いますが、


アドラーには、「目的論」という
有名な考え方があります。


先ほどの手をあげないという
ことを考えると、


「何らかの目的があって、
 自分で手をあげないという
 ことを選択してるわけです」


これを目的論という考え方で、
行動の目的がどこにあるのか?
ということです。


例えば、
知ってても「答えを言わない」という
ことは、過去の経験から「言わない」
のではなく、


「周りの人から笑われたくない」
「バカにされたくない」
という目的から


「手をあげない」という行動に
出ているかもしれません。


答えを知ってる場合の話で、
知らなければ手は上げられない
ですが。


あるいは、
「面倒くさい」という目的の人も
いるかもしれません。
僕はこっちの方だったかも…。


アドラー心理学は、
遺伝や環境はあくまできっかけに
過ぎず、その性格を選択したのは
本人だ、ということです。


70歳になる僕が、
今小学生に戻れたら、
めちゃくちゃ勉強すると
思います。


現実にはそれはできないので、
今してることは、
小学校時代にまったく勉強しなかった
穴を埋めているということです。


=================

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