編集には確かな価値があります
それは大きな間違いです。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0440 2022.8.19
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
最近は、本を作ることを
人にお教えすることが多くなりました。
Kindle出版プロデューサ養成講座で
サブ講師を担当していますし、
Kindleライターの養成講座を
主催していたりもしました。
そんな中で良く聞く質問に、
「無料で出している情報を集めた本に
値段をつけることに抵抗がある」
というものがあります。
これはブログやSNSを出版する人の
中に多い傾向があります。
つまり、ブログやSNSでは、
無料でコンテンツを出しています。
書籍化するとはいえ、
基本的には無料コンテンツと同じだから、
それに値段をつけられないわけです。
また、これはコンテンツが
ネット上にあふれている
分野の書籍でも言われることがあります。
例えば、お金や投資の知識は
無料でもネット上で
かなりの情報を集められます。
だから、何か独自の情報がないと
価値がないと感じてしまうのです。
特に電子書籍の場合は、
Webと同じ電子のコンテンツなので、
特にこの傾向が強いようです。
しかし、編集には価値があります。
本というパッケージに価値があるのです。
それは電子であっても同じです。
例えば、むかし『電車男』という
本が出版されました。
これは後で、小説や映画、漫画化も
されましたが、
もともとはインターネットの
掲示板の寄せ集めでした。
だから、掲示板のコメントが
並んでいるだけだったのです。
だから、最初の本は
その掲示板をまとめただけです。
それでもその本は
価値があるのです。
確かに掲示板は無料ですが、
話の本筋に関わらない、
ノイズのような投稿も
がたくさんあります。
それを取り除いて、
時系列をまとめること。
それだけでも「読みやすさ」という
大きな価値があるのです。
それと同じように、
書籍というパッケージにまとめて
特定の読者が読みやすい
ためにまとめること、
そのことには大きな価値があります。
つまり、編集には大きな
価値があるのです。
それを信じて、本を作って
欲しいかと思います。
●●今日のポイント●●-----------------
たとえ無料の情報であっても、
情報の編集には大きな価値がある。
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大手半導体メーカーでエンジニアとして働きながら
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