判断を集団に委ねない
はい、取るのは良いことですが……。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0452 2022.9.16
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
例えば、交通事故にあった時、
周りに人がたくさんいるほど、
助けてもらえない、
ということがあります。
海外では暴漢に襲われている人が
悲鳴を上げていても、
だれも警察を呼ぶことさえせず、
結局、亡くなってしまった
という事件もあったようです。
とはいえ、別にその周りの人が
特に薄情というわけではありません。
これは集団の現象です。
この理由はたくさん人がいると、
「だれかが」助けるだろう
と思ってしまうからです。
集団的無責任のような状態に
なってしまうわけです。
だから助けを得るためには、
ある一人を指さして、
「青い服のあなた、助けて下さい」
と個人に訴えると良いようです。
自分を指されたのであれば、
人はちゃんと動くのです。
Kindle出版をしていると、
表紙とかタイトルのアンケートを
取っている人を見かけます。
その時にSNSで不特定多数に
意見を求める方がいます。
「A~Dでどれが良いですか」と。
それ自体は悪くはありません。
本を周知する効果がありますし、
アンケートを答えてくれた人はより
その本のことが頭に残るでしょう。
でも、最終判断をアンケート結果の
多数決で決めてしまうとなると、
話が違ってきます。
アンケートに答えてくれる人は
確かに答えてはくれますが、
当事者である自分と比べて、
真剣度は1%以下です。
だから、最終的には一番深く考えた
自分自身が責任を持って決めましょう。
参考にするのは良いですが、
多数決に委ねてはいけません。
もし、自分がターゲットと思う一人に
意見を求めに行くのであれば、
信頼性が高い意見をもらえるでしょう。
なぜなら、その人は確かに、
自分の設定したターゲットだからです。
そして、一人に対して聞いているので、
相手もあまり適当なことは言えません。
ただ、その場合も決めるのは自分です。
多数決が良い意見であるとは
限りません。
むしろ、面白くない見慣れたものに
なる可能性が高いと思います。
最後は自分で決めましょう。
●●今日のポイント●●-----------------
重要な決定を多数決に委ねない。
最後はきっちり自分で判断する。
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