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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2019年6月号

こんにちは！豊永よしこです。
地域によっては梅雨入りしたところもあるようですね。
千葉はさわやかな気候ですが、時々とても暑くなるので
レッスン室の温度調整が大変です。
仮住まいのレッスン室は冷房がないのでサーキュレーターを入れたり
まめに冷房の空気を扇風機で入れて対策しています。

7月末まで何とか乗り切れればいいなと思います。
では今月もよろしくお願いします！


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【今月のメニュー】

１．最近の教室から～教室リニューアル準備、進んでいます。
２. ６月のレッスンスケジュール
３．2017年10月からのバックナンバー
４．マウスピース在庫について
５．注目のブログ記事
６. クラリネットのアンブシュアの疑問3連発！
・アンブシュアは固めた方がいいの？
・良いアンブシュアの形って決まってるの？
・アンブシュアは吹く前に作らなきゃいけないの？


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【最近の教室から～教室リニューアル準備、進んでいます】

自宅の建替えに伴い、教室が夏にリニューアルするのですが
その準備を少しずつ進めています。

先日はアップライトピアノを選びに行きました。
これまでは電子ピアノでしたが、リニューアルを機に
本物のピアノにしたかったので、
教室でもお世話になっているピアニストの丸山先生に相談させていただきました。

こちらの希望をお話すると、
業績No1のスーパーセールスマンのごとく
（先生の事を知っている方は想像つきますよね(笑)
新品と中古どちらがいいか、どれくらいの大きさがいいのか
どんなお店で買うのがいいか、価格の幅や楽器の育て方など、
裏事情まで含めて事細かく教えてもらえました。

お話を聞いてわかったのは、色んな面でクラリネットを買うのとほぼ同じということ。
また、これがクラリネットだったら？と例えて考えると、
初めて聞くお話も腑に落ちて面白かったです。

10月の発表会の合わせまでには用意したいので、
良いピアノが出たら教えてもらえるようにお願いしておきました。

そのお話をして数日後、お店の展示品で購入可能なものがあるというご連絡を頂き
早速先生とピアノを見に行きました。
最近のアップライトはとてもコンパクトに出来ていて、
子供の頃の黒いアップライトとはかなり印象が違いました。

先生にモーツァルトのコンチェルトやブラームスのソナタ、ショパンなどを弾いていただいたり
他のピアノも弾いていただき比べてみると
これは結構いいものかも…と思いました。

小さなピアノにしては音の響きがよく、色々な曲に対応できる音色の多彩さを感じました。
（先生の腕も大いにあると思います）
先生の長年のピアノ選定歴からも、あまりないピアノだという事。
この機種がこうというよりも、個体差かもしれない…と言うお話でした。

ほとんどこのピアノに気持ちは決まっていたものの
ネットで見た他の色も気になり、別の店に他の色のピアノも見に行きました。

実際見に行くと、良いなと思っていた色はネットで見た印象とはだいぶ違っていたので
ほぼ気持ちは決まり、最初に出会ったピアノに決めました。

丸山先生にお願いしてすぐこのピアノが出てきたので
「こんなすぐ決めていいの？！」とちょっと悩みましたが
長く待てばいいものが出てくるとも限らないし、
楽器はご縁やタイミングも大いにあると思うので
一晩考えて買うことを決めました。

新しい防音室は、空いている時間はスタジオとして貸すことも考えているので
自分たちで使うだけでなく
ピアノ好きな方に弾いてもらいたいなと考えています。


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【6月のレッスンスケジュール】
6月のレッスンはこのようになります。
https://freecalend.com/open/mem97957_date201906

※レッスン空き時間ではなく、レッスン開始時間を示しています。
詳しい空き状況につきましてはお問い合わせください。
公開後変更する場合もあります。


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●「楽器は買ってからがスタート！楽器の育て方」
新学期に楽器を買って、まさに育て中の方も多いと思います。
良い楽器を買ったら終わりではありません。
楽器はその人が吹いたとおりにどんどん変化していきます。
http://clarinet.blog.jp/archives/2064651.html



●「マウスピースの寿命を見極めるチェックポイント」
外見上こうなっていたら即マウスピースを変えましょう。
吹きにくくなり、上達を遅らせてしまいます。
http://clarinet.blog.jp/archives/25922749.html




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【ブログのバックナンバー】
ブログのバックナンバーをこちらで見られるようにしました。
まだご覧になったことがない方はぜひご覧ください。
情報盛りだくさんです！

https://mail.os7.biz/b/mpDt


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【マウスピース在庫について】
先日ブログで選定マウスピースのお話を書いたところ
ブログに上げて数分でお一人、数日後にお一人お申込みがあり
在庫もあと2本となりました。こちらが各1本あります。

・M30ライヤートラディショナル
・クランポン：アイコンNo1

どちらも息の通りがとてもよく
吹いていて気持ちのいいマウスピースです。

私はそういうマウスピースしか選ばないので、私の選定品は全てそうなのですが
変な抵抗感があったり反応の悪いマウスピースは
全部はじいて、全音域息の通りがよく、強弱や音色の変化に対応できて
タンギングやスタッカート、レガートや跳躍も吹きやすいものを選んでいます。

ご希望の方はお知らせください。
レッスン時に試奏することも可能です。


代金はこちらです。
マウスピース代金（1万円前後）
選定料（1本5,000円）
郵送希望の方は送料手数料（2,000円）

郵送希望の方はご購入に関しての注意にご了承いただいた後
振込が確認出来てからの発送となります。
詳しくはお問い合わせください。

在庫のないマウスピースも選定できますので
ご希望がありましたらお知らせください。


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【アンブシュアの疑問3連発】
ブログに出す前に、こちらで先に公開してみたいと思います。
巷で昔から言われているアンブシュアの常識、
身体の使いかたなどを踏まえて考え抜いたところ
常識とはやっぱり違うのでは？と思うところが沢山あるので
今回はそれらについて書いてみたいと思います。

※今回に限らず、書いていることは
他の先生の指導や、その先生のもとで練習されている方のことを
否定しているわけではありませんので念のため。
この方法でなくてもうまく行っていれば何の問題もないと思います。


●アンブシュアは固めた方がいいの？
「アンブシュアは動かないように固定させる」とよく言われていますが、
実際のところどうなのでしょうか？

答えはNoですが、この考えにも一理あると思います。
特に初心者の頃は口周りの筋肉や、支えている歯や構えが不安定なので
余りにもアンブシュアが動くと
最悪音が出なくなってしまうからです。

でも、厳密に固めて動かなくしてしまうのとは違うんです。
本当にがっちりアンブシュアを固めてしまうと、
色々な曲を吹くようになってくるとこんなことが起こってきます。

・強弱が出せない
・棒吹きで抑揚が出せない
・リードミスが出やすい
・跳躍ができない
・音が詰まって響かない
・固いリードしか吹けない
・身体がガチガチに固まる
・疲れやすく故障しやすくなる　etc…

色々な曲を自由に吹く為には、離れて見ると動いていないように見えるけれど、
実際にはその場その場で微調整が行われている＝微妙に動かせているくらいの柔軟さが必要なのです。

また、アンブシュアは先に形作るものではなく、
本当は出したい音や息によって形作られるもの＝結果なんですね。
結果を先に作ろうとするので迷路にはまってしまうのだと思います。

初心者のうちは特に「動かさない、固める」と言われるかもしれませんが、
手順を踏んでポイントを押さえ、
時間をかけて練習すれば、
固めようと思わなくても徐々に丁度いいアンブシュアに収まってきます。

丁度いいアンブシュアで吹けるまでにはいくつもの段階があります。
段階があるという事はすぐできなくても大丈夫だということ。
すぐ結果を求められる環境では難しいかもしれませんが、
できれば時間かけて練習してほしいなと思います。


●良いアンブシュアの形って決まってるの？
「アンブシュアはアゴを張って唇を引く、
微笑んだような表情が良い」などと言われていますが、実際どうなのでしょうか？

たとえば悪いアンブシュアの代表のように言われている梅干しアゴ
（下唇の下の部分に梅干しのようなしわが寄るアンブシュア）。

これはリードを下の前歯で押さえるだけでなく
（もちろん歯は下唇にかぶさっています）、
下唇の下の筋肉（オトガイ筋など）もリードを押さえつけるように
使っているとなりやすくなります。

この吹き方は、リードの振動を消してしまうので良くないのですが、
骨格によって梅干しアゴになりやすい方もいます。
普段口を閉じている時にアゴにシワが出来やすい方は、梅干しアゴになりやすいようです。

この場合は形ではなく、
出ている音や息の使いかたなどを総合的にみて改善すべきかを判断します。
骨格によって梅干しアゴになっている方でも、
うまくいっていれば梅干しアゴでも構わないと思います。

逆に見た目とてもきれいなアンブシュアでも
リードの振動を消して音が響かなくなっている方は沢山います。
文句のないキレイなアンブシュアだから大丈夫とは限らないので、
形で判断するのはほどほどにしておくことをおススメしたいと思います。


●アンブシュアは吹く前に作らなきゃいけないの？
アンブシュアの形は音を出す前に作れと言われていますが、
これについても私は「？」と思っています。

音を出す前にアンブシュアの形を作ってしまうと、
アンブシュアを作ること自体が余計な力みとなり、
音を出す時にさらに力みが加わり、結果リードの振動を消してしまうからです。

吹く前のアンブシュアの準備、
私はこれだけでいいと思っています。
時と場合によりバリエーションはありますが、基本はこの準備です。

・アゴの噛み締めを緩ませる
・口の周りの筋肉を緩ませる
・上の前歯をマウスピースに当てる
・下唇を軽く下の前歯にかぶせ、リードに軽く当てる
・上下の歯と右手の親指でバランスを取る

これらをほぼ同時に行いますが、慣れていない場合は順番に行いましょう。

これらが全てうまくいった上で必要な息を出すと、
口の周りの筋肉が反応し、アンブシュアがつくられます。
このやり方で音を出すと、息とリードの押さえる圧力のバランスが整い
響いた音が出ます。

「形を作ってを準備しないと出だしが遅れちゃう！」と思うかもしれませんが、
出だしが遅れる場合は、アンブシュアの形を作る準備が遅いのではなく、
息を出す準備が遅かったり、息を出すタイミングが遅かったり、
息の初速が弱いのが原因なことがほとんどです。

やってみるとわかりますが、
口の周りの筋肉はかなり敏感で敏速なので、
息を出すと即座に反応しアンブシュアを作ってくれるのです。

アンブシュアと息は切っても切れない関係です。
アンブシュアに問題がある場合は、
息のことにフォーカスしていくと色々な問題が解決することも多いです。


書いてみましたが、おそらく文章で伝わるのは3割程度ではないかと思います。
気になる方やアンブシュアで悩んでいる方
読んでみてやってもよくわからない方は
実際にレッスンに来ていたければと思います。


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【あとがき】

次回は6月1日配信の予定です。

そういえば、大幅加筆のプロフィール
沢山の方に見ていただけたようでよかったです！
http://clarinet.blog.jp/archives/1997827.html

書いていないことの方が沢山ありますので
これから気が向いたらメルマガで書いていきたいと思います。

疑問質問など随時受け付けています。
頂いた疑問質問に対するお答えは、こちらで紹介させていただきます。


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クラリネット＆アレクサンダーテクニーク
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