ITの進化は速くありません
変わっていないことも多いのです。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0091 2020.05.18
発行者：蔵本貴文（くらもとたかふみ）
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
最近、ブログもYoutubeもツイッターも、
「アフターコロナ」という話題が、
多くみられるようになりました。
自粛の終わりが少しずつ、
見えてきたからということも
あるのでしょう。
その中で良く言われているのが、
「技術の進歩はとても速いので」
という論点です。
10年前はスマホは今ほどには
日常にあふれていませんでした。
だから、ツイッターやフェイスブックを
使う人も今より少なかったです。
でも、今はどうでしょう？
必要不可欠なメディアになっています。
連絡手段にしても、10年位前は
メールやSMSが一般的だったのに、
それがどんどん進化して、
LINEだとか、Slackとかが
現れてきています。
動画にしてもYoutubeに慣れたと思えば、
TikTokが登場してきました。
技術の進歩って本当に速いなと
感じざるを得ません。
でも、でも、でも、
このIT業界でも意外に
変わっていないことってあるのです。
例えば、IDとパスワード。
これは、私が個人的に
消えて欲しいもののNo1なのですが、
今だに使われ続けています。
指紋認証とか、Face IDとか、
静脈認証とか、あるのはあるのですが、
まだまだIDとPassは現役です。
これって、私が始めて
パソコンを買った30年前も同じですし、
インターネットの起源と言われる
ARPANETから変わっていないので、
60年位使われ続けているわけです。
また、今のコンピュータは
半導体の塊となっています。
その半導体が計算をする原理も
60年前と何も変わっていません。
どんどん素子を小さくして、
1万倍、1億倍……と数は増えましたが、
一つ一つの動作は60年前と
何も変わっていないのです。
目の前の変化を追いかけることも
大事ではありますが、
腰を据えて勉強する時は、
変わらないものを選ぶ
ということも必要でしょう。
特にある程度、年長者になってしまうと、
変化への対応は若者には勝てません。
じっくり、変わらないものを勉強して、
その蓄積で勝負するしかないのですね。
●●今日のポイント●●-----------------
進歩が速いといっても変わらないことはある。
変わらないこともしっかり勉強しよう。
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