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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2018年11月号

こんにちは！豊永よしこです。

千葉県は朝晩は冷えますが、日中は暑いくらいの気候です。
ここのところ急に冷えたせいか
11月は風邪気味スタートになってしまいました（苦笑）
皆様もどうぞお気を付けくださいね。

では今月もよろしくお願いいたします！


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【今月のメニュー】
１．最近の教室から～これからのグループレッスン、講座について
２. コンサート情報
３．注目のブログ記事
４．発表会プログラム
５．おススメ動画10選！


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【最近の教室から～これからのグループレッスン、講座について】
今は発表会の準備が中心にあるのですが、それ以外にも今後やっていきたいことの構想が
頭の中に色々あります。
特にグループレッスンや講座は、来年以降はテーマを絞ったもの
回数来ていただけるもの、学生さんに気軽に来てもらえるものにしたいので
どんな内容にしたらいいかなと考えています。

最近は土日祝に時間を取ることが難しくなっているため
実際の開催はおそらく春以降になりますが、楽しみに待っていただけると嬉しいです。

アレクサンダーテクニークやボディマッピングと、指導で蓄積した経験をミックスして
より自信を持って指導出来るようになってきたテーマもいくつかあります。
これらを早く多くの皆さんに伝えたい…！と思っています。（個人レッスンでは少しずつ伝えています）
これまでの常識を覆すような内容のものもおそらくありますが
フラットな意識でぜひ来ていただきたいなと思います。


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【コンサート情報】

●クラリネットやアレクサンダーテクニークのレッスンも受けてくださった
クラリネット奏者の生徒さんがリサイタルを開催されます。

河内なつみ　クラリネットリサイタル
・日時
2018年12月1日（土）14時開演

・料金
大人2,000円　高校生以下1,500円（未就学児入場不可）

・場所
フェリーチェピアノサロンスタジオ
http://felicepss.com/

・曲目
プーランク：クラリネットソナタ
アーティショウ：クラリネット協奏曲　他

お問い合わせ
daphunis.et.chloe0723@gmail.com



●生徒さんが企画に参加されているコンサートです。

レインボウ21 サントリーホール デビューコンサート 2018 スペシャル
サントリーホール×学生協働プロジェクト
Paysage（ペイザージュ）?音で感じる森と海?

・日時
2018年11月28日（水）19:00開演（18:20開場）

・会場
サントリーホール ブルーローズ（小ホール）

・料金
自由2,000円

・曲目
村松崇継：『Land』
ボニ：『森の情景』作品123 より
ラヴェル：『水の戯れ』
クラース：ハープ、フルートと弦楽三重奏のための五重奏曲 より
ドビュッシー：『ベルガマスク組曲』より「月の光」
ほか

・出演
上野学園大学、国立音楽大学、東京音楽大学、フェリス女学院大学音楽学部、武蔵野音楽大学（50音順）在学生・卒業生

詳細URL
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20181128_S_3.html



掲載希望の方はメルマガ配信前日(月末）までにお知らせください。

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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『息が余っているのに苦しい！」そんな時見直したいこと』
緊張する場面や長い曲、お休みのない曲で起こりがちな
息の余り現象。原因と対策を書きました。
http://clarinet.blog.jp/archives/29204929.html


●『狭い空間で練習する方へ…音をガラッと変える意識の持ち方』
私がアレクサンダーテクニークのレッスンで体験した
音がガラッと変わった意識の変え方をご紹介しています。
http://clarinet.blog.jp/archives/29070291.html



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【発表会曲目、決定しました！】

・ラボー：ソロドコンクール
・メンデルスゾーン：春の歌
・シューマン：3つのロマンスよりⅢ
・クレリス：プロムナード
・ボザ：ファンタジーイタリアンヌ
・シューマン：３つのロマンスよりⅠ
・モーツァルト：クラリネット五重奏曲より第1楽章
・サン＝サーンス：ソナタより第4楽章
・フィンツィ：５つのバガテルより
・ヒンデミット：ソナタより第1，2楽章

11月23日の発表会の曲目が決まりました。順番は全体のバランスを見て
2週間前に決めさせていただきます。

6月の勉強会の順番はくじ引きですが、発表会は私が
独断と偏見で決めさせていただいています。

私も最後に演奏します。ヒンデミットのソナタです。
学生時代に勉強して以来の演奏です。師匠（故・北爪利世氏）のレッスンで
基礎の基礎を学んだことを思い出しました。基礎の基礎、いつまでたっても復習が必要ですね。

見学ご希望の方はメールでお知らせください。
ご希望の方に詳細をお知らせしたいと思います。



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【おススメ動画10選！】
これまでメルマガでご紹介してきた動画の中で
特にもう一度見ていただきたいものを集めました。

●レ・ボン・ベック
前回のメルマガ動画でもご紹介した、フランスのクラリネット奏者、フランソワ・エオーが中心となって活動している
音楽グループ（クラリネットアンサンブル＆パーカッション）のパフォーマンスです。

作品としても面白く、演奏のクオリティもかなり高いのですが
後半、エオーがソロでタップを踏みながら
吹いている時の音の変化に注目してみてください。
動いていなくてももちろん上手いのですが、
ここまでの人も、動いた方が音が響いて自由度が増すのには驚きです。
他の動画も面白く、アンサンブルのクオリティもかなり高いので
ぜひいくつか見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=yK4jEygtHpI


●鈴木ひとみさん(中学生）　ヴィドール：序奏とロンド
よけいな力みなくスッと音が出せている点が素晴らしいと思います。
口や身体に余計な力を入れることなく（必要な力だけで）、全音域で息を使って音を出せています。
力みなく息が流れているので、速いパッセージもスムーズに吹く事が出来ています。

「でも大きな音、速いパッセージでは音が荒れてるんじゃない？」と思う人もいるかもしれませんが
この段階では私はむしろ伸びる要素と考えます。
この段階でプロの音源のような音をいきなり目指してしまうと
リードを厚くしたり、体力に合わないマウスピースを使ったり
アンブシュアを不必要に意識したりして、
その結果余計な力みが生まれ、音が鳴らなくなり、表現の幅もかなり狭まってしまう危険性が出てきます。
まずは彼女のようにのびのびと息を使って音を出すことを優先させてほしいと思います。
（彼女はのちに某有名音大に進学したそうです）
https://www.youtube.com/watch?v=Y4bd6NqItn8


●『呼吸の時の肋骨の動きと関係する筋肉』
呼吸している時に肋骨がどう動くかどんな筋肉が関係しているかが分かります。
肋骨はかなりダイナミックな動きがあり、その動きを周りの様々な筋肉が助けています。

もし身体を固めていたらこの動きが制限され
使える筋肉も柔軟性を失ってしまうので、より体力を消耗する事になり、バテの原因にもなります。
動きは個人差がありますが、動きのイメージを付けるのに良いと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=O3nLJgRO-d8


●F.ルルー　モーツァルト：オーボエ協奏曲
世界的なオーボエ奏者。木管五重奏レ・ヴァン・フランセのオーボエ奏者としても知られています。
ステージでの演奏の時に、アレクサンダーテクニークでよく言われる
「空間を広く使って吹く」「観客を視界に入れて吹く」「共演者と共にいる」がどういう事かを見事に見せてくれる動画です。

前奏の時からステージ全体をゆっくり見て、演奏の時もかなり空間を広く認識して吹いています。
身体の全方向に意識を持っていて、空間はステージだけでなく、客席まで広く使っているように見えます。
長年のキャリアと抜群のテクニック、またおそらくお人柄のなせる技にも見えますが
ここまで共演者や観客のパワーを受け取って、循環させている方も稀だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=eDrVtXPpuRI


●A.カルボナーレ：『ラフマニノフ：交響曲第2番より』
とても美しいゆったりとしたソロ。この長いフレーズに苦心される方も多いようです。
吸いつくようにトーンホールに置かれた指、指の力みによって響きが消されている様子もありません。
指の動きと音楽が完全にリンクして、息でレガートを繋げ、音楽を運んでいるのが見え
ます。

また、ブレスにも注目してください。息を吸う速度が特別早いわけではありませんが
音楽の流れに乗りながらブレスのタイミングを取っているので、ブレスしている事を感
じさせません。
https://www.youtube.com/watch?v=Qf1ZChhsl3E


●『演奏中どのように集中力を保つのか？』
世界的なフルート奏者、エマニュエル・パユが、人前で演奏するときの心構えについて話しています。
とても大事な事を沢山話されていてまさにその通り！と何度も頷きました。
https://www.youtube.com/watch?v=9eufLKEdr8Q


●ジェフレディ　ダブルタンギング
以前ブログでもご紹介した、スイス・イタリアーナ管弦楽団の首席クラリネット奏者、ジェフレディ氏の演奏をご紹介します。
ただ楽器をくわえて、トーンホールを撫でているような力加減が特徴的です。
最小限の力で吹いているように見え、この力加減ならではの演奏が聴けます。

ダブルタンギングのレクチャーです。
ずうっと見て聴いているだけで、いいイメージを脳にインプットできると思います。
とても軽く自然で、舌の動きも最小限に見えます。私もこれを見てイメトレしています。
https://www.youtube.com/watch?v=p3ItXhhRw4w


●ライスター　クルーセル：コンチェルト第2番より　ライスター
画像は悪いですが、ライスターの手元の動きがよく観察できる動画です。
指が本当に軽く、私がレッスンでも言っている「いつでも指が軽く動かせる状態」に
なっています。全ての指が独立して動いていて、正確かつ繊細です。
右手指全体は少し伸びているように見えますが、指関節全てが動ける状態になっています。
安易にこの形だけを真似すると、指が伸び切って指が繊細に動かなくなりますので注意です。
形ではなく、この力加減や関節が全部動ける状態を真似してほしいなと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PRXZv01h5Q8


●『楽器を構える時の肩甲骨の動き』
楽器を構える時、腕とともに背中の肩甲骨が動くことはレッスンでもお伝えすることがありますが
どのように動くのか？また、どのあたりの筋肉とつながっているのか？が
分かりやすく動画になっています。
ただ楽器を構えるだけでも、色々な部分の筋肉が協力して動いています。
色々な筋肉が関係しているだけに、構え方によっては
息が吸いづらくなったり、首、背中や肩が痛くなったりします。
また肩甲骨には腕の骨が繋がっていて、その先には指先の骨が繋がっているので
指の動きにも肩甲骨が影響しているんです。
短い動画なので、繰り返し視点を変えてご覧ください。色々な発見があると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=OeYDVWcmQAU


●『吹いている時のアゴと舌の動き』
なんとMRIで吹いている時のアゴの骨、舌の動きが見られます。
跳躍や高音、レッスンでもやっている倍音の練習の時に
アゴはどう動いているか？舌はどう動いているかが分かります。
（注：アンブシュアは絶対動かさない！固める！という指導法もありますが
口、アゴ、舌を始め、身体全体を微妙に動かしていくことで色々な事が上手くいきます。
何故固める指導法があるのかはまた別の機会に。）
ちょっと動きすぎな感じもありますが…とても参考になります。
https://www.youtube.com/watch?v=Id5O3Tk5YV8




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【あとがき】

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

おススメ動画を10個ご紹介したら、ものすごく長くなってしまったので
構成的にはスッキリとしたメルマガになりました。
どの動画も興味深いのでぜひご覧くださいね。

次回は１２月１日配信の予定です。


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