「みんなのため」コンプレックス
ダメな気がしてしまうのですよね。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0628 2023.11.3
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
例えば、ある程度の大人の方に
「将来は何をしたいですか?」
と聞いたとします。
すると、多くの人が
「世の中に役立てる仕事がしたい」
とか
「人を笑顔にする仕事がしたい」
と、こんなことを言います。
人間というものは、
人のために何かをした方が
パワーが出ると言われます。
しかし、正直なところ
私はこの言葉に違和感がありました。
私の行動のモチベーションって、
「何かを解き明かしたい」
とか
「原理を学んで、それを応用したい」
と、こんなものだからです。
確かに、全く人の役に立たないより
役に立って感謝の言葉をもらうと
嬉しく感じたりはします。
でも、それが自分の行動の
モチベーションになるかと言うと
そうではないのですね。
だから、形から入ろうとします。
「みんなの笑顔を見るために」とか、
そんな目標を掲げてみるのです。
しかし、どうもピンとこない……
みんなのためだと動けない自分が
人間として欠落しているような
そんな感覚になるのです。
「みんなのため」と言って、
モチベーションが出る人が羨ましい。
「みんなのため」コンプレックス
というわけです。
しかし、そんな私の思いを
解消してくれる言葉がありました。
それは「みつばちのように」
という言葉です。
みつばちは花の蜜を集めながら、
植物の受粉を促進するという、
大切な働きをしています。
本当に世の中の役に立っているのです。
しかし、当のみつばちはどうか?
恐らく、世の中のためになんて
考えてはいないでしょう。
自分達のために、蜜を集めることしか
考えていないはずです。
しかし、その結果、
世の中の役に立っているわけです。
その言葉を知って、
心が軽くなった気がしました。
今の本を作る仕事にしても、
私としては自分の好奇心を
満たす動機が一番大きいです。
しかし、本を作りながら学び
自分は満足しながら、
その結果、書籍という形になり、
クライアントさんも幸せになるのです。
やっぱり、自分が本当に
やりたいことをすれば良いのです。
それを突き詰めると、
自然に世の中の役に立つし、
みんなを幸せにするものなのでしょう。
●●今日のポイント●●-----------------
自分の好きなことを突き詰めると、
それが世の中の役に立つ。
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