言語化と文章作成は同じでない
という人も存在しています。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0546 2023.4.24
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
先日、お手伝いしている
Kindle出版プロデューサー養成講座の
ライティングの講座を行いました。
(リンクは講座主催の鈴木ケンジさんの
投稿ページです)
https://www.facebook.com/photo?fbid=6134555013265466&set=a.156015391119488
嬉しいことに受講生には好評で
質問や感想もたくさんいただきました。
その中で、
「ライターとしてすごい人はいるけど
そのスキルを言語化できる人は
多くないですからね」
というコメントを頂きました。
その方も編集の経験がある方で、
決して素人ではありませんが、
そのように言われたのです。
しかもライターは文章を書く仕事
それが「言語化」できないとは
どういうことなのでしょう。
それは「何」と「どう」
英語で言うとWhatとHowの
違いだと思っています。
例えばある方の言葉を
「どう」伝えるのか? は
ライターは得意な仕事です。
しかし、「何」については、
その取材対象者の問題なので、
ライターはどうにもなりません。
もともとわかりにくいものを、
いくら優秀なライターが書いても
分かりやすくするのは困難です。
何かモヤモヤしたものがあって、
それに名前をつけたり、
体系づけるのが相手の仕事。
これが「言語化」であって、
実は「言語化」は単純に
文章を書くことではありません。
言語化できたものをどう伝えるか、
つまりどんな文章にするのかが
ライターの仕事なのです。
ですから、文章を作ることと
言語化は同じではありません。
だから言語化が苦手なライター
という人もいたりします。
私の場合、ライターだけでなく
著者としても活動しています。
それも「数学」という、
一般の人からは敬遠されそうな
テーマを扱っています。
だから「数学」が理解しやすくなる
構造を考えたり、
体系づけるのは得意なのですね。
「数式や概念をどう言葉にするか?」
そんな問題に向かい合っています。
その能力が活きているのかも
しれません。
文章を書く力だけでなく、
モヤモヤを言葉に落とす
「言語化」のスキルを鍛えることが
説明上手への道なのでしょう。
そして、色々な分野で、
「言語化」されていないスキルは
存在している気がします。
特に自分の専門がある方は
その知識の言語化に
挑戦してみて下さい。
きっと、得ることが多いことに
気づくでしょう。
●●今日のポイント●●-----------------
言語化のスキルを学べば、
説明する力を伸ばすことができる。
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