難しい話も聞こう
でも、そこにはメリットもあるのです。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0335 2021.12.13
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
先週末はあるセミナーで、
経営学の研究者の方の
お話を聞いていました。
でも、正直言って私は経営学に、
良い印象は持っていませんでした。
後付けで難しいことを言っても……、
と考えていたのです。
特に個人のビジネスにおいては、
行動できるかどうかが第一です。
次にその行動が間違えていないか。
そのくらいが守られてさえいれば、
細かい理論はまあ必要ないのです。
しかし、久々に難しい話を聞いて、
頭が刺激される気がしました。
この場合「難しい」が
何を意味するかといえば、
つまり抽象的ということです。
抽象的ということは、
少ない言葉で多くを語る、
つまり本質的ということです。
例えば、アイスを100円で
売った時は50個売れたが、
300円では10個しか売れなかった。
これはとても狭い話です。
しかし、
「同じ商品なら、
値段が安い方が良く売れる」
と抽象化することによって、
使える範囲が広がるわけです。
これが抽象化の力です。
しかし、抽象化には
問題もあるのですね。
例えば、これはどうでしょう。
「給料を上げれば、従業員の
モチベーションがあがる」
これは正しそうですが、
必ずしもそうではありません。
だから抽象化する時には、
条件を綿密に考える必要があり、
難しい話になってしまうのです。
例えばこの問題の場合、
どんな従業員が対象なのだ、
給料をどのくらい上げるのだ、
モチベーションはどう定義する?
といった議論になります。
この議論がわかりにくくて
抽象的な話は敬遠されてしまいます。
しかし、議論が確立すると、
そのカバー範囲は極端に広くなり、
有用性が大きくなるのです。
そして、その思考の過程で、
例えばモチベーションとは何か、と
深く考えるきっかけになります。
私も最近は具体的な話に寄りすぎ、
抽象的な話から遠ざかっていました。
しかし、時には抽象的な話にも
向かい合わなければ、と思いました。
難しい話には、
それだけの価値があるのです。
●●今日のポイント●●-----------------
物事を抽象化できれば、適用範囲が広がる。
たまには難しい話にも挑戦しよう。
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