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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2017年7月号

こんにちは！藤崎クラリネット教室　豊永よしこです。
毎年3～5月は物心ついた時から調子が悪いのですが、2月にアレクサンダーテクニークの試験に受かった脱力感もあり
今年は特に使い物にならない状態でしたが、6月に入り、やっと調子が出てきました(^^)
この調子でこれからの梅雨&猛暑を乗り切ろうと思います。

では今月もよろしくお願いします(^_^)

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【今月のメニュー】
１．最近の教室から～勉強会が終了しました！
２．受講生募集中！7月30日(日）グループレッスン
３．注目のブログ記事
４．コンサート情報
５．今月のおススメ動画
６．マウスピース選定・私がしている事、考えている事

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【最近の教室から～勉強会が終了しました！】

6月4日の勉強会、無事に終了しました。
今回演奏者の人数はいつもと同じぐらいでしたが、見学の方がいつもよりも多く
客席いっぱいの方が聴いて下さいました。

それぞれの方が演奏したい曲を精一杯演奏されていましたが、今回も皆個性的で、その個性がいいな～と思って聴いていました。

大人の方は特に、ご自身の中にこう演奏したい、というものがある方が多いので
私はその邪魔をしないよう、邪魔をしているものがあれば取り除く方法を指導したり
もっと表現したいものがあればそれをもっと出せるようにと思って指導しています。

また、この曲はこう吹く、というスタイルを学ぶことも大切なのですが
スタイルから入ってしまうと「スタイルに合わない私の演奏は○、×」というジャッジが入ってしまい
自分は「こう演奏してみたい」が出てこないまま一生が終わってしまうので(^_^;)
もちろん「これはおかしい」と思えば指導しますが、スタイルはやんわりと教えつつ、
この方は本当はどう吹きたいのかな?と考えながら指導することにしています。

勉強会の後のお茶会では感想を皆で話し合うのですが
そこでは演奏だけではわからない、演奏者の心情も聴けて良かったです。
みんな涼しい顔で落ち着いてる・・・大変なのは私だけなのかな、と思っていた方は
ちょっと安心されたかもしれません。

また、観客の方に感想を書いていただくのですが、それを読んだ方から
・自分が思っていたことと違う視点で聴いてくれている事に驚いた　
・良い事を書いてくれてうれしかった　等の感想を頂きました。
生徒さんの小さなお子さんも、短い言葉ですが、これはよく聴いてくれていたんだな、とわかる感想を
自分の言葉で書いてくれていたので、それも嬉しかったです。

勉強会後も、メールやレッスンで体験を教えて頂きました。
・はじめて息で音を出す感覚が分かった！
・ミスはあったけれど楽しく吹けました！
初めて見学に来られた方は、演奏ももちろんですが、皆さん良い方ばかりで驚きました！など

色々な感想を頂きました。演奏した方だけでなく、見学に来ていた方にも刺激があったようで良かったです(^^)

実は当日、冒頭に書いた春先の不調&体力低下を引きずっていたので、
リハーサルが終わるころにはすごく疲れてしまっていて「もう年かな(T_T)」なんて思っていたのですが（まあ疲れますよね(笑)10時～15時休みなしですから）
本番が始まり聴いているうちに、だんだん元気になり、自分の演奏ではなんとか演奏する事が出来ました。

次回はまた来年、同じころに開催しますので、ぜひご参加ください。
ご参加いただいた方々、ありがとうございました！



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【受講生募集！7月30日　少人数でじっくり！クラリネットグループレッスン】

少し前にご案内しましたが7月30日（日）にグループレッスンを開催します！

今回の特徴は少人数（3名まで）&ほぼ非公開です。
少人数にして出来るだけ緊張から離れて、質問もしやすいように、じっくりレッスンを受けていただきたいと考えています。

ほぼ非公開というのは、ブログ等に写真をUPしないという意味です。ご感想は許可を頂ければ公開したいと思います。
（もちろんこれまでも公開NGの方は出していませんが）
周りに内緒で受けたい(結構そういう方、多いです(^^)という方にも来ていただけたらなと思います。


グループレッスンには、身体の使い方に興味がある方、楽器が上手になりたい方、疑問を解決したい方、音楽的に吹くヒントがほしい方
好奇心のある全ての方に来ていただきたいですが、アレクサンダーテクニークの視点は、特にこんな方々のお役に立つのではないかな?と思っています。

・疲れやすさや身体の故障に悩んでいる方
・音楽を専門に勉強している学生さん、卒業生、プロの方
・楽器指導者の方
・緊張しやすい方

グループレッスンは、他の方の変化がみられるのも醍醐味です。個人レッスンで言われていたことが、グループレッスンで腑に落ちたり
自分の変化に半信半疑の方が、他の方の変化を目の当たりにしたり、他の方からのフィードバックをもらう事で、変化を実感出来る事も
多いようです。

参加するのは少しの勇気がいりますが、その勇気以上の体験を何かしら得る事が出来るのではないかなと思います。

《空き状況》
13時～の回　満席
15時半～の回　残り2名

興味のある方は「グループレッスン」のページからお申し込みください。
https://www.fujisaki-clarinet.com/

レッスンが必要な方に受けて頂けることを願っています！
もし周りに興味のある方がいらっしゃいましたら、ご紹介いただければ幸いです。


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『真っ黒い楽譜をみたとき、反射的に固まっていませんか？真っ黒い楽譜と仲良くなる方法』
私の練習中の体験談を書いています。

私の通っているアレクサンダーテクニークの学校のフェイスブックページがあるのですが
→https://www.facebook.com/bodychancecmusic/
そこに投稿したところ、かなり多くの方に読んでいただき、アクセス数が今も増え続けている記事です。
http://clarinet.blog.jp/archives/12682715.html


●『リードは出来るだけキレイに保ちたい！リードを清潔に使うためのおススメ新習慣』
梅雨のこの時期、雑菌やカビの繁殖が気になりますが、リードも例外ではないと思います。
リードを出来るだけ清潔に保つために私がやっている事を書きました。
http://clarinet.blog.jp/archives/9148115.html


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【コンサート情報】

生徒さんが所属されている演奏会です。

●野田市民室内管弦楽団演奏会　2017
・2017年7月9日(日）14時開演
・野田市文化会館
・入場無料

・曲目
ドボルザーク：交響曲第9番「新世界より」
ラヴェル：なき王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー：小組曲

・お問い合わせ：http://nodaorch.jp



6月号で動画を紹介したアレッサンドロ・カルボナーレ氏が来日されます。
●レクチャー&マスタークラス&ミニコンサート
・2017年7月24日（月）　18時開演
・アクタス　ノナカ・アンナホール（東京都渋谷区）
・聴講料：1,500円

・お問い合わせ、お申込み　アクタスセルマージャパン
http://nonaka.com/actus/selmer/

この他にも東京では7月26日にコンサートがあるようです。
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010175P0108P002206073P006001P0030001?_ga=2.118180173.578590376.1498632852-1703204697.1498632849


※コンサート情報掲載ご希望の方は
お気軽にお知らせください。　


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【今月のおススメ動画】
今回はただ素晴らしい！の視点でご紹介します。

●『A.マグギル　モーツァルト：クラリネット五重奏曲より第2楽章』
A.マグギルは現在ニューヨークフィルの首席奏者で、これまでもメトロポリタンオペラで首席を務めるなどしている方です。
地球の重力に勝っているのでは？と思うくらい、いい意味での浮遊感を体感できます。
これはおそらく、メンバー全員の音楽のとらえ方と、モーツァルトの音楽自体がそうさせているのだと感じます。
マグギル氏は空間を広くとり、メンバーが何をしているか瞬時にとらえるようなアンテナを張っています。
息の方向を考えているかは分かりませんが、特に出だしは肺からリードに向かって（上or斜め上前）出している印象。
姿勢もリラックスした様子に見えますが、だらっとはしていません。いつでも身体全体が柔軟に動けるような吹き方をしています。
何から何まで難しい曲ですが、さすがの演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=IMEtJiT8idg


●『J.ブリス　熊蜂の飛行』
以前、10代の演奏でご紹介しました、イギリスのプレイヤー、J,ブリスの熊蜂の飛行です。余りに軽々と吹いているので簡単に吹けそう！と
思ってしまうような演奏です。フラッターや循環呼吸でも身体を縮ませることなく(ふつうは縮みやすい）左手スロートトーンの指回しもびっくりするほど何気なく
演奏しています。指の軽さがそれこそ熊蜂の羽級です(笑)特に左手指の軽さや、右手を押えている時の「ただ指を乗せているだけ」の状態を観察してみてください。
少し身体が縮んだり、音の出だしの時にほんの少し身体を押し下げる等もありますが、すぐスッと身体が伸び、楽な状態に戻っています。
https://www.youtube.com/watch?v=N3_pNnfelRg



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【マウスピース選定、私がしていることを書いてみます。】
生徒さんに依頼されたマウスピースは、選定の作業を経てお渡ししていますが
選定の時にいったい何をしているのか、言葉にできる事だけでも書いてみたいと思います。
（…というのは選定は職人の勘みたいなものも結構使うのです。これは言葉にはできないので）

1つのマウスピースを選ぶときには、最低でも10個出していただきます。この間は21個出していただきました。少ないときは、次回入荷を待ちます。

《１巡目》
そのマウスピース自体に慣れる意味と、合うリードを探す意味で吹きます。
大体４～５本吹くと慣れてくるので、１巡したら最初の４～５本をもう一度吹きます(結果１巡半ぐらい）

《２巡目》
第１印象を見ていきます。一番出しやすい音量で、スラーで全音域を吹きます。私が選ぶときに大事にしているポイントは
・息の通りが良い
・音の鳴りムラがない
・出だしがスッと出る
このポイントをクリアしているものを選びます。この時点で大体3分の２～半分ぐらいに絞られます。

《３巡目》
２巡目の印象をもう一度確認して、今度はいろんな事をしてみます。
・レガート
・スタッカート
・タンギング
・色んな音量
・傾向の違う曲のフレーズ
などを吹きます。ここでは音色、音質、それぞれのやりやすさをみます。
そして念の為、傷などないかを見ます。まずないのですが、これだ!と決めてから表面にでも傷があったらとても悲しいので。
ちなみに左右対称かなどは、肉眼で偏りがなければ、あまり気にしません。理由は色々ありますが、長くなるので省きます。
ここでさらにその3分の２～半分ぐらいに絞られます。

《４巡目》
２，３巡目のポイントを再確認しながら、ちょっと長めに吹きます。生徒さんに依頼された時は、その方の吹き方に合うものをイメージして試します。
そしてそれまで座っていたら立って吹く、壁側を向いていたら反対側を向くなど、姿勢や方向を変えます。これによって聴こえ方が変わるので、色々試してみます。
この辺りで３～４本に絞られます。

《５巡目》
これまでの再確認と、この辺りは勘をさらに使って選びます。あまり吹きすぎるとわからなくなったり、迷ってくるのである程度素早く。
最後に３巡目でした色々な事をしながら音程をみます。これもひどいものは最後までは残らないので、確認する程度です。

そして一番良いものを１個決めます。２～３個良いものがある時もあるので
その時は良いものを在庫として買い、生徒さんに吹いて選んでもらいます。

《自分で選びに行く方へアドバイス》
周りに選定してくれる先生がいないなど、自分で選びに行く方は次の事は気にされると良いと思います。

・一人ではなく上手な人と一緒に行く
・出来るだけ数を出してもらえるところで選ぶ
・リード、リガチャーを付ける位置はいつも一緒（ちょっとでも変えるとマウスピースの違いが分からなくなります）
・リードは基本的に１枚で全部吹く
・他のリードで吹くのは５巡目あたりから
・曲を吹く事を想定して選ぶ（傾向の違うフレーズをいくつか吹いてみる）
・学校で選ぶ場合は、静かな場所で選ぶ。
・迷ったら買わない（次の機会にする）
・噂に惑わされない(プロが使ってるとか、これは初心者用とか）自分の感覚を大事にする。
・適度に休憩を取る。

選定の時にやっている事は私にとっては当たり前なのですが、どなたかには役立つかもしれないので書いてみました。
ちなみに遠方の方には選定品の郵送もしています。東京の大きなお店では沢山在庫があるのが普通ですが、東京以外では本数自体がない事もよく聞きます。
ご希望ありましたらHPからお問い合わせ&お申し込みください。

人によって色々なやり方や注意する事があると思います。これが正しいと言うものではありませんので、ご参考までに！


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【あとがき】
ここまでお読みいただき、ありがとうございました(^^)
書いているうちに熱中して頭に血が上ってしまい、夜に書いた手紙のようになってしまったので(笑)
平常心で書き直しました。おそらく大丈夫になってると思います(^^)

次回は８月１日発行予定です。




メルマガ不要の方はお手数ですがこちらからお手続きください。
解除専用ページURL
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