現役エンジニアのライター、エンジニアライターのメルマガです。 私は「書く」ことによって、人生を変えてきました。 メモ、ブログ、本、SNS……。 「書く」ことには、人生を変えるパワーがあります。 「読む」ことや「書く」ことが好きな人にお勧めのメルマガです。

読者は思うほど、物事を知りません。
しかし頭が悪いわけではないのです。

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　Vol.0609 2023.9.18

　発行者：蔵本貴文（くらもとたかふみ）
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。


本を書くときに、学んだ事の一つが、
意外に専門家も知識がない
ということです。

例えば、ITエンジニアであれば、
プログラミングやWebの知識など
何を聞いても知っているだろう
と思いがちです。

しかし、それは大抵の場合、
裏切られることになります。

専門家には専門家の世界があり、
ストライクの分野については
相当の知識があるものの、
それを少し離れると、
素人同様だったりするのです。

だから、文章を書くときには、
少し難し目の言葉には、
全て説明を加えておいた方が
良いと思います。

この位は知っているかな？
と不安に思う知識は、
ほぼ知らないと思った方が
多くの場合うまくいきます。


しかし、これは読者の能力を
低く見るというわけでは
決してないのです。

例えば、
「この部分は自信がないなー」
と思って書いたところは
ほぼ見破られます。

「ここは怪しそうだよな」と
感づかれてしまうのです。

これは読者に十分な
知識がなかったとしても同じです。

それでも怪しそうな雰囲気は
伝わってしまうものなのです。

ですから、読者を煙に巻こう
と思うとロクなことになりません。

だから、最初から
真摯な態度で書いた方が、
好感が得られて良いでしょう。

「こいつ騙そうとしているな」
と思われてしまうと、
何を書いても響かなく
なってしまいますから。


著者が自信がないところには、
読者は絶対に気づきます。

しかし、知識はないので、
理解してもらうためには
適切な説明が必要です。

このスタンスが筆者にとって
大事なのだと思います。


●●今日のポイント●●-----------------
読者は知識はないが知性はある。
その想定で文章を書こう。
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