【KOU流】惹かれる感覚は、誰のプログラムか?
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どうもありがとうございます^^
1回目の内容は、
今、福岡講座に向けて原稿をまとめている
愛とクンダリーニについて触れてみます。
でも、今回は「愛」にしますかね。
ちなみに千葉講座は
はじめての氣幸講座じゃなくて
お金の抽象度を上げる講座にしました(笑)
では、今日の本題です。
「恋愛は本能です」
そう語る人は多いですよね。
実際に、生物学や進化心理学の文脈では
恋愛とは「子孫を残すための衝動」と
されてきました。
この説明を聞いたとき、あなたの中に
「腑に落ちた感じ」が生まれたとしたら、
それ自体が、すでにひとつの
刷り込みかもしれません。
なぜなら本能という言葉もまた、
後天的な情報で定義されているからです。
「これは自然なんだ」
「人間だから当然なんだ」
という観念が、本当に
あなたの中から湧き上がったものなのか、
それとも外から流し込まれた情報なのか。
この問いかけに気づけるかどうか。
そこが、認識の階層を上がる第一歩です。
たとえば、
あなたが恋愛にのめり込んでいたとき、
相手の一言で天にも昇るような幸福を感じ
連絡が途切れるだけで、
自分の価値が全部消えてしまったかのように
感じることがありましたよね?
でも、その感情は
本当にあなたの感情だったのでしょうか?
感情は、臨場感の中で生まれます。
そして臨場感は
情報の重なりでできています。
そこには物語があります。
メディアがあります。
親の言葉があります。
SNSの空気があります。
文化の前提があります。
その膨大な情報の集合が
あなたの惹かれる感覚「執着」や「不安」を
意識に上げているとしたら。
恋愛とは、自己の感情ではなく、
社会が設計した「情報構造のプログラム」に
感情というリアリティを乗せて再生される
一種のOSかもしれません。
ここで一度、言葉を切り替えます。
恋愛とは、悟りの反対にあるのではなく
悟りへ至るための入口かもしれない。
こう考えてみます。
なぜなら、こうした「惹かれる感覚」に対し
問い直すことこそが
抽象度の階層を上がることだからです。
悟りとは、特別な意識状態でも
神秘体験でもありません。
「わたしが信じていたこの現実が
他の選択肢の中の一つである」
と気づくこと。
つまり、階層をひとつ上がることです。
真の浄化とは
感情をただ癒すことではない。
どの臨場感空間に属していたかを自覚し
そこから一段抽象度を上げて
観察できる場所に視点を移動することです。
これは、AIにはできない構造です。
AIは情報の階層を、
膨大なデータと計算量によって
下から登っていくしかない。
でも人間は違います。
人間は、生まれた瞬間から
すべての階層に存在しています。
潜在的無意識、身体感覚、言語空間、
抽象思考、直観的把握、
すべてが同時にあります。
そして、ふとした気づき一つで、
その階層を一気に跳躍できる存在なんです。
だから、
「AIが人間を超えるか」という議論は
最初から破綻しています。
AIは、高速に演算することはできても、
わたしはどの臨場感空間の中にいたのか?
という情報構造そのものへの
自覚を持つことはできません。
この自覚こそが、人間の意識の特権であり
恋愛という現象を通して
「わたしたちが最も美しく、最も激しく
そして最も深くアクセスできる」
悟りの入口なのかもしれません。
さて次回は、恋愛がなぜ中毒になるのか。
ドーパミン報酬系と感情のサイクル、
「惹かれること」の生理的正体に
迫っていきます。
あなたの中で、臨場感の源泉が
静かに動き出すのを
どうか楽しみにしていてください^^
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お待ちしております^^
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場、全体の抽象度が上がりやすくて
いいかもしれません^^
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