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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2018年10月号

こんにちは！豊永よしこです。
千葉は今朝台風一過で晴れ渡っていますが
お住まいの地域はいかがでしょうか？幸いに自宅に被害はありませんでした。

最近、北海道の地震など災害が本当に多くなりました。
日本のあちこちに生徒さんがいらっしゃるので
そのたびに思いを馳せています。
少しでも被害が少ないことをお祈りしています。

では今月もよろしくお願いいたします！


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【今月のメニュー】
１．最近の教室から～グループ講座、終了しました！
２．【新企画】メルマガ限定で質問にお答えします！
３．注目のブログ記事
４．今月のおススメ動画
５．発表会エントリー状況
６. レッスンで大事にしたいこと


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【最近の教室から～グループ講座、終了しました】
一昨日、かねてからお知らせしていました、サトウトクヤ先生とのコラボ企画
「知るだけで演奏が楽しくなる！変わる！心と身体の使いかた講座」が無事終了しました。

今回はクラリネットの方6名、トランペットの方1名の参加者がありました。遠くは岡山から参加された方もいらっしゃいました。
自己紹介の後、まず部活や楽団で習った知識や常識を
本来の心や身体の使いかたの視点から見直してほしいとの考えから、
それらをクイズにして、解答を1つずつ解説していきました。

続いて、アレクサンダーテクニークの基礎的な知識や簡単な実践方法などを
お伝えしました。実践では簡単な動きでアレクサンダーテクニークを体験してもらいましたが
頭が動ける状態と、頭が固定された状態での身体の動かしやすさの違いを感じていらっしゃいました。

サトウトクヤ先生がメインでやってくださいましたが
私も隣で聞いていて、基礎の復習になったり、別の視点の説明が聞けたので
とても面白く勉強になりました。

知識を得た後は実践です。お一人5～10分でしたが、アレクサンダーテクニークの視点からの
楽器のレッスンをさせていただきました。
身体の動くところを復習したり、視界や空間のとらえ方を考えて吹いてもらったり、
本来の身体の仕組みを理解した後に吹いてもらうと、
音量が大きくなったり、音色が変わったり、息がよく通るようになったり、指の感覚が変わったりといった
体験をされていました。練習するのも大事ですが、このようなちょっとしたことで
ガラッと変わるので、やはり演奏に必要な身体の知識や考えかた、アレクサンダーテクニークは役立つなといつも思います。

今回のミニレッスンでは、クラリネットの方は私、トランペットの方はトクヤ先生がメインでレッスンし
最後に一言別の視点からお話していただくいう形にしました。

ミニレッスンというだけに、本当にさわり程度でしたが、それでも１つでも何か持って帰っていただこうと
私たちも集中してレッスンをさせていただきました。
普段このような短いレッスンはほとんどしないので、どんどん時間が押してしまわないかが心配でしたが
要点をお伝えすることに集中して、なんとか時間内に終了することが出来ました。

次回はまだ未定ですが、もっとレッスン時間を増やしたり、1つのテーマに特化したりと
より深く探求できるような内容の講座やワークショップをしていけたらなと思っています。

当日の様子とご感想を載せたブログはこちら
ぜひご覧ください(^^)
http://clarinet.blog.jp/archives/28804906.html


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【メルマガ読者限定で質問にお答えします！】
楽器演奏やアレクサンダーテクニークなどにかかわる疑問質問、楽器やAT以外の個人的な質問など（基本なんでもOKです）を、
メルマガ読者の方限定でお答えしていこうと思います。
私の応えられる範囲、文章力の限界まで使ってお答えしていきます。

お名前は匿名ですが、質問内容はそのまま載せさせていただきます。
質問の際には状況を詳しくお知らせください。
（特に演奏に関するご質問は、漠然としすぎていたり状況報告だけではそれなりのお答えしか回答できません）

以前は突然来る知らない方からの質問に、大量の時間と労力を使い無料で答えていたのですが
こちらの努力にたいしての反応（返信やその後の報告）が超アンバランスなことと(同業者の方には頷いていただけると思いますが）
文章での回答に色々不安と疑問を感じていたため、今はお答えしていません。

ですが、ちょっとひらめいて、メルマガを読んでいる方にはお礼の意味も含めて
質問に答える事をしてみようかなと思い立ちました。

文章の回答でも読んでみたいという方はこちらのメールを返信してご質問ください。
多数の場合はご質問を選ばせていただきます。質問がない場合はお休みです。


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『週末プレイヤーの疲れに…おススメしたい5つの対策』
大人になると練習は週末のみ、でも週末しか吹かないから
意気込んで疲れてしまう、体力が付いていかない…という方へ
疲れの原因と対策を５つ書きました。
http://clarinet.blog.jp/archives/28638955.html

●『小指が動かない原因は別のところに？！小指の動きがうまくいかないとき試したい事』
小指が動かないと小指に集中した練習ばかりしていたり、不器用だから、指が短いからと
あきらめていませんか？小指が動かない原因は別のところにあるかもしれません。
http://clarinet.blog.jp/archives/28632250.html?ref=popular_article&id=7008103-537869


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【今月のおススメ動画】
今回はアレクサンダーテクニーク的視点で見たおススメ動画をご紹介します。

●大谷淳子：Piazzola　Oblivion
数少ないクラリネットのアレクサンダーテクニーク教師で、
スイスで活躍されているクラリネット奏者、大谷淳子さんの演奏です。
会場内を動きながら皆をやさしく巻き込んで演奏している様子は
本番の時の意識の使いかたとして真似できると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=zk3Dj9hax10


●F.エオー：Piazzola　Adios nonino
大谷さんの次に動画が出てきて見たところ、見どころがいっぱいだったのでご紹介します。
世界的に活躍するフランスを代表するクラリネット奏者、フランソワ・エオーの演奏です。
身体の押し下げがなく、微細な動きが出来る状態で演奏できる数少ないソリストのお一人です。
メルマガでも以前、クラリネットのパフォーマンス集団「Les bons becs」で踊りまわる姿をご紹介したことがあります。
楽器を構えて吹くまでの動き、弱音を吹くときの身体の使いかた、息の使いかた
無駄のない指の動き、ダイナミックス、多彩な音色など学ぶべきところが沢山あります。
https://www.youtube.com/watch?v=Jx9MMwaGauw


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【発表会エントリー状況】
11月23日の発表会、その後増えまして9名になりました。
今回は10代～80代の方までが演奏されます。

・ラボー：ソロドコンクール
・メンデルスゾーン：春の歌
・シューマン：3つのロマンスよりⅢ
・クレリス：プロムナード
・ボザ：ファンタジーイタリアンヌ
・シューマン：３つのロマンスよりⅠ
・モーツァルト：クラリネット五重奏曲より第1楽章
・サン＝サーンス：ソナタより第4楽章
・フィンツィ：５つのバガテルより

９月末で〆切りですが、これを読んでやっぱり出たい！という方は
本日中にお知らせください。


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【これからのレッスンでやっていきたいこと】
レッスンは先生によって千差万別。大手教室でもカリキュラムや教材は統一されていても
内容は先生の個性が強く出るのではないでしょうか？

教室にも途切れなく生徒さんが来てくださいます。
歩いて来られる距離の方から、飛行機でいらっしゃる方まで
初心者の方からプロの方まで、10代から80代までの方が来てくださいます。
皆さん期待を持って通ってくださいますし、私もその都度全力でレッスンしていますが
やはり合う合わないはあります。私もうちでない方がいいのではと思うことも時々あります。

今日はこれからのレッスンでやっていきたいことを
書いていきたいと思います。

「うちでしか習えないことを教えたい」
うちでしか習えない事は、やはりアレクサンダーテクニークを取り入れたレッスンだと思っています。
レッスンではそう見える見えないにかかわらず、アレクサンダーテクニークを毎回なにかしら取り入れています。

たとえば生徒さんが「音をもっと響かせたい」という時
先生の多くは部分的な指摘をされることが多いと思いますが
私はそれ以前の事、吹く前に何をしているか？構える前、構えるとき、息を出す時に何をしているかを
アレクサンダーテクニーク的な視点から見ていきます。
また、何を考えて吹いているかも身体の使いかたや動きに大きな影響を与えるので、生徒さんに質問をしていきます。

音自体を直接的に何とかするというよりも、根本から見ていくのです。
その結果、音の悩みだけでなく他の問題にみえるところも
改善されていきます。そんなケースを数限りなく見ているので、
部分的にどうにかするよりも有効だなと感じています。


しかしこのやり方にもちょっと悩ましいところがあります。
お悩みから一見離れているように見えるので、
生徒さんによっては「習いたいことから離れている、習いたいのはそれじゃない」と思われてしまう事。

音で悩んでるから先生にアドバイスしてほしいのに
一見音と関係ないところから始まってしまうと、すぐ結果を出したい方にはもどかしかったり、
やっていること自体が理解不能な場合もあると思います。

私としてはこれまでの経験から考えに考えて、
これが根本的な改善、長い目で見れば最短距離だと思いレッスンしているのですが
理解されないこと、そのやり方が合わないこともあります。

あらゆる生徒さんのニーズに応えた方がいいのではと思うことも、
今も応えていることも結構ありますが
自分が生徒さんのニーズに寄せすぎると、こちらの特徴や長所が生かせなくなるのではと思います。

これまで色々な方を教えさせていただき、ある意味どんな指導でも出来てしまうので
ニーズに寄せることは朝飯前なのですが、これを続けているとストレスがたまり
質が下がっていくような気がします。
また、せっかく希少な教える技術を学んだのに、
ニーズに応えすぎるがあまり、それを生かせないのは広い目で見るとどうなんだろうと思うのです。

自分としてはもっと特色を濃くして、多くの方にレッスンをいきたいと思っています。

合わないと離れる方もおられますが
効果を感じて長く続けてくださる方もいらっしゃるので、
自分のレッスンを理解してくださる方のお役に立てればと思っています。

今のところの私の考えを書いてみました。
他にも色々な思いはあるのですが、字数が膨大になってしまうので（すでに膨大(笑)、小出しにしていきたいなと思います。


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【あとがき】

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「読んでます！」と言っていただけたり、感想をいただけるのが
唯一の励みです。ささいなことでも喜びますので
遠慮なくお知らせください(笑)

次回は１１月１日配信の予定です。


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