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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2018年8月号

こんにちは！豊永よしこです。
今年は酷暑の上に、水害も多くの地区で起こっていますが
お住いの地域は大丈夫でしょうか？
被害に遭われた方に一日も早く平穏な暮らしが戻りますことを
お祈りします。

千葉は幸いにもただただ暑いのみで、教室の地域の
水害はありませんでした。
昔は最寄りのバス停のあたりの低い土地では
水害があったようですが、今は昔の方の努力のお陰で無事過ごせています(^^)

まだまだ続く長い夏、体調に気を付けて過ごしたいと思います。
では今月もよろしくお願いいたします！


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【今月のメニュー】
１．最近の教室から～2つのイベントを開催します！
２．注目のブログ記事
３．コンサート情報
４．今月のおススメ動画
６．今月のおススメの本
５．教室で使用している教材を公開します。


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【最近の教室から～】
昨日ブログでもお知らせしましたが、8月、9月と2つのイベントを開催します。


１．8月12日(日）大阪出張レッスン
直前の告知になってしまいましたが、大阪でレッスンを行います。

レッスン内容は生徒さんの興味のあるものを中心に進めていきます。
演奏の超基礎の身体の使い方から、曲の吹き方の練習、苦手分野（タンギング、指の動き、音色、発音、高音、音程等）の
練習方法、身体の故障の予防方法、バテ対策、本番対策などなど、気になることで
ここぞとばかりに(笑)レッスンを受けてみてください。

疑問質問にもお答えします。周りに言われて試しているけどイマイチ効果がない事や
練習しているけれど行き詰っている事、ネットや私のブログを読んでわからなかったこと等
何でもご質問ください。

今回は初開催なので、教室の単発レッスンの料金で出張料、スタジオ代はサービスさせていただきます。
1枠1時間20分を個人レッスンやお友達同士（2人まで）で受けることが出来ます。

1人ではちょっと敷居が高く感じる方は、お友達2人でグループレッスン形式で受けたり、お2人で予約して
1人40分ずつ個人レッスンを受けることもできます。

現在、午前中の枠はご予約が入っていて
午後の2枠が空いています。夕方以降は枠を作っていませんが
ご希望の方はお気軽にご相談ください。

大阪出張レッスンに関するブログ記事はこちら。
http://clarinet.blog.jp/archives/27747878.html
ここから詳細＆お申込みページに飛べます。



２．9月29日（土）金管木管奏者のためのアレクサンダーテクニーク
こちらも教室初！金管のアレクサンダーテクニークの先生とのコラボ講座です。
部活や楽団で指導されているけれど、その通り演奏しても上手くいかない
イマイチ腑に落ちない、本当に効果があるのか知りたい、身体の使い方や考え方をもっと知りたい方
バテやパワー不足で困っている方、指が動かない、すぐ疲れてしまう方
また、ちょっとだけアレクサンダーテクニークのレッスンを受けてみたいという方におススメしたいと思います。

講師はトランペットを演奏されるAT教師のサトウトクヤ先生です。
私と同じ時期に卒業された、研究熱心で生徒思いの先生です。そして私です。

トランペットやクラリネットだけでなく、他の木管楽器、金管楽器の方、多くの方に来ていただきたいと思っています。
他の楽器の方の様子を見て、自分の楽器との違いや共通点を考えてみるのも演奏すると同じぐらい勉強になります。

昨日告知をしましたが、ありがたいことに早速2名のご予約がありました。
（あと8名入ることが可能です。）

8月29日までにご予約されると割引がある早割、
学割、お友達同士で参加すると割引があるペア割など色々な割引を用意しています。
告知ブログページはこちら。
http://clarinet.blog.jp/archives/27331799.html
こちらから詳細＆お申込みページに飛べます。


どちらのイベントも先着順で受け付け、定員になりましたら締め切らせていただきます。
沢山の方のお申込みお待ちしております！


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『アイヒラーの1ページ目で挫折してしまった方へ贈る、練習のアイデア』
全調クリアできなくても、ポイントを押さえることで
レベルアップすることができます。一番シンプルな「１」を例に
練習のアイデアを書いてみました。
http://clarinet.blog.jp/archives/27318920.html



●『スケールの下行形が走って転んでしまう時の練習法』
ただ機械的にメトロノームで練習するより、
走って転ぶ原因を知ってから練習した方がより効果が出ます。
http://clarinet.blog.jp/archives/27423717.html


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【コンサート情報】

●Japan Friendship Philharmonic『音樂會』

http://orchestra.musicinfo.co.jp/~frndship/index.html

・2018年8月19日(日)13:15開演(12:30開場)
・横浜みなとみらいホール 大ホール

【曲目】
スメタナ：連作交響詩『我が祖国』より「高い城」
レスピーギ：交響的印象『教会のステンドグラス』
チャイコフスキー：交響曲第6番『悲愴』
2018年スペシャルプログラム：
チャイコフスキー：バレエ音楽『くるみ割り人形』より

指揮：高橋 敦

全席指定 ￥2,000
チケット取扱：チケットぴあ
http://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=35150028

横浜みなとみらいホールチケットセンター
http://md.pia.jp/minatomirai/index.jsp

※秋元までご連絡いただけましたらチケット準備します。
acky.c1@gmail.com





※掲載希望の方はメルマガ発行日の前日までにお知らせください。


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【今月のおススメ動画】
今回は間違いが怖くなくなる？！かなりぶっ飛んだ動画です。
まじめに生きている方の怒りに触れてしまうかもしれません。
私も「さすがにこれは…」と受け入れづらかったですが、
かなり突き抜けた考えに降参しました(笑)…閲覧注意です。

●人間ミスするから面白い！
体育大学出身、その後ウェディングプランナー～主婦、現在アーティストとして活動する
椛澤愛さんのインスタライブです。
前職のウェディングプランナーの時の失敗、依頼された作品でしてしまった失敗
なぜ羽生結弦選手の演技を見るのが面白いのか？などの
お話をされています。
https://www.youtube.com/watch?v=SFTW219cKzo&t=90s


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【今月のおススメ本】
●最強の成長術：B.スタルバーグ/D.マグネス
最新の科学に基づく、誰でもどんな状況でも成長する方法が
沢山書かれています。全て楽器の上達に当てはめてみると
かなり参考になると思います。
https://amzn.to/2K1pwA3



●口下手で人見知りですが、誰とでもうちとける方法、ありますか？：高石宏輔
緊張した状態で人と対している時
身体に何が起こっているのか？精神的なアプローチではなく
身体の様子から人との接し方を改善していくという本です。

緊張しているとき、身体に何が起こっているか感じてみる。
アレクサンダーテクニークでは「身体の様子を積極的に感じに行ってはいけない」と
言われているので、正反対のアプローチかと思いましたが
この本で言われているのはただ「感じる」ということでした。「積極的に感じに行く」との違いが分かった1冊でした。
https://amzn.to/2Adf8W6


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【教室で使用している教材を公開します。】
今回はレッスンで使用している教材を書いてみたいと思います。

これから教材を紹介するのに何ですが
はっきり言って「何を使うか」より「どう使っていくか、どう練習していくか」です。

極端な話、手書きでスケールを書いて
効果的に練習すればスケールは事足りますし
曲やエチュードも耳コピして楽譜に起こして吹いてもいいわけです。

たまに教材は良いのに、残念なやり方で練習していたり
教材をクリアすることだけにエネルギーを注いで満足している方もいますが
それだとただ教材がたまってお金が減り、身体が疲れる割には
技術は低空飛行のまま…もったいないと思います。

まあそうは言っても、何を使って練習していいのかわからない、自分のやっている課題はどうなのか？
気になる方もたくさんいらっしゃると思います。
今回はそんな方のために書いていきたいと思います。

教室のレッスンで使う教材とその組み合わせは、生徒さんによって少しずつ違うのですが
よく使うものはこちらです。


【スケール】

・ランスロ：クラリネットの初歩
・アルバート（アルベール）：24のスケール
・アイヒラー：クラリネットスケール
・ディディエ：クラリネットのためのスケール
・イエッテル：クラリネットスケール

小中高生は部活で配られているスケールを使うことも多いです。
1オクターブで全調書かれている課題が多く、1オクターブでは全く足りないとは思うのですが
1オクターブでもつまづいてしまう場合が多いのと、（みんな初心者or初級者なので当然ですが）
まずは学校で与えられているものをクリアし、基礎力＆自信をつけてもらう目的で
少しずつ、全調クリアを目指しています。

また、３Dバンドブックが学校の課題になっていることも多いので、それをやることもあります。
これも使われている音域が狭く、クラリネットの音域が網羅されていない課題ばかりですが、
この課題でつまづいている場合も多いので
まずは学校でやっている課題をきちんと吹けるようにすることを目標にしています。


【エチュード】

・ランスロ：26のエチュード
・ローズ：24のエチュード
・ローズ：32のエチュード
・クローゼ：20のグランドエチュード　など

これらが主に使ってもらっているエチュードです。演奏するとわかりますが、初歩で使うランスロ26のエチュードでも
ごまかしのない演奏を目指すとかなり難しいものです。

これらのエチュードをサラ～っとこなすというよりは
1曲数回のレッスンをかけて仕上げていきます。
場合によっては1曲数か月かかることもありますが、単なるエチュードが曲レベルの作品に仕上がっていく様子を聴かせていただくと
しっかり取り組んでもらって良かったな～と思います。

読譜経験を積むため、色々な曲調に触れるために
一通り吹けたらすぐ次の課題、というレッスンをされている先生も多いようですが
教室に来られる方は、すでに楽団などで沢山の曲を演奏する経験を積んでいることが多いので
沢山の曲に触れるというよりは、じっくりと奏法や音楽的なことにも触れられるペースの方が
良いのではと考えています。

他で習っていてうちにレッスンに来られた方に「どんなエチュードを練習してきましたか？」と伺うと
「一応このエチュード一冊やりました…サラッと通しただけなのでやったと言えるかわかりませんが」と
おっしゃることが多いのです。
そんなお話を聞くたびに、それはちょっともったいないなと思うので
今のような進め方になっています。

このやり方はスケールにも共通します。
もちろんそれは生徒さんの状況や性格に応じてなので、すべての方にじっくりやってもらうわけではありません。
生徒さんの様子を見ながら調整しています。

これよりレベルが高いエチュードが吹ける方には
カバリーニ、ブランク、クローゼなどをやってもらいます。


【教本】

・角田晃　クラリネット教則本

初心者の方には補助的にこの教本を使います。
初心者の方のレッスンは、楽譜を使わない音出しや音階の練習が中心になるので
この教本では楽譜を読む練習や、楽譜を読みながら音を出す練習に使います。
この教材が中～終盤まで進むと、ランスロの「クラリネットの初歩」「２６のエチュード」を
加えていくことが多いです。


【曲】

勉強会や発表会では、基本的に生徒さんのやりたい曲をやってもらっています。
わからないときは、私が生徒さんのやりたい好みをお聞きして
それに合う曲を何曲か提案し、気に入ったものを演奏してもらっています。

受験対策になると、生徒さんのレベルに合わせて入試で使われている曲や、必ずやっておいた方が良い曲から
取り組みます。その時もコンクール等の制限がない場合は、その中で今やりたい曲を
練習してもらっています。

ソロ曲ではなく、その時に部活や楽団で練習している曲を課題にすることも多いです。


クラリネットは曲を吹く以前に、音を出せてある程度満足のいく音につくり上げるまでに
かなりの時間と労力を割く必要がある楽器です。

レッスンは、少しずつキレイに石を積むように課題をクリアしていくイメージがあるかもしれませんが
そういうケースはあまりありません。
エチュードの途中でも、吹けない理由が基礎にあるなら、基礎に戻って練習することも必要だと思います。

ごくたまに順調に進んでいく方もいますが
アマチュアでそのような方は少数派ではないかと思います。

なので教材が進まないということに一喜一憂しなくても良いのではと思います。

それよりも、取り組み方を見直したり、進まないのなら何が足止めしてるのだろう？と
考えながら練習をすると、進まないことが色々なことを教えてくれるかもしれません。

残念ながら上達に近道はありません。アレクサンダーテクニークは上達を助けてくれますが
近道というよりは、道中の邪魔な石をどかして歩きやすくするような役割です。

長い道のりを楽しみながら、自分と相談しながら
先生のナビに助けられながら進んでいくのが一番の早道ではないかなと思います。





【あとがき】

ここまで読んでいただき、ありがとうございました！
7月下旬から急に慌ただしくなり、出来上がるかちょっと心配でしたが
今月号もお届けすることが出来て良かったです(^^)/
次回は9月1日の予定です。


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