苦しいことを耐えるのに必要なもの
しかしこれには落とし穴があって……
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0583 2023.7.19
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
私の新刊である
『高校数学からのギャップを埋める
大学数学入門』が、
ついに、校了しました!
つまり、著者の手を離れた
ということになります。
出版社のサイトに、ページも作って頂き
いよいよだなと感じます。
↓ ↓ ↓
https://gihyo.jp/book/2023/978-4-297-13605-5
実は、今もう一冊取り組んでいる
紙の本があります。
そちらは進捗も思わしくなく
本当に苦しい思いをしています。
しかし、それでもがんばるのは、
こんな未来を知っているからです。
今回、校了した本にしても、
去年の11月くらいに執筆していた頃は
とても苦しかったです。
「なんでこんな仕事を受けたのだ」
と、過去の自分を恨んだりもしました。
しかし、それでもここまで来れたのは
今のような清々しい未来を
知っていたからです。
だから、今苦しんでいる本も、
世に出る頃には、
「苦しかったけど、やって良かった」
と思えることを知っているのです。
逆にこれを感じられないと、
くじけたりします。
私が最初に出版社で
企画会議を通った企画は
書き上げることができませんでした。
それはあまりの苦しさに
くじけてしまったのですね。
そして、その先にある未来を
信じられなかったのです。
だから、苦しいことをする時には
しっかり未来を信じましょう。
ただ、これには一つ落とし穴
もあったりします。
過剰な期待はしてはいけません。
名著の名高い『夜と霧』では、
昔、アウシュビッツの収容所で
一番死者が多かったのは、
クリスマスの後と言います。
それは、
「クリスマスには出られる」
という根拠のない思いを
もっていた人達がいて
その期待が実現できずに
絶望して死んでしまったのです。
未来は信じるけど
過剰な期待はしない。
微妙な感覚が
求められているのです。
●●今日のポイント●●-----------------
苦しさの先にある未来を信じる。
しかし、過剰な期待はしない。
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