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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2016年11月号

こんにちは！藤崎クラリネット教室　豊永よしこです。
千葉は徐々に寒くなり、部屋着がフリースになりました(^^)
皆さまいかがお過ごしでしょうか？

先月から発行しているメールマガジン、
何人もの方から創刊号のご感想をいただき
うれしく思っています。

創刊号は初めてのこともあり、
頑張りすぎて頭に血が上り
目が痛くなったりと大変でしたが、予想以上に楽しい作業でした。
（本当はここでアレクサンダーテクニークを使うと良いのですが、夢中になってしまいました。）

今月もかなりのボリュームになってしまいましたが
ひと月かけて読むぐらいの気持ちで(笑)
何か1つでもお役にたつものがあれば嬉しいです。
よろしければおつきあいください(^^)


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【今月のメニュー】
１．最近の教室から～10月グループレッスンレポート
２．11月は発表会です！
３．コンサート情報
４．注目のブログ記事
５．今月のおススメ動画
６．私の一番嫌いな仕事～ブログには書かない私の考え
７．いまさら聞けないグッズの使い方～スワブ
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【最近の教室から～10月グループレッスンレポート】
10月10日に無事グループレッスンが終了しました。
今回は教室の生徒さん2名、初参加の方4名でのレッスンでした。

ブログでも写真つきでレポートしています。
http://clarinet.blog.jp/archives/8055156.html

出来るだけ緊張を解いてもらおうと
オーソドックスな自己紹介をちょっと変えて
皆さんでお話しする機会も増やしてみました。

全くの初めてのレッスンで緊張しない方はほぼいないと思います。
「ちなみに緊張している方～？」と聞いても
手はあまり上がりませんでした。
緊張していると体が固まって手は上げづらいですよね(^_^;)
これからは「緊張していない方～？」で聞いてみようと思います。

レッスンでは、立ち方座り方、構え方、音の出し方等
基礎の基礎を練習してから、それぞれの課題をレッスンしました。

考え方や身体の使い方をちょっと変えるだけで
音の響きがどんどん変わっていき、
聴いていた方も何度もうなずいたり
驚いていらっしゃいました。
自分の変化を感じづらい方もいらっしゃいましたが
周りの方の反応で少しずつ実感を感じられていたようでした。

他の方の変化を目の当たりにしたり
自分の音への反応で、半信半疑だった自分の変化がわかる。
これがグループレッスンの良い所の1つだと思います。

でも、いつも思うのは、
ちょっと考え方や姿勢、吹き方、身体の使い方を変えるだけで
ずっと悩んでいた事が解決してしまう。
それは私がカリスマ的スキルを持っているわけではなく、
もともと人間には良い音を出す土台がそろっているからだと思います。
だからこそ、ちょっとしたことでガラッと変わっていくのではないでしょうか。

出来ないときは、ちょっとやり方が違っていたり、
力加減のバランスが崩れているだけかもしれません。
そのちょっとした加減を調整したり
気づきのお手伝いをしているだけだと感じています。

あと余談ですが、ひそかに嬉しいのは
数時間前は全く知らない同士で緊張していたのに
数時間のレッスンを経ると、和やかにお話ししていたり、一緒に帰られたりしている事です。
ひと時の出会いですが、何か楽しいきっかけになると嬉しいです。

グループレッスンから個人レッスンの受講をしてくださる方も
出てきました。なぜかその繋がりは考えなかったのですが
個人的にも習いたいと来て下さるのはとてもうれしいです！
グループレッスンに参加してくださった方には
体験レッスン料を1,500円にさせていただいています。
よろしければぜひお越しください(^^)

次回はまだ未定ですが、
詳細が決まりましたら、メルマガ読者の方に先行お知らせします。


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【11月は発表会です！】
教室の発表会が11月27日に行われます。
発表会は自主参加です。
今回は13名の自らエントリーされた方が演奏されます。

発表会は当日の出来も気になりますが、それ以上にそれまでの準備がとても大事です。
普段の練習ペースでは時間が足りなくなってしまう事もあるので
生活全体を見直す必要も出てきます。
そして人前での演奏は、人によってはかなり緊張するもの。
発表会の前後は良く寝られない(+_+)という方もいらっしゃいます。
それだけに「言われたから出よう」「必修行事だから出なきゃ…」では
なかなか厳しいと思います。

教室ではレッスン予約も自主的にして頂くなど
受け身ではなかなか続かないシステムにしています。
先生がやる気をあおったり、発表の場を必修科目にするという方法もありますが
私はあまりそういうことをしたくないと思っています。

発表会や勉強会、グループレッスンは
自分のモチベーション、レベルを上げる大きなきっかけになると思います。
ぜひこれらの機会を積極的に利用して
上達の助けにしていただけたらと思っています。

では発表会のご案内です！
メルマガ読者の方で見学希望の方は
こちらのメールを返信してお申込みください。
入場無料です。
（会場が小さいので、必ず事前にお知らせください。
定員に達しましたら締め切らせていただきます）

【日時】
2016年11月27日（日）13時半開演～16時頃終演予定

【場所】
いちかわ西洋館倶楽部
JR市川駅より徒歩7分
http://www1.odn.ne.jp/seiyokan/index.html

【演奏曲目】曲順ではありません
・ウェーバー：グランドデュオコンチェルタントよりⅢ
・ニューシネマパラダイスより
・ガーデ：ファンタジーシュトゥックよりバラード
・カユザック：オック地方の歌による変奏曲
・モーツァルト：コンチェルトより第1楽章
・ブラームス：ソナタ第2番より第3楽章
・フォーレ：シチリアーノ
・ビゼー：カルメンより間奏曲
・サン=サーンス：ソナタより第1楽章
・ウェーバー：コンチェルト第番より第2楽章
・シュターミッツ：コンチェルト第3番より第1楽章
・シューマン：3つのロマンスよりⅡ
・ヴィドール：序奏とロンド
・シューマン：ファンタジーシュトゥックよりⅡ
・全員合奏・ロンドンデリー


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【コンサート情報】

生徒さんの所属されている吹奏楽団のコンサートです。
クラシックの管弦楽曲を、吹奏楽に編曲したレパートリーが特徴のバンドです。
私の高校の後輩が運営、編曲に携わっています。

★八千代管楽オーケストラ　第31回定期演奏会★
日時：11月13日(日）14時開演
場所：八千代市民会館大ホール(東葉高速鉄道「八千代中央駅」より徒歩15分
入場無料
曲目：
・モーツァルト：ピアノ協奏曲第20番第1楽章
・ドヴォルザーク：交響曲第9番「新世界より」第2楽章
・スメタナ：「わが祖国」より「ボヘミヤの森と草原から」
・佐久間龍也（編曲）：管楽オーケストラの為の「沖縄民謡メロディー」
・ジルヒャー：ローレライ
・ビゼー：「アルルの女」第1，2組曲より


団員も募集中との事、
ご興味のある方は演奏会＆見学に行かれてはどうでしょうか？
HP：http://yachikan.web.fc2.com/

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創刊号でもお知らせしましたが
発表会等でピアノを弾いてくださる、朝原先生のコンサートのお知らせです。
繊細で表現豊かな朝原先生が出演される室内楽コンサート、
ぜひこの機会に足をお運びください。

★室内楽への憧れ2016★
日時：11月19日（土）14時開演
場所：プリモ音楽工房（東急目黒線洗足池駅）
曲目：
・ブラームス：チェロソナタ第1番（チェロ　大島純）
・ショパン：序奏と華麗なるポロネーズ
・チャイコフスキー：ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」（ヴァイオリン　杉
浦清美）

ご予約お問合せ：Insieme企画　non-kumagorou-asa@qb3.so-net.jp(朝原）



＊コンサート情報、団員募集情報は
引き続き募集しています。メルマガ掲載希望の方はお知らせください。


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『自分の「嫌い」を大事にする』
集団の中で自分らしくいる事は時に難しい場面もあります。
周りに合わせすぎたり、気遣ってばかりでは
本当の自分が分からなくなったり、自分を粗末にすることにもつながります。
「嫌い」の感情も大切にすることは、
自分を大切にすることにつながるのでは？思います。
http://clarinet.blog.jp/archives/8365372.html


●『適当に吹いている方が良い音がする！？』
楽器を出してすぐの「慣らし吹き」や合間の「適当吹き」の方が
自然で良い音が出ている場面を良く見かけます。
なぜなんでしょうか？人間は繊細なので、ちょっとしたきっかけで
良い音が出なくなってしまいます。
http://clarinet.blog.jp/archives/8401335.html


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【今月のおススメ動画】
●レ・ボン・ベック
フランスのクラリネット奏者、フランソワ・エオーが中心となって活動している
音楽グループ（クラリネットアンサンブル＆パーカッション）のパフォーマンスです。

作品としても面白く、演奏のクオリティもかなり高いのですが
後半、エオーがソロでタップを踏みながら
吹いている時の音の変化に注目してみてください。
動いていなくてももちろん上手いのですが、
ここまでの人も、動いた方が音が響いて自由度が増すのには驚きです。
他の動画も面白く、アンサンブルのクオリティもかなり高いので
ぜひいくつか見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=yK4jEygtHpI


●頭と首の骨の動き
アレクサンダーテクニークで重要視されている
頭と首の骨の動きが分かる動画です。
頭と首の骨が出会う位置、首の骨のアーチ、頭が動いた時の首の骨の柔らかい動き
首の骨の間にある弾力のあるクッション(椎間板）に
注目してみてください。
身体が自由に動かせてびっくりするほど上手く吹けている時
この動きのような事が起こっています。
https://www.youtube.com/watch?v=aDvbAvBLQuM&feature=player_embedded



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【私の一番嫌いな仕事～ブログには書かない私の考え】
好きでやりがいを感じている仕事でも
その中にこれは苦手だなと思うものがあると思います。
私もそうで、教えること自体は楽しく生徒さんから勉強させてもらう事も
多く、一生やりたい仕事だと思っているのですが、
その中でやむを得ず発生してしまうある作業が苦手なのです。

この教える仕事を始めたのは、最初は知り合いの方から頼まれての事でした。
その頃は教える事はすごくやりたい事ではありませんでしたが、
夢中で教えているうちに
面白さややりがいを感じるようになりました。
自分でHPを作れるようになってからは
積極的に生徒さんを募集して今のような形になりました。

成り行きでこうなったようですが、そうでもないのかも、
と思うエピソードを最近思い出しました。

小学校の時、ピンクレディー（一世を風靡したアイドル）が大人気で
学校や近所ではいくつものペアが歌って踊っていました。
でも私は、自分がやるのではなく、
歌って踊っている子に「こうしたらいいんじゃない？」と
今思うとレッスンをしていたんです・・・おせっかいな子供ですよね(笑)
ふとこの事を思い出して、今の流れもなるべくしてなったのかなと思っています。

さて、前置きが長くなりましたが
私が一番嫌いな仕事というのは「曲をカットする作業」です。
コンクールでは、制限時間があるので、曲を継ぎはぎして何とか形にまとめます。
曲が制限時間以内ならいいのですが、
そんな曲ばかりではなく長い曲を短くすることも多々あります。
それが何度やっても苦手、というか嫌いなんです。

せっかく作曲家が作ったものを切り張りして、
それを当たり前のように演奏するのは
なかなか慣れるものではありません。

ソロコンクールの審査で沢山の子の演奏を聴く機会がありますが、
ブラームスやモーツァルト、ウェーバーが本来の形を成さないぐらいに
カットされている事も結構あります(+_+)
名曲がざっくりとカットされているのを聴くのは
本当に忍びなくがっくりと肩を落としてしまうほどです。

沢山の子に演奏させよう、という主催者の意図には賛同しますが
これでは曲の本当の良さもわからずに終わってしまう…と何とも言えない空しい気持ちになります。

でも「制限時間以内の曲しかダメ！」とか「カット嫌いだからやらないよ！」と
言っても何の解決にもならないので
カットの必要があれば「カットね…う～～ん…」と頭をひねってできるだけ自然な感じに
まとめるようにしています。

でも作業しながら
「音楽を犠牲にして時間を節約するって何だろう？」といつも思います。
かといって教室の発表会でも時間の関係で、
ピアノ間奏をカットしなければならない場面もあるので
何とも言えないのですが…折り合いをつけていきたい事の1つです。


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【いまさら聞けないグッズの使い方～スワブ】
今回はスワブの使い方です。
・スワブは上から通す？下から？
・スワブは洗っていいの？
この素朴な疑問は多くの人が持ったことがあると思います。

●スワブは上（バレルの方）から？下（ベルの方）から？
私も正確な事を知りたかったので、何人かのリペアの方に聞いたり、
記事を読んだりしたのですが
それぞれご意見が違い、はっきりした回答は得られませんでした。

・上から派の意見
下から通すと、スワブが詰まった時に抜けないから。
楽器をひっくり返さなくて良いので安全

楽器に詰まってすぐ抜ければいいのですが、
時には大手術になり、相当なリペア料がかかることもあります。（十分お気を付けて！）
重りの付いている紐の反対側に紐が付いているスワブなら大丈夫だそうです。
(ちなみにあの紐は、錦糸町のザ・クラリネットショップの店長さんが、
クランポン勤務時代に出したアイデアが採用され付けられたそうです。ご本人から聞きました）

・下から派の意見
上から何度も通すことで、バレル(たる）の内側の角が削れてしまい、音に影響する。
ベルから通した方がすべりがいい。

色々な意見を聞き、どっちも一理あるなと思いました。
特にバレルの角が削れる、という記事を読んだ時は、大変だと思い
信頼できるリペアの方に聞いたところ
「万が一少し削れたとしても、
それ以外の部分の変化の方が大きいからあまり影響がない」との事でした。
色々な意見を総合した結果、私は上から通しています。
どちらにしても通す時は、広げてゆっくり通す事をおススメします。

●スワブは洗っていいの？
洗っていいです！というか洗ってください(笑)
洗わないと吸水性が悪くなるので、私は時々洗っています。
洗濯ネットに入れて普通の洗剤で洗ってOKです。
何度も洗うと毛羽立ちや糸のほつれ等が出てくるので、
その前に新しいものに交換します。
毛羽や糸くずがトーンホールに付いたり、内側の突起に引っかかって
故障の原因になるからです。
ごくたまにボロ雑巾(失礼）のようなスワブを使っている方がいますが
楽器の為にも新しいのを買いましょう。

あと、もう一つ気を付けたいのは、
楽器ケースにスワブを保管するのはNGです。
しまっている間に楽器に湿気が回ってしまい、カビや故障の原因になります。
スワブは別の所にしまう習慣をつけましょう。

スワブでジョイントの水分を拭くのもNGです。
コルクグリスが付いて吸水性が悪くなるのと
グリスが内部について汚れ付着の原因になります。

ちょっとしたことですが、この積み重ねが楽器の不調につながることもあります。
スワブの使い方、見直してみてください(^^)


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【あとがき】
今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました(^^)
ご感想、リクエスト等ありましたら、お気軽にお寄せください。
コンサート情報、団員募集、アレクサンダーテクニークの生徒さんは引き続き募集中です。
次回は12月1日発行予定です(^^)


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