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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2017年4月号

こんにちは！藤崎クラリネット教室　豊永よしこです。
3月20日のグループレッスンを終え、アレクサンダーの学校も春休みなので
つかの間ののんびり期間を味わっています。
以前は貧乏性で空き時間があっても「何かしなきゃ！」と
あくせくしていましたが、最近やっとのんびりできるようになってきました。
時間セレブになれてきたかな？と思う今日この頃です(^^)
では今月もよろしくお願いします。


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【今月のメニュー】
１．最近の教室から～グループレッスン終了しました！
２．勉強会曲目発表！
３．注目のブログ記事
４．コンサート情報
５．今月のおススメ動画
６．面白いお店発見しました！
７．私がアレクサンダーテクニークを学び始めたきっかけ

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【最近の教室から～グループレッスン終了しました！】

先月の3月20日にA管を鳴らすことをテーマにしたグループレッスンを開催しました。
今回は教室の生徒さんが4名、新しい方が2名
アマチュアの社会人の方から、音大生まで幅広くご参加いただきました。

皆さん一定レベル以上吹ける方ばかりでしたが
身体の使い方や意識、吹く前の準備などを見直し変えていくと
より音が響くようになったり、音量が増したり
自然と音楽的な表現や、自然な流れが生まれました。
当日の様子を簡単にまとめましたので、良かったらご覧ください。

・当日の様子（写真&解説）→http://clarinet.blog.jp/archives/15277732.html

・参加者の方のご感想→http://clarinet.blog.jp/archives/15281760.html

グループレッスンはこれからも不定期で開催していく予定です。
今後開催するうえで一つ考えているのが、
ブログHP等に一切写真を載せない形で開催する事です。
もちろんこれまでも顔出しNGの方の写真は出していませんが
それでも抵抗のある方、色々な事情のある方もいらっしゃると思いますので
（おそらく他の先生に習っていたり、部活やお仕事を休まなければ来られない方や
プロの方などは抵抗があるのではと思っています）
一度そういう形で開催してみようかなと考えています(^^)

決まりましたらまたメルマガでもお知らせします。


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【勉強会曲目発表！】

6月4日の勉強会、曲目が決まりました。

・ガーデ：ファンタジーシュトゥックよりバラード
・シューマン：ファンタジーシュトゥックよりⅢ
・プーランク：ソナタより第1楽章
・ウェーバー：コンチェルティーノ
・サン=サーンス：ソナタより第1楽章
・ブラームス：ソナタ第1番より第1楽章
・サン=サーンス：ソナタより第4楽章
・シューマン：ファンタジーシュトゥックよりⅠ
・ラヴェル：ハバネラ
・ブラームス：ソナタ第2番より第1楽章
・クルーセル：クラリネット四重奏曲より第1楽章（Cl&Pf）
・ストラヴィンスキー：3つの小品
・真島俊夫：ル・ジャルダンよりⅠ
・サン=サーンス：ソナタより第2，3楽章

勉強会は午前中合わせ、午後本番、終了後に演奏した感想や
他の方の良かった点などをお茶を飲みながら話し合います。
聴いている方には個々の演奏の感想を書いて頂くので
自分の演奏についての感想も知ることが出来ます。

自分が思っているより良い所もあるんだ、
こんな感じに聴いてもらっているんだ、などとわかることが沢山あるので
参加出来る方にはぜひご参加いただきたいと思っています。

今回2名キャンセルが出ましたので、再募集します。
エントリーしそびれたけどやっぱり演奏したい！という方の参加も受け付けたいと思います。
教室の生徒さんはもちろん、これまでグループレッスンに参加された方も歓迎です。
ご希望の方はお早めにお知らせください。

見学は随時受付中です。


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『演奏中「出来てるかな？」と確認することが
なぜ演奏の邪魔をしてしまうのか？』

アレクサンダーテクニークのレッスンレポートです。
演奏しながら「できてるかな？」と確認することは
どういう事なのか、アレクサンダーの学校の校長先生が
一言で教えてくれました。
http://clarinet.blog.jp/archives/14664549.html



●『分からないときは全部取る！』

アーティキュレーションが複雑で難しい楽譜の練習法です。
一気に完璧に出来なくてもいいんです。
http://clarinet.blog.jp/archives/14462144.html


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【コンサート情報】

●音大受験の時に習いに来てくれていた、Micinaさんのホールライブです。
彼女は本当に上手いしセンスある音楽家です。
高校生のころから「他の子と何かが違う…何が違うんだろう？」と思っていた生徒さんですが
今思えば色々なジャンルに親しんでいたこと、自分で作曲出来る事も
関係していたのかなと思います。
また、彼女は身体の使い方に関しても理想的なので
音楽や演出だけでなく身体の使い方に興味がある方にもお勧めしたいと思います(^^)


2017年5月3日（祝）
Micinaホールライブ5th Anniversary「Clarinet on the BEAT’17」
＠行徳文化ホールI＆I
開場１７：３０／開演１８：００

チケット　一般3000円／高校生以下2500円
※3歳児未満の入場不可。未就学児は膝上鑑賞で無料。ただし席を有する場合は有料。

出演：Micina
サポートメンバー：
Pf伊藤辰哉／Gt那須寛史／Bass白戸佑輔／Perc岡部量平
Vn榊渚／Vn星野沙織／Vla飯顕／Vc篠崎央彡
ゲスト：
Cl.阿部加奈子／Cl.安藤綾花／BassCl.山本茉莉奈 ／Perc＆Pf田村拓也

５th Anniversaryの企画で、初ゲストをお招きします！
これまで演奏家さんのために書きおろしで作品提供してきたアンサンブル曲たちを、
セルフカバーで初披露！

昨年CD全国リリース、iTunes全世界配信、海外での楽曲起用と、ポップスクラリネット旋風を巻き起こすMicinaの、
熱いステージがここに！
史上最高のパフォーマンスでお迎えします！お見逃しなく！！

★チケット発売
行徳文化ホールI&I　047-701-3011
イープラス　http://eplus.jp
→スマホがチケットになる、手数料０円の「スマチケ」対応！
ぜひご利用ください。


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【今月のおススメ動画】

今回は人前での演奏の時に、どういう考え方を持って演奏したら良いのか？にテーマに選んでみました。

●『演奏中どのように集中力を保つのか？』

世界的なフルート奏者、エマニュエル・パユが
人前で演奏するときの心構えについて話しています。
とても大事な事を沢山話されていて
まさにその通り！と何度も頷きました。
https://www.youtube.com/watch?v=9eufLKEdr8Q


●『オーディションでどのような印象を与えるか？』

ベルリンフィルの2人の奏者が、オーディションでの心構えについて話しています。
これはオーディションについてですが、
コンクールや人前での演奏にそのまま生かせると思います。
これも確かにそうだよね！と思う事ばかりです。
https://www.youtube.com/watch?v=FKIWN6YFVEI


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【面白いお店発見しました！】

教室のツイッターをフォローしてくださった
『Apocaθist』というお店

なんと楽器の部品や小物でアクセサリーを作っているそうで
のぞいてみたところ、クラリネットリードで作った
ピアス、ネックレス、ブレスレット、リング、ネクタイクリップ等がありました。
セミオーダーもできるそうで、本番で使った思い入れのあるリードなんかを
加工するのもよさそうですね。
良かったらご覧ください。(特別なつながりは特にありません)

http://apocathist.thebase.in/categories/103976


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【私がアレクサンダーテクニークを学び始めたきっかけ】

今回は、そもそも何故アレクサンダーテクニークに興味を持ったのか？
学び始めたのかについて書いてみたいと思います。

私がアレクサンダーテクニークを学び始めたきっかけは
約10年前、真っ赤な顔で力んで吹いている生徒さんを見ての事でした。
（今は力んでいなくても体質でも赤くなる方もいる事が分かったので
吹くと顔が赤くなる=力んでいるとは言えないと思っていますが）
そんな状態の方に「もっとリラックスして」「力を抜いて」と言ってみたものの
あまり効果はなく、かといってそれ位しか指導の技術を持っていませんでした。

その中で、何かいい方法はないかと色々調べたところ
演奏の時の身体の使い方が学べそうなものとして
アレクサンダーテクニークが浮かび上がってきました。
アレクサンダーテクニークでとても気に入ったのは、この考えです。

「人間は余計な事をやめさえすれば、身体の機能が最大限に発揮され、やりたい事が楽に出来るようになる」

何かをプラスというよりは、邪魔しているものをマイナスするだけ。
つまり「もともと人間は完璧なんだ！」と解釈して、
これはもっと知りたいと思い、まずは本を読んでみました。
最初に読んだのは、今ではとても有名な本

『音楽家なら知ってだれでも知っておきたい「からだ」のこと』です。
http://books.rakuten.co.jp/rb/1201809/

読んではみたものの、訳が独特で、挿絵もいまいち分からず…
一言でいうと全然わからなかったのですが(笑)(あれは解説付きで読みたい本です）
何かピンと来るものを感じて、まずは自分がレッスンを受けてみることにしました。

最初はクラリネットでアレクサンダーの先生はいないかな？と調べましたが
いらっしゃいませんでした。
でも息を使う事楽器の先生が良いと思い、
フルートの棚橋和子先生のレッスンを受ける事にしました。
（今思えば身体の使い方は共通なので、楽器の先生でなくても全く問題なかったのですが
その当時はやはり楽器の先生の方がいいなと思っていました。）

レッスンに行くと、最初は何をしているのかよく分からなかったのですが
楽器を最初に吹いた時に「そんなに吸わなくていいよ！」と言われたのが
とても印象的でした。

それまでは他の方と同様「沢山吸う事でいい音が出る！」「背中にまで空気を入れなくては！」等と
今から考えるとかなり身体に負担をかけてブレスをしていました。
でも、クラリネットの先生からも何も言われなかったし
声楽の先生には「とてもいい呼吸してる」と言われていたので
これで正しいと信じていましたが、そんなところに
アレクサンダーの先生の「そんなに吸わなくていいよ！」が来て
「え！！！吸わなかったらどう吹くの？」と思ったのを覚えています。

そのあと先生が身体の使い方をサポートしてくださり、ただ身体に空気が入ってくるに任せて
その息で音を出すと、これまでにないような軽さで音が出せたのでした・・！
「今まで習ってきた事、信じてやってきた事は何だったんだろう？」
と嬉しいような悲しいような…ある意味ショック、複雑な気持ちでした。
今思うと、自分の奏法には特に問題がないと思っていたのですが
私もしっかり力んでいたんです(^_^;)

頑張って息を吸うのをやめる事から始まり
レッスンのたびに色々な不必要な事をやめていき、
そっちの方が上手くいってしまう体験を毎回して
目からウロコがボロボロと落ちて行ったのを覚えています。

一時期は力を抜く事に夢中になり
大きな音や高音を出すのが怖くて吹けなくなったり
トーンホールが塞げなくなる位に振り切れてしまいました。
必要な事もやめてしまっているのにある時気づき、
そこからは必要なだけの力で吹くってどういう事かな？と探求し
今はだいぶ吹き方についてつかめてきました。
でもこの過程も、指導する上でした方が良い体験だったと思うので
今はこの回り道も良かったなと思っています。

アレクサンダーテクニークに出会って今年で10年目ですが
迷路や落とし穴や逆行や暴走、停滞など沢山経験しました。
始めて数年は、早く答えがほしい、正しい姿勢、正しい吹き方を知りたいと思っていましたが
そういうものはなく、このような考え自体をやめて試行錯誤自体を楽しむ事が、
アレクサンダーを学ぶことなのかなと感じています。

これからアレクサンダー教師としてどういう方向性になっていくのか
未知の部分の方が多いですが
自分の興味に沿って探求を続けて行くことで、自然と道はできてくるのかなと感じています(^_^)


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【あとがき】
今回はのんびりモードでネタが思いつかない・・と
ちょっと思っていたのですが、結果また長いものになりました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました(^^)
次回は5月1日発行予定です。




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