「学び」はらせん階段のように
戻ることもあります。でも……。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0363 2022.2.16
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
私が出版を学び始めた時、
まずは数学の本を書くことを
考えました。
タイトルは
「円周率は3でいい」です。
これは自分の得意な数学から
でてきた企画でした。
それから出版を学んでくると、
自分の中というより、
社会のニーズに合わせることを
考えるようになります。
つまり、売れている本の企画を
まねるようになるのですね。
私の場合はエンジニアということで
科学技術には比較的強いです。
そして、そこには比較的
ニーズが強かったのです。
だから技術をわかりやすく
伝えるための本、
「理系の話がわかるコツ」
という本を考えました。
誰に対して書くのか?
ということで、女性、
特に接客業の女性に対して、
話題を提供するための本、
というものも企画しましたね。
接客業の女性の中には、
相手の話についていくために
日経新聞を読む人もいると聞きます。
だから、そんな方に科学技術の
話題を提供する本を
考えてみたのです。
まあ、狙いとしては、
悪くはないと思います。
しかしこれって、私にとっては
全然ダメな企画なんですね。
というのも、私はそんな接客業の
女性との付き合いはないのです。
知らない人に向けた本は
書くことができません。
シンプルな話です。
そんな話がうまくいくはずもなく、
しばらく出版の活動を続けました。
そして、東日本大震災が起きたのです。
この時は原発の事故や
電気不足の話が出て、
一般向けの科学技術の本が
求められた時期がありました。
だから、その時にも、
「科学技術を伝える本」
の企画を作ったのです。
この時は出版企画は通りましたが、
結局、書き切れませんでした。
それから数年経って、
結局、私が出版した本は……。
「これ1冊で高校数学の
ホントの使い方がわかる本」
つまり、数学の本だったのです。
結局、いろいろ学んだけれど、
最初の数学の企画に戻ってきた
ということなのですね。
つまり、やっぱり自分の中で
燃えるものがあるテーマでないと
ダメということです。
じゃあ、学んだことは
無駄だったのでしょうか?
そうではありません。
結果的に自分のやりたいテーマを
書くとしても、
市場や読者を考えた経験は
確実に活きてきます。
結果的に元の位置に
戻ったように見えたとしても、
確実に進んでいるのです。
回りながら登っていく、
らせん階段のようなものだと
思っています。
●●今日のポイント●●-----------------
学んだあげくに元の場所に戻ることもある。
でも、らせん階段のように上に登っている。
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大手半導体メーカーでエンジニアとして働きながら
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