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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2017年5月号

こんにちは！藤崎クラリネット教室　豊永よしこです。
新学期も始まり、教室にはなんと新しく6名の方が仲間入りしました！
春休みモードからいきなり忙しくなって若干あわてていますが
休みもしっかり取ってリフレッシュしたいと思っています。
では今月もよろしくお願いします！

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【今月のメニュー】
１．最近の教室から～アレクサンダーテクニーク教育実習、進んでいます。
２．私がクラリネットを始めたきっかけ
３．注目のブログ記事
４．コンサート情報
５．今月のおススメ動画
６．学生時代の私の大失敗

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【最近の教室から～アレクサンダーテクニーク教育実習、進んでいます】
アレクサンダーテクニーク教師の本免許取得までには
5名の生徒さんに10回ずつレッスンを行う課題があるのですが
先月末1人目の方が終了しました！

上手くいった！と感じる時、全然要領を得なかった(T_T)と感じる時
分かってもらえた手ごたえを感じる時など色々ありましたが
アレクサンダーの「ア」の字ぐらいは伝えられたかなと思います。

生徒さんには学校へ感想文を出していただくのですが
身に余る良いご感想を頂き、新米ながらも全力で頑張ってよかったなと思いました。

まだ学校で学びながら教えているので
学校で教師歴数十年の先生のレッスンに接すると
自分がゴマ粒ぐらいのちっぽけな教師に感じてしまいます。
だからと言って、背伸びをしていきなりレッスンが上手くなるわけでもないので
自分の力の中で最善を尽くそう、と思っています。

実習生レッスンがすべて終わりましたら
アレクサンダーテクニークのメニューも作っていこうと思います。
個人だけでなく、グループレッスンもできたらと思っていますので
興味のある方はぜひご参加ください(^^)


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【私がクラリネットを始めたきっかけ】

新学期なので、私が楽器を始めたきっかけを書いてみたいと思います。
きっかけは多くの方と同じく、中学の吹奏楽部で始めました。
小学校の時からずっとピアノをやっていたので
迷うことなく音楽の部活を選びました。
「吹奏楽部にしたけどいいでしょ？」と母に事後報告したのを覚えています。

とはいえ、当時は楽器については全く知りませんでした。
吹奏楽で使う楽器で、何となく知っているのはフルート、トランペット。
クラリネットとオーボエの区別が危うい、という状態でした。

仮入部の時に、興味のある楽器を吹かせてもらえたので
フルート、トランペットを吹かせてもらいました。
フルートは、頭部管では音を鳴らせましたが
いざ本体を付けて吹くと、私にとっては指使いがとても難しいものでした。
トランペットは、唇がつらかったのと、どう頑張ってもゾウのオ○ラのような音しか出なかったので
挫折しました。

最後に、クラリネットパートに沢山人がいたので
私も！と思って吹かせてもらったら、
すぐ音が出て指使いも私にとってはとても簡単だったので、楽しかったです。
ただ、チューニングのシ（実音A)の音がひっくり返ってしまい
なかなか出ず、苦労したのを覚えています。
先輩もただ見てることしかできない感じで、私もただ延々と吹いているだけでした(^_^;)
今思えば大体原因は分かるので、タイムマシンで教えに行ってあげたいです(^^)

そして一通り体験が終わったら、先生に楽器を決めてもらいます。
先生が歯並びを見て、クラリネットに決まりました。
今思うと、特に希望もなく流れでクラリネットになりましたが
色んな意味で良かったなと思います。

一番最初の舞台は、中1の夏のコンクールでした。
ヴェルディの運命の力序曲です。

私の時代もコンクールメンバーを決めるオーディションがありました。
初心者には無謀な譜面を数日で練習して
絶対出る！と決めてオーディションを受けたのを覚えています。
今思えば、気合と念力のみで吹いていたように思います(笑)
その甲斐あり、メンバーに選ばれて、コンクールに出ることが出来ました。

私がクラリネットを始めたきっかけは、こんな感じです。
コンクールメンバーや、楽器を決めるオーディション前には
中高生がレッスンにきてくれる事も多いのですが
時々当時の自分を思い出します。
今思うと部活では本当に無謀な事ばかり要求されますが
ある意味その無謀さが眠っている力を呼び覚まして
上達を加速させることもあるので、善し悪しだなと感じています。


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『練習では吹けたのに(T_T)・・・普段通り吹けない時、考えたい事』

肝心な場面で吹けないときは、別人スイッチが入っている事があります。
どんなスイッチが入っているのかな？観察してみましょう。
http://clarinet.blog.jp/archives/8401335.html


●『新しい先生に真逆の指導をされて混乱した時、考えたい事』

新学期になって顧問の先生や指導の先生が変わる人も多いと思います。
混乱をプラスに変えていきましょう。
http://clarinet.blog.jp/archives/16130116.html


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【コンサート情報】

●先月号でもご紹介しましたが
音大受験の時に習いに来てくれていた、Micinaさんのホールライブです。
FBなどでもリハーサルの様子が逐一UPされていますが
すごいステージになりそうです。

2017年5月3日（祝）
Micinaホールライブ5th Anniversary「Clarinet on the BEAT’17」
＠行徳文化ホールI＆I
開場１７：３０／開演１８：００

チケット　一般3000円／高校生以下2500円
※3歳児未満の入場不可。未就学児は膝上鑑賞で無料。ただし席を有する場合は有料。

出演：Micina
サポートメンバー：
Pf伊藤辰哉／Gt那須寛史／Bass白戸佑輔／Perc岡部量平
Vn榊渚／Vn星野沙織／Vla飯顕／Vc篠崎央彡
ゲスト：
Cl.阿部加奈子／Cl.安藤綾花／BassCl.山本茉莉奈 ／Perc＆Pf田村拓也

５th Anniversaryの企画で、初ゲストをお招きします！
これまで演奏家さんのために書きおろしで作品提供してきたアンサンブル曲たちを、
セルフカバーで初披露！

昨年CD全国リリース、iTunes全世界配信、海外での楽曲起用と、ポップスクラリネット旋風を巻き起こすMicinaの、
熱いステージがここに！
史上最高のパフォーマンスでお迎えします！お見逃しなく！！

★チケット発売
行徳文化ホールI&I　047-701-3011
イープラス　http://eplus.jp
→スマホがチケットになる、手数料０円の「スマチケ」対応！
ぜひご利用ください。


●千葉英和高等学校吹奏楽部　第32回定期演奏会
生徒さんの通う高校の定期演奏会です。
高校生の若さあふれる演奏が聴けると思います。

・2017年5月5日（金）開演14:00
・八千代市市民会館(東葉高速鉄道「八千代中央駅」「村上駅」徒歩10分
・入場無料・全席自由
・曲目：第59回吹奏楽コンクール課題曲
　　　　「トゥーランドット」「ALADDIN」より　他
・お問い合わせ　047-484-5141（武井）



※コンサート情報掲載ご希望の方は
お気軽にお知らせください。　


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【今月のおススメ動画】

今回は身体の動きを視覚的に把握してみよう！をテーマに選んでみました。

●『楽器を構える時の肩甲骨の動き』
楽器を構える時、腕とともに背中の肩甲骨が動くことは
レッスンでもお伝えすることがありますが
どのように動くのか？また、どのあたりの筋肉とつながっているのか？が
分かりやすく動画になっています。
ただ楽器を構えるだけでも、色々な部分の筋肉が協力して動いています。
色々な筋肉が関係しているだけに、構え方によっては
息が吸いづらくなったり、首、背中や肩が痛くなったりします。
また肩甲骨には腕の骨が繋がっていて、その先には指先の骨が繋がっているので
指の動きにも肩甲骨が影響しているんです。
短い動画なので、繰り返し視点を変えてご覧ください。色々な発見があると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=OeYDVWcmQAU


●『吹いている時のアゴと舌の動き』
なんとMRIで吹いている時のアゴの骨、舌の動きが見られます。
跳躍や高音、レッスンでもやっている倍音の練習の時に
アゴはどう動いているか？舌はどう動いているかが分かります。
（注：アンブシュアは絶対動かさない！固める！という指導法もありますが
口、アゴ、舌を始め、身体全体を微妙に動かしていくことで色々な事が上手くいきます。
何故固める指導法があるのかはまた別の機会に。）
ちょっと動きすぎな感じもありますが…とても参考になります。
https://www.youtube.com/watch?v=Id5O3Tk5YV8


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【学生時代の私の大失敗】

私もこれまでに沢山失敗していますが、
その中でも思い出したくない失敗をあえて2つ書いていこうと思います。

１．フランセ：テーマヴァリエーション事件
大学2年生の時に、学内の勉強会で、フランセを吹く事にしました。
その頃は多分自分史上一番天狗になっていた時期だと思います。
受験の為にかなり練習して、どんな上手い人がいるんだろう？と思って入ったら
「あれ？通用しちゃう？」と調子に乗っていた2年目です（苦笑）

中学高校での練習貯金もまだまだあるころで
コツコツと積み重ねるというよりは、気合と念力で吹いていました。
本番対策なんてもちろんしてません、というか知りません。とにかく集中して吹くぐらいでした。

事前の合わせはきれいに決まり、特に問題ありませんでした。
しかし本番になるとものすごく緊張して、指が震え、動かなくなってしまいました。
どう対応していいかもわからず、とにかく全部吹き切ることで精一杯
練習の半分ぐらいしか上手くいかず、本番が終わったのでした(T_T)

今思うと、準備の質に加え、周りの評価を気にしていたことが大きかったなと思います。
（それまではあまり気にしていなかったので、ほとんど緊張することがありませんでした）
勉強会では終了後先生のコメントを聞きに行くのですが
師匠のコメントも聞かずに逃げるように帰りました…
電車で泣きながら帰ったのを覚えています。

それからは人前での演奏で、指が固まるんじゃないか？震えるんじゃないか？と、とても怖くなり
大学での試験などでも、思ったような結果が出ない事が増えてとても悔しい思いをしました。
この恐怖感は実は数年前まであり、早いパッセージの恐怖がいつも付いてきていたのですが
アレクサンダーテクニークを勉強したり実践を繰り返したことで
今ではほぼ恐怖は出なくなり、緊張が動きに影響することもほぼ無くなりました。
つらい体験でしたが、でもこれがなければ本番の恐怖を実感することもなかったと思うので
指導者としては必要な経験だったなと思っています(^_^)


２．ベルク：ヴァイオリンコンチェルト事件
大学3年の時に、学内オーケストラで、バスクラリネットを吹く事になりました。
ベルクのヴァイオリンコンチェルトは、クラリネット群だけのコラールがあったりして、結構好きな曲でした。
指揮は井上道義氏でした。先生の元で演奏できるのがうれしかったです。

その曲の中で、ファゴット、コントラファゴットとバスクラが同じ動きをする場面がありました。
指揮を見ていれば、なんてことはなく合ってしまう部分だったのですが
本番当日、しかもゲネプロ終了後に、なぜかファゴットの先輩が
「合図をして動こう」と提案してきて…楽屋で練習しました。
今思えばそれまで何の問題もなく合っているんだから、そんなことしなくてもよかったのに(^_^;)
何となく悪い予感はうっすらしましたが、先輩の言う事だからやってみよう、という事で本番を迎えました。

結果は予感通りバラバラに動いてしまい
今でも道義氏の「おまえら何やってんだー！！！！」という怒りに満ちた顔が忘れられません(T_T)
練習では失敗の片鱗すら無かっただけに…
まあ過ぎてしまえば、色々な教訓を含んだ良くある体験なのですが、
未だにその音源はおろかCDは聴けません(^_^;)


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【あとがき】
人に歴史あり(笑)…
大学時代は結構ハードで、挙句の果て体調を崩したりもしましたが
それも全て今に役立っているので、良かったと思います(^^)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました(^^)
次回は6月1日発行予定です。




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