【ＫＯＵ流】リストラにより評価関数が書き換わった日
Aさんは、ある日突然リストラされました。
長年勤めていた会社。
営業職で、それなりに居心地も悪くなく
収入も生活には困らない程度にあった。
でも、どこかで気づいていたそうです。
自分は
「のらりくらりと、何となく生きている」
とですね。
これからどうしよう。
そう思ったとき、頭に浮かんだのは、
過去に受けた講座やヒーリングの技術。
「いつか自分も、
そういうことで仕事ができたらなぁ」
と、思い描いていた夢のような世界。
でも、実際には何も行動してこなかった。
養成講座に入ったのも
ヒーリングで生きていくためだったのに
いつの間にか日常に流されていたそうです。
メモ帳には学びの記録がたくさんあるし
本も読んでいたし、講座も出ていたし
情報はたくさんあるけど、、、
「それを誰かに届けたことは、
一度もなかった」
そうです。
それでも、生活がかかっている今
何かを始めなければならない。
自信があるわけじゃない。
うまくいく保証なんてない。
それでも、やってみたい！
この一言が出たとき、私は感じました。
ああ、今、彼女の中で
構造が書き換わったんだな、と。
これは気分の変化ではありません。
彼女の中で、
「私は無理」「私には語れることがない」
と決めていた評価関数が、
書き換わりはじめた瞬間です。
構造が変わったとき
人は初めて世界の見え方が変わります。
学びの断片が、
「誰かの役に立てるかもしれないもの」
へと変わっていきます。
自分には何もないと思っていた日常に、
光が差す瞬間とも言えますね。
でもここで、多くの人が勘違いします。
「じゃあ、まずは商品をつくらなきゃ」
「ターゲットを明確にしなきゃ」
と、完璧を求めて止まってしまいます。
でも、本当に大事なのは、
たったひとつでいいから、
「自分の中にある価値」を
誰かに届けてみることです。
それが、アウトプットの第一歩です。
Aさんは、
「私がこれまで学んできたことで、
一番心に残ってる言葉って何だったろう？」
という問いから始められました。
書き出してみると、出てくる出てくる。
そして、それを友人に話したそうです。
すると、
「それ、すごく響いた。
もっと聞かせてほしい」
と言われたんだそうです。
その瞬間、Aさんの中で、
「自分の声が誰かの力になる」という
臨場感が生まれました。
それが、0→1の本当の起点です。
商品設計やペルソナ設定は、
その後にやればいい。
まず必要なのは、
「伝えようとすること」なんです。
次回は、
そこからどう商品として形にしていくのか。
そして、誰に届けるべきなのか。
ビジネスとしての「構造設計」の
話をしていきましょうかね。
まずは、
あなたの中にある「伝えたい何か」に
触れてみて欲しいですね。
それが、始まりです。
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