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【藤崎クラリネット教室】メールマガジン2018年2月号

こんにちは！藤崎クラリネット教室　豊永よしこです。
ニュースでも例年にない寒さと報じられていますが
千葉も例外なくとっても寒いです。冬はレッスン室を30分くらい前から温めていますが
寒い日は1時間前から温めても寒い時もあります…早く春になってほしいです。

さて、今号は文章がかなり多めです…ゆっくり読んでいただけたらと思います。
ではよろしくお願いいたします！


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【今月のメニュー】
１．2月12日グループレッスン、内容を一部変更しました！
２．子供向け教本『たのしい吹奏楽』クラリネットのコーナーを担当しました。
３．今月のおススメ動画
４．注目のブログ記事
５．コンサート情報
６．個人コンクール地区大会を聴いて


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【2月12日グループレッスン、内容を一部変更しました】
2月12日は基礎の基礎を扱うグループレッスンです。1月8日にはローズ32のエチュードのグループレッスンを行いましたが、
皆さん予想以上に喜んでくださり嬉しかったです。

ローズのグループレッスンは毎回人気で、内容がわかりやすく好評なので、またやりたいなと思うのですが
やっているともっと根本的なこともお伝えしたいと思うのです。
どんな難しい曲でも、結局は基礎の基礎に原因があり、それが弱いと完成度がかなり変わるからです。

ということで、次はアレクサンダーか基礎の基礎かどちらかをやりたいと考えていましたが
今回は基礎の基礎を中心としたグループレッスンにしようと決めました。

今回のレッスンは課題をランスロの26のエチュードに指定していましたが、これ以外の課題でもOKと変更させていただきます。
もちろんランスロ26のエチュードでもOKです。
楽譜はこちらです。
http://amzn.asia/6hAv30d

ロングトーン一音だけでも、スケール1オクターブでも、うまく吹けるようになりたいソロのフレーズでも
ご自身のやりたい課題なら何でもOKです。
この機会に根本から基礎を見直したり、技術の底上げをしていただきたいなと思います。

また、ブログにも書きましたが、ソロコンクールを聴いて中高生の基礎力不足を改めて感じましたので、
対象をクラ歴2～3年からクラ歴半年に変更しました。

クラ歴半年だと、4月から始めた小4、中1、高1の子も参加することができるので、ほぼ網羅できると思います。

単発で時間も30分とクラ歴の浅い方に役立つのかなと最初は思っていたのですが
個人レッスンを継続するのも環境的にも難しいことが多いので
グループレッスンに1度出るだけでも、かなり変わってくるのではと思い、変更しました。

小中高生はもちろん、大人の愛好家の方、音大生、指導側の方にも来ていただきたいなと思っています。

今回のグループレッスンについてのブログ記事もいくつか書いています。
http://clarinet.blog.jp

お席残り4名となりました。詳細、お申込みはHPからお願いします。
http://fujisaki-clarinet.com


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【子供向け教本『たのしい吹奏楽』クラリネット、バスクラリネットのコーナーを担当しました。】
ブログでもお知らせしましたが『たのしい吹奏楽』のクラリネット、バスクラリネットのコーナーを担当しました。

アレクサンダーテクニークの先生、バジル・クリッツァーさんの3冊セットの本
1巻：楽器演奏の基本
2巻：楽器別演奏のポイント
3巻：メンタル問題解決法

この2巻目で8ページ担当しました。

メルマガなので裏話的なことを書いてみたいと思います。

最初は担当の方から「アレクサンダーテクニークの視点での初心者向けに役立つ情報を思いつく限り書いて下さい」と
依頼がありました。思いつく限りとは…？！あまりにも膨大すぎて、何を書けばいいのか悩みましたが
アレクサンダーの視点という事なので、楽器の扱いやリードの付け方など、一般的な内容ではなく
座奏、立奏、構えの時の身体の使い方、息の出し方、アンブシュア、腕が痛い時などの対策、姿勢で気を付けたいこと等
身体の使い方を中心に書かせていただきました。

その後、その内容を元に写真を入れてくださるという事で、某全国大会常連校に出向き
フレッシュな高校生にモデルになってもらい、
座奏や立奏など沢山の写真を姿勢をああでもないこうでもないと指導しながら撮りました。

その時にはカメラマンの方に「先生整体でもできるんですか？」と言われたり
（アレクサンダーは身体に手を添えて動きの補助をするのでそう思われたようです笑）
あまりない体験に汗しながらも楽しんでやらせていただきました。

その後沢山のお直しをして、今は担当の方にお任せして出版を待っている状況です。
実はブログでお知らせした時は、最後のチェックをした次の日でした。おそらく全部の原稿が出そろったぐらいのタイミングだと思うのですが
…まだ完成していない状態でアマゾンに載るんだな～と思いました。

楽器の吹き方やアレクサンダーテクニークを紙面で伝えることは、本当に難しく毎回限界を感じています。
私の考えは全部伝えられないとは思いますが（筆力もド素人ですし）
何かしらの変化のきっかけになると嬉しいなと思います。
本やブログで全部わかろうとするのではなく、実際にレッスンに行ったり練習をして上達してもらいたいなと思っています。

ちなみにバジルさんとは、アレクサンダーテクニークを学んだ学校が同じなので、アレクサンダー仲間と言いましょうか、
ずいぶん前からブログも読んでくれていて、なぜか（笑）書くお仕事を紹介してくれます。

本は3冊セットでちょっとお高いので、図書館でリクエストなどしていただけると嬉しいです。
（もともと学校図書館向けということです）
もちろん買っていただけるととても嬉しいです(^^)/

2月13日発売予定です。よろしくお願いいたします。
http://amzn.asia/c3xMNMC


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【今月のおススメ動画】
スイス・イタリアーナ管弦楽団の首席クラリネット奏者、ジェフレディ氏の演奏をご紹介します。
ただ楽器をくわえて、トーンホールを撫でているような力加減が特徴的です。
最小限の力で吹いているように見え、この力加減ならではの演奏が聴けます。

●ダブルタンギング
ダブルタンギングのレクチャーです。
ずうっと見て聴いているだけで、いいイメージを脳にインプットできると思います。
とても軽く自然で、舌の動きも最小限に見えます。私もこれを見てイメトレしています。
https://www.youtube.com/watch?v=p3ItXhhRw4w

●ヴェルディ：歌劇「運命の力」序曲
クラリネットとピアノで演奏されています。この編成のアレンジは初めて聴きました。
美しいシングルタンギングも沢山聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=37a4GM18utQ


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【注目のブログ記事】
最近よく読まれている記事をご紹介します。

●『ソロコン対策のレッスンを受ける前にやっておきたい7つのこと』
曲を演奏するうえで欠かせない事なのですが
かなりの確率で準備できていないことが多いです。
http://clarinet.blog.jp/archives/23416139.html?ref=popular_article&id=7008103-537869

●『音程改善のための3つの練習』
こちらは長く上位に来ている記事です。3つの練習のうちの2つ目は中川良平先生という、
アメリカで活躍されたファゴットの先生に習ったものです。
基本的な練習ですが音大生でも慣れないと難しいものです。
http://clarinet.blog.jp/archives/1457262.html?ref=popular_article&id=7008103-537869


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【コンサート情報】
生徒さんが出演されるコンサートです。

●市原フィルハーモニー管弦楽団　第34回定期演奏会
2月18日（日）14時開演　
市原市市民会館大ホール
・メンデルスゾーン：交響曲第5番「宗教改革」
・ムソルグスキー：歌劇「ホヴァンシチナ」より前奏曲「モスクワ河の夜明け」
・ボロディン：交響曲第2番


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【個人コンクール地区大会を聴いて】
先日、中高生の個人コンクールの地区大会があり、審査させていただきました。
吹奏楽部に所属している小中高生が、学内オーディションを通過して、学校の代表として一人4分演奏します。
点数により金銀銅が決まり、優秀な数人は県大会に進みます。
木管部門、金管、打楽器部門に分かれていて、クラリネットは木管部門です。
全ての木管楽器が同じ土俵で競い合うという異種格闘技的なコンクールです。

去年は「みんな息が全然生かされてない～楽器って息で音出すんだよ！」と思ったのですが
今年は少し改善されていたように感じました。
音色等には課題があるものの、素直に音が出ている子が増えて、思いっきり噛んで小さく細い音を出している子が
少なかったように思いました。

今回クラリネットに限らず、全体を聴いて思ったのは、基本的な曲の吹き方がまだまだこれからなこと。
曲を吹く前に「この曲は何拍子かな？」「何調かな？」「どんな構成になっているのか？」
「フレーズはどこからどこまでか？」などの基本的なことがもっと理解できているといいなと思いました。

おそらく今は、楽譜を見る前に音源を聴いて覚えて吹く、というのが主流なのではと思います。
でも音源を聴いたり楽器を吹く前に、楽譜を読んでいくことがやはり必要ではないかなと思いました。

目立ったのは、フレーズを意識できていないせいか、1音1音後押ししてしまう吹き方や、棒吹き
また構成を把握していないせいか、不自然な強弱を付ける演奏です。

音源を聴いてそのまま吹く、という段階もあっていいとは思いますが、それだけだと読譜力も付かず
音源がないと演奏できない、何年たっても楽譜がきちんと読めない、という状況になってしまいます。

大人も楽譜を渡すだけでなく、基本的な読みの段階だけでも
丁寧に指導を受けられたらな～と思いました。（大人の人手が足りていないのは百も承知ですが）

中高生の段階では、難しい曲を仕込まれたように吹くよりも、基本的なことを身に着けてほしいなと思っています。
また、ピアノがこう弾いているから自分はどう吹こうかな？とか、この「ｐ」はどんな音色で表現しようかな？とか
音を並べるだけで精いっぱいな曲よりも、演奏を工夫する楽しさを感じられる、技術的に余裕のある曲を選んだらどうかなとも思いました。

あとやはり思ったのは、楽器歴数年の段階でコンクールにする意味があるのかな？という事です。
参加者全員が適切な指導を受けて、楽器のコンディションも万全で全力で頑張る！というのならいいと思いますが
ほとんど指導も受けられず（個人的にレッスンに行ける方が珍しい状態）頑張らないと音が出ないような楽器で
やみくもに頑張り、優劣を付けられるのはなかなかハードではないかなと思いました。

適切な指導を受けていないだけなのに、知らないだけなのに、楽器が壊れているだけなのに
出来なかったり成績が悪かったのは全て自分のせい、と思ってしまう子も少なからずいると思います。
ソロコンの体験がトラウマになり、音楽や楽器が嫌いになってしまうことがあったらとても悲しいです。

先生の講評をもらえるのはとてもいいと思うので、点数は付けずに先生のアドバイスがもらえるお祭り的な会だったら
どんな演奏が聴けるかなと思ったのでした。

演奏やステージマナーなど、以前よりは随分よくなってきたとは思います。今後は子供たちの人生も視野に入れた指導、
卒業してもまたやりたいなと思う環境に整えてほしいと思っています。


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【あとがき】
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今回は文章多めでしたが、今後はコンテンツを決めず、その都度お役に立つような内容を考えていきたいと思います。
次回は3月1日の予定です。



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♪藤崎クラリネット教室　豊永よしこ♪
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