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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2016年12月号

こんにちは！藤崎クラリネット教室　豊永よしこです。
千葉もだいぶ寒くなってきました。
１１月は雪が降ったりしましたが
皆さまはいかがお過ごしでしょうか？

今回は発表会の準備＆アレクサンダーテクニークの勉強で忙しく
仕上げるのが直前になってしまいましたが
内容は濃いと思います(^^)
今月も何か1つでもお役に立つ記事があれば嬉しいです。
よろしければおつきあいください(^^)


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【今月のメニュー】
１．最近の教室から～発表会終了しました！
２．コンサート情報
３．注目のブログ記事
４．今月のおススメ動画
５．おススメグッズ～コルクグリス
６．私の仕掛け公開

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【最近の教室から～発表会終了しました！】
11月27日、無事発表会が終了しました。
当日の様子はブログをご覧ください。http://clarinet.blog.jp/archives/9768704.html
今回は13回目、やっと（！）心の余裕を持って準備＆当日進めることが出来ました。
色々な方に助けて頂いているものの
私が何かを間違うと開催さえ危ぶまれてしまうという状況は
なかなか慣れるものではありませんが
年の功か(笑)だいぶ余裕を持つことが出来ました。

生徒さんの演奏も、最後のレッスンや合わせから比べると
肚が決まるせいか、どう吹きたいかがはっきりしてくるせいか
一皮むけた演奏を聴かせてくださった方が多かったです。
曲の良さに加えてその方のお人柄、想いや熱意が伝わってきて
とても貴重なものを聴かせてもらっている気持になります。

発表会では演奏が終わってすぐ一言お話を聞くのですが
自分の演奏や頑張りを認める発言をされたり
晴れやかな笑顔が見られるのがとてもうれしいです。
演奏が終わってすぐ話をするというのは、色んな思いがある中
なかなか大変な事だと思います。
生徒さんの負担にならない為にやめた方がいいのかな？とも
時々思うのですが、いいお話や笑顔を見られると
やっぱりお話を聞いて良かったなといつも思います。

発表会が終わると、懇親会でお酒も入りつつ
普段あまり顔を合わせられない生徒さん同士、おしゃべりをするのですが
今回は、なぜかマイクを回す流れになり（これまでは告知の人に回すくらいでした）
それぞれの方のお話を聞けて良かったと思います。
質問はその場で考えたのですが
次はもうちょっといい質問を考えておきたいなと思います(^^)

また、ひと段落つくと好きな曲を吹いて楽しむのですが
そこでのリラックスした演奏を聴くのも楽しみです。
こっちがメインだったらいいのに～とおっしゃる方もいる程です(笑)
私は今回発表会の曲を決める時期に調子が悪かったので、
発表会では短めの曲（シューマンのファンタジーシュトゥックのⅡ）を選んでいたのですが
懇親会ではなぜか発表会の曲よりハードな曲（高校生の生徒さんとメンデルスゾーンのデュオ、シューマンのファンタジーシュトゥックのⅢ）を
演奏する事になりました。
調子は戻っていたので大丈夫でしたが、あれ？割合が逆では?と思ったのも正直なところ(笑)
でも高校生の生徒さんと一緒に演奏できて楽しかったです。
上手になってきた生徒さんと一緒に何かやるというのは良いですね！
やりたい方、次回ぜひ一緒に何か演奏しましょう(^^)

あと最後に印象に残ったのが
教室の生徒さんの息子さん（小4）が数か月前から始めたクラリネットで
短い曲（ブンブンブン)を吹いてくれたことです。
とても素直な音で堂々と吹いてくれて、演奏から
「楽器を吹きたい、みんなの前で吹きたい」という純粋な思いを感じ、
原点を思い出させてもらいました。
この日の楽しさを糧に、楽しい体験をどんどんしてほしいなと思います。

先月号でも書いた通り
発表会は自由参加です。
これからもご本人の心からの「やりたい！」をサポートしていきたいと思います。
好きな曲を吹いてみたい！みんなの前で吹いてみたい！という方は
遠慮なくぜひ次回参加していただきたいなと思います(^^)


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【コンサート情報】

●生徒さんの所属する吹奏楽団の演奏会です。
都立雪谷高校の卒業生有志で結成されている楽団だそうです。

スノーヴァレイ・ウインドオーケストラ第１６回演奏会
日時：2017年1月21日　17時開演
場所：大田区区民ホール
入場無料
曲目：
リード：メキシコの祭り
ヘス：イーストコーストの風景
久石譲：ジブリメドレー空編　他

お問い合わせ：http://svwo.web.fc2.com

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●教室でピアノを弾いて下さる朝原先生のご主人
ギタリストの瀬戸輝一さんのコンサートです。
沢山あるのでその中の1つをご紹介します。

瀬戸輝一スペシャルコンサート
2016年に作曲した新曲＆これまでのオリジナル曲を一挙に演奏する
贅沢なコンサートです。
日時：2017年1月29日　12時半開演
場所：幡ヶ谷36°5
ワンドリンク2,500円

他のコンサート情報・お問い合わせ：http://setoterukazu.com/


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『本番でやらかしちゃった時、自分にかけたい言葉』
先週末、発表会を始め本番だった方も多いと思います。
本番でミスしてしまったとき、自分にどんな言葉をかけましたか？
些細な事ですが、それでミス後の演奏が変わってくるんです。
http://clarinet.blog.jp/archives/8964202.html

●『練習を楽しんでいる人の共通点』
練習を楽しんでいる人は、先生や先輩からの指示を待っていたり
言われたことだけをやっていません。
練習を楽しんでいる人は何をしているのでしょうか？
http://ameblo.jp/fujisaki-clarinet/entry-12121972149.html


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【今月のおススメ動画】
今回は、基礎が出来ていて楽に吹いている10代の動画をご紹介します。
ここでいう「基礎が出来ている」とは
指が回るとか、タンギングが速い以前の
「吹き方や身体の使い方に無理がなく、自然にクラリネットの音が出せている」という事を指します。
その視点から2人の動画をご紹介します。

普段私もレッスンやコンクールで10代の子の吹き方を見ますが
苦しそうだったり、取りあえず音が出たら基礎もそこそこに
部活の難しい曲をやらされていて大変そうな様子です。

そんな子たちや、大人でも無理に苦しんで音を作っているような方に
これだけ楽に吹けるんだよ、楽に吹けるともっとやりたいことが出来るんだよ、という事を
見てほしいなと思います。


●鈴木ひとみさん(中学生）　ヴィドール：序奏とロンド
再生回数40万回なので、ご存じの方も多いかもしれません。
よけいな力みなくスッと音が出せている点が素晴らしいと思います。
口や身体に余計な力を入れることなく（必要な力だけで）、全音域で息を使って音を出せています。
力みなく息が流れているので、速いパッセージもスムーズに吹く事が出来ています。

「でも大きな音、速いパッセージでは音が荒れてるんじゃない？」と思う人もいるかもしれませんが
この段階では私はむしろ伸びる要素と考えます。
この段階でプロの音源のような音をいきなり目指してしまうと
リードを厚くしたり、体力に合わないマウスピースを使ったり
アンブシュアを不必要に意識したりして、
その結果余計な力みが生まれ、音が鳴らなくなり、表現の幅もかなり狭まってしまう危険性が出てきます。
まずは彼女のようにのびのびと息を使って
音を出すことを優先させてほしいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Y4bd6NqItn8


●ジュリアン・ブリス君（12才）　メサジェ：ソロドコンクール
エリザベス女王にも気に入られているという、イギリスの少年です。
今は成人してプロとして活躍しています。

3歳からクラリネット（クラリネオという子供用のクラリネット）を吹いているという事なので
幼児の頃の楽器の構えの癖が残っているようにも見えますが
無駄な動きがほとんどない=必要な事だけをしている
音を出すときの押し下げ（力んで身体が縮んでしまう、身体を固めてしまう）が殆ど無いのが驚きです。
本人は意識しているかわかりませんが、息の方向も理想的です。
指の動きを見ていても楽器の上で軽く動かしていて
この力加減が動きの速さを生んでいるのだと思います。
3歳～現在までの動画が沢山ありますので、興味のある方は他もご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=fe_WiPxEAY8


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【おススメグッズ～コルクグリス】
コルクグリスは沢山の種類が出ています。
中には塗るとコルクがはがれやすくなってしまうものや
コルクの滑りを良くする目的で付けているのに
逆に固くなってしまうものなどがあります。

色々使ってきましたが、私は今これを使っています。
信頼するリペアの方にお勧めされたものです。
http://item.rakuten.co.jp/nagae/grs_cw_slco/

ほんの少し塗るだけで良く、コルクと楽器の密着度が高まるのが分かります。
だいぶ前に買いましたが、あと５年は持ちそうです(^^)
もしよろしければ試してみてください。
（これを購入されても私には一銭も入りません(^^)


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【私の仕掛け公開！】
私の使っている楽器、マウスピース、リード等をご紹介したいと思います。
私は道具で変化を求めたり、色を付けたい方ではなく
身体の使い方での探求をしたいので
どちらかというと面白くない仕掛けだと思います。

解説付きですが、あくまでも私個人の感覚ですので
他の方に共通するものではないものも多いと思います。
あくまでもご参考までに。

《楽器》
・クランポン：ヴィンテージ（B♭）
・クランポン：R13（A）

B♭管は、15年以上前に楽器マニアの生徒さんから
譲り受けたものです。良い楽器だったので、そのままメインの楽器として使っています。
長く吹いているので、全音域で雑音なく鳴るようになっています。

A管は、学生時代に北爪利世先生に選定していただいたものです。
長く吹いているので、吹奏感は軽くなっていますが
楽に吹けておおらかな音が好きな楽器です。

《マウスピース》
・バンドレン：B40トラディショナル
時々他の種類も吹いてみますが、結局はここに戻ってきてしまいます。
自分の好きな抵抗感や音に加え、独特の薫り（ここ重要）があり
自分のやりたい表現が出来るものを選んでいます。

《リード》
・ロイトナー　３（ファイルド）
これまではバンドレン青箱3を吹いていましたが
ちょっと気分を変えようとロイトナーにしたところ
音の伸び、レガートのつながりも良いのでここ数か月はこれを使っています。
私に合うのか、使えるリードが多いのも嬉しい点です。
以前の半分ぐらいの箱数で足りるようになりました。

《リガチャー》
・バンドレン：MOブラック
シルバー等に比べ、ほんの少し落ち着きのある音が良いと思います。

《マウスピースパッチ》
・ノナカのマウスピースクッション（０．２ミリ）
柔らかすぎたり、厚すぎると力加減が分からなくなるので
付けた感があまりないものを使っています。


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【あとがき】
12月号はここまでです。いかがだったでしょうか？
今回は動画がかなりお勧めです。
世界中の10代の演奏が見られるなんて
本当に面白い時代になりましたね！

ご感想、リクエスト等ありましたら、お気軽にお寄せください。
次回は1月7日発行予定です(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)


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