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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2019年4月号

こんにちは！豊永よしこです。
新元号、発表されましたね。
予想外の音の響きでちょっと驚きました。
言霊というか、音霊もあると思うので
この音がどんな時代を創るのかなと思いました。

新元号に浮かれてメルマガ配信を忘れかけていましたが
思い出し無事配信することが出来ました。
では今月もよろしくお願いいたします！


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【今月のメニュー】

１．最近の教室から～
単発個人レッスン募集再開＆先生のためのスキルアップレッスン＆5月11日姿勢のグループレッスン
２. 4月のレッスンスケジュール
３．コンサート情報
４．注目のブログ記事
５. 今月のおススメ動画
６. アマチュアの方が考える「良い音」と専門家の考える「良い音」の超えられない壁


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【最近の教室から～
単発個人レッスン募集再開＆先生のためのスキルアップレッスン＆5月11日姿勢のグループレッスン】

●単発個人レッスン募集再開
先日メールとブログでもお知らせしましたが、単発個人レッスンの募集を再開しました。
遠方の方、いつもは来られないけれど一度レッスンを受けたい
気になることを質問したい、オーディションやコンクール対策をしたい　など
ご希望に沿ってレッスンを進めていきたいと思っています。

また、4月30日まで学生さん対象で、単発個人レッスンを普段よりかなりお得に受けられるように
させていただきました。
10～20代の学生さん、この機会にレッスンをぜひ受けていただきたいなと思っています。

また、他の先生に習っていたり音大音高専門学校でレッスンを受けている方で
身体の使いかたや奏法で悩んでいる方もぜひいらっしゃってください。
レッスンを受ける際には、今ついている先生に、こちらのレッスンを受ける旨をお話してほしいですが
どうしても無理という方は秘密厳守でレッスンをお受けします。

本当は他の先生の元で学んだ方が伸びるのに、
色々な事情で他の先生につくことが出来ず、結果つぶれてしまい
こちらのレッスンで生き返って帰る学生さんを結構見ていますので
そんな方のお役に立てればとも思っています。


詳しくはHPをご覧ください。
http://www.fujisaki-clarinet.com

なお、すでに継続的に教室に来られている方で、いつもより長くレッスンを受けたいという方はは
2コマ連続レッスンを受けてみてくださ。その方が時間もレッスン料もかなりお得です。
ご希望がありましたらお気軽にご連絡ください。


●クラリネットの先生のためのスキルアップレッスン募集開始
こちらもメルマガでお知らせしましたが
クラリネットの先生のためのスキルアップレッスンを始めることにしました。
25年以上レッスンをしてきた経験と、特に10年前に出会ったアレクサンダーテクニークの考えかたを
基にした教え方を、必要な方にシェア出来ればなと思っています。

楽器のレッスンをする方のほとんどが「教え方」を学ぶことなく
これまで習った先生の教え方をなぞったり、自分の経験から
指導したりといった半ば土台がないまま不安を抱えレッスンをしていると思います。

私もアレクサンダーテクニークの学校で学ぶまでは
そのような状態でした。
アレクサンダーテクニークの学校では
アレクサンダーテクニークを学ぶだけでなく
全てに共通する「教え方」生徒さんとの対し方、伝え方、レッスンの組み立て方、レッスンを行う上での
心と身体の準備などを初めて学びました。
これは思いがけないギフトで、学んでいるときは「初めて教え方を教えてもらえた」と
しみじみ感動し、それを持ち帰りレッスンをしていました。

私もまだまだ途上なので「偉そうに何やりだすの？」と心の声がすることもありますし
何様？と思う方もいるかもしれませんが
ある程度キャリアを積んだ今、自分の学びを他の方にお分けすることが、
やるべきことの1つではないかと思っています。
どのように役立てるかわかりませんが、自分が得られたことを
自分だけにとどめておくのはもったいないという気持ちです。

詳しくはHPに書きましたので、興味のある方は
ご覧ください。
http://fujisaki-clarinet.com


●私の演奏中の姿勢、大丈夫？！
自分の姿勢を見直してみよう！グループレッスン

こちらもメルマガでお知らせしましたが
久しぶりにグループレッスンを開催することにしました。
「演奏会で吹いてる写真を見たら、すごい姿勢悪くて…とか
前かがみで…とか反り返ってて…」などと言うお話をよく聞くので
企画してみました。
アレクサンダーテクニークの視点で、立ち方、座り方、構え方
演奏中の動きなどを見ていきます。

また、グループレッスン特有なのは、参加者の前で演奏することです。
楽団の練習での「そこ一人ずつ！」が苦手な方
いつもは吹けるのにその場では吹けなくなってしまう方には
人前で演奏するときの考えかたや身体の使いかたをお伝えします。

そういえば、一人ずつ当てられて吹くことを
「公開処刑」っていうらしいですね…なんともおぞましい悲壮感あふれるこの言葉から脱して
「単独ミニミニライブ」にしませんか？きっとできます(^^)

こちらの詳細もHPのトップにリンクが貼ってありますので
興味のある方はご参加ください。
http://fujisaki-clarinet.com


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【4月のレッスンスケジュール】
4月のレッスンはこのようになります。
https://freecalend.com/open/mem97957_date201904

※レッスン空き時間ではなく、レッスン開始時間を示しています。
詳しい空き状況につきましてはお問い合わせください。
公開後変更する場合もあります。


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【コンサート情報】
音大受験で来てくれていたMicinaさんの単独ホールライブが
今年も行われます。
演奏はもちろん、作曲、演出などを彼女がすべて手掛けています。
本当にいつ聴いても感動するほどうまいので
ぜひ聴きに行っていただきたいなと思います。

●CLARINET on the BEAT　’19
日時：2019年5月6日（月休）18：00～
場所：行徳文化ホールI＆I
詳細はこちらをご覧ください。
http://micina-clarinet.com/



※掲載希望の方はお気軽にお知らせください。
ご本人だけでなく、ご家族お友達のコンサート情報でもOKです。


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●「超・超・超基本なのにかなり多くの方がしていない大事なこと」
全楽器共通です！これをしているのとしていないのとでは
雲泥の差が出てきます。
http://clarinet.blog.jp/archives/31214381.html


●「耳が良く、音楽経験豊富な方がおちいりやすい落とし穴」
素晴らしい長所ですが、一歩間違うと上達を妨げてしまうことも
あるんですね。
http://clarinet.blog.jp/archives/31224650.html


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【今月のおススメ動画】

●「95％の人が誤解している本当にやる気が出る方法」
沢山の論文を読んで、役立つ内容を紹介してくれるメンタリストDaiGoさんの動画です。
楽器の練習にそのまま使える方法だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=fkbBjOpQ0m0


●骨格の動き「腕の回内回外」
よく「手首を回して」と言われる動き、実際はこのようになっています。
回っているのは手首ではありません。
楽器の演奏で無意識に使われている動きで、これを意識的に使うことで
指が動きやすくなったり、届きづらいキーが届きやすくなることも多いです。
小指、親指どちら側が軸になって動いているかも観察してみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=jvXzlBagRVA


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【アマチュアの方が考える「良い音」と専門家の考える「良い音」の超えられない壁】
これは今に始まったことではなく、ずうう～～っと感じていることですが
中高生、大人のアマチュアの方が考える「良い音」と私たち専門家の考える「良い音」には
かなりの隔たりがあるな～と思います。

最近は意見が合うケースも多くなってきたので嬉しいのですが、
今だ多くのアマチュアの方は「うるさくない音、痛くない音、鋭くない音」が
良い音だと思っているように感じます。

これ自体は悪くないと思うのですが
ほとんどの場合「モヤモヤして輪郭のない音、芯のない音、出だしが柔らかすぎる音」になってしまっているのです。
また、実際どういう風にそういう音を出そうとしているかと言うと、
リードを厚くして息の反応を悪くさせ音を出しているのです。

聴いていると苦しそうで、音が響かず、雑音もあるので
これは明らかにリードが本人に合っていない、と感じます。
実際吹かせてもらうと、30分も吹くことが出来ないリードを付けていることも多いのです。
これでは苦しい、すぐバテる、指が回らない、強弱が付かない、音が響かない、音色が悪い
だけでなく、身体に故障が出るのも時間の問題ではないかと思います。


うるさくなく痛くなく鋭くないことは叶えられていますが
こんな音で楽団のクラリネット全員が吹いていたら、そしてそれをホールの客席で聞いていたら
どんな音にきこえるでしょうか？

以前、とある全国レベルの学校の演奏会を聴く機会がありました。
その学校では、とにかく「やわらかくうるさくなく」特に「出だしをやわらかく」と
うるさいくらい指導されているとのこと。
その結果、すべての出だしがボンヤリ、全体の印象は綿菓子をまとっているような
メリハリのない演奏になっていました。

一応うるさくなく耳障りではないので、目標には達しているのかもしれませんが
音楽表現としてはたしてそれでいいのかな？と思ってしまいました。

出だしをはっきりすると飛び出してしまう、音が痛くなってしまうと
多くの方は出だしをはっきり出すのを恐れますが、
そもそもなぜ痛い音になってしまうのでしょうか？

なぜ出だしが飛び出し痛い音になってしまうかと言うと
リードが薄いとか、タンギングがきついとか、アンブシュアが準備されていないというよりも、
息で音を出していないからだと思います。
息ではなく、口、舌、時には指で音を出そうとしているんです。

出だしをクリアに、しかも良い音でジャストのタイミングで出すには
音を出すタイミングに息を必要なだけ出す、それだけなんです。
多くの方はアンブシュアや舌は準備しすぎなくらい準備していますが
息の準備が出来ていて、息で音を出せている方は、全体の2割ぐらいではないかなと感じます。
でもこれがうまく行くと、音色が劇的に変わるんです。
音の輪郭がはっきりし、芯も響きも生まれ、音が痛く鋭くなることはなくなります。

口や舌ではなく「息で音を出す」を徹底させること
そしてその習慣をつける事が本当に大事だと思っています。

息で音を出す、これも楽器の先生からではなく、なんとアレクサンダーテクニークからヒントをもらいました。
私も以前は同じような状態でしたが、息で音を出す習慣をつけることによって、
音色が変わり、難しい出だしの成功率が上がり、吹くこと自体が楽しくなりました。

「息で音を出す」ここだけ抽出して、今後はグループレッスンをしたいなと考えています。
本当に本当に大事で、小技や道具で何とかしなくてもこれだけでもいいくらいなので
1人でも多くの方にお伝えして、演奏が楽しくなってもらえたらなという気持ちでいっぱいです。


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【あとがき】

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
全体的に暑苦しくなってしまいました。
寒の戻りの時にでも読んでみてください(笑)

次回は5月1日配信の予定です。

疑問質問など随時受け付けています。
頂いた疑問質問に対するお答えは、こちらで紹介させていただきます。

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