目的に向けてまっすぐ
それは脇道に入らないことです。
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0650 2023.12.22
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★登録解除、変更URLはメールの最後にあります
こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
今、来年の1/27に発売予定の新著の
校正が大詰めを迎えています。
今回は数学で特に『虚数』を
テーマとする本になります。
『役に立ち、美しい はじめての虚数』
https://amzn.to/3GTYhas
数学を伝える時に
私が特に気をつけていることは
そのテーマに向けて読者を
まっすぐに案内する
ということです。
数学という学問は細かいところに
異常なまでにこだわります。
まあ、それが数学の素晴らしさ
とも言えるのですが、
何かを伝えたい時には、
それが邪魔になることも多いのです。
例えば、今回の本の中で
リュウビルの定理、というものを
説明する部分があります。
このために「有界」という言葉が
出てきてしまいました。
ここで伝えたいことから考えると
「有界」という言葉を
多く説明することは避けたいです。
本質的でないし、面倒なので。
ですから、私はこう表現しました。
「最大値や最小値を持つ」
これなら受け入れられそうです。
しかし、校正者から指摘された
致命的な問題が……。
これは数学的に
間違えているのです。
あいまいにするのは良いですが、
さすがに明確に間違えている
ことを書くのはまずいです。
最終的には表現をこう変えました。
「上限や下限を持つ」
上限と最大値、何が違うんだ
と思われるかもしれませんが、
数学的には明確に異なる概念です。
ここで大事なことは
そんなことを知らない人でも
「上限や下限」と言えば
何となくイメージはつきます。
実際は上限と最大値は違うのですが、
ここではそれはどうでも良いのです。
一方で多くの数学の本は、
ここで細かいことを説明します。
もともと本質で無かった議論が
ここで延々と続くことになります。
全体像が頭に入っている
人はともかくとして、
初学者は何が重要なのか
わからなくなってしまいます。
そして当初の目的を忘れるのです。
まずは目的に向けてまっすぐ進む、
それがきちんとできると、
専門的な話をはるかに分かりやすく
伝えられるようになります。
●●今日のポイント●●-----------------
難しい概念を伝えたい時には、
極力、脇道に入らないようにする。
--------------------------------------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆ 発行元情報 ◆◇◆
このメールに返信すると
発行者にメッセージを送れます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★発行人:蔵本貴文(くらもとたかふみ)★
大手半導体メーカーでエンジニアとして働きながら
数学を中心とした書籍の執筆や
電子書籍(Kindle)のプロデュースを手掛けています。
▼詳細プロフィールはこちら
⇒http://try.rikei-style.net/article/119908331.html
▼ライターとしての実績集はこちらから
⇒https://mail.os7.biz/add/hubm
メールアドレスを入力するとリンクが送付されます
▼エンジニアライターが教える
「出版企画の作り方」メール講座(無料)
⇒https://mail.os7.biz/add/njOb
★蔵本貴文の著書★
▼会社勤めのエンジニアが副業で
本当の自由と自信を手に入れた話
⇒https://amzn.to/3yhkfBh
▼稼げる 学べる 夢がある Kindleライター入門
⇒https://amzn.to/3qe5RlZ
▼思考のバグをつぶす エンジニアの副業術
⇒https://amzn.to/2WX5i34
▼エンジニアが人生を変えたメモ
⇒https://amzn.to/2HIjDc3
▼エンジニアが出版する3つの理由
(私が出版に至るまでのいきさつが書かれた本です)
⇒https://amzn.to/2F7GLAT
▼高校数学からのギャップを埋める 大学数学入門
⇒https://amzn.to/3XmCyzm
▼意味と構造がわかる はじめての微分積分
⇒https://amzn.to/3H7dx4G
▼「半導体」のことが一冊でまるごとわかる
⇒https://amzn.to/3mJe1mf
▼解析学図鑑 微分・積分から微分方程式・数値解析まで
⇒https://amzn.to/3yy52td
▼数学大百科事典 仕事で使う公式・定理・ルール127
⇒https://amzn.to/2DJSHHI
▼学校では教えてくれない!
これ1冊で高校数学のホントの使い方がわかる本
⇒https://amzn.to/2TpkH8A
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼バックナンバーはこちらから
⇒https://mail.os7.biz/b/qAnS
▼登録フォームはこちらです
(メルマガをご紹介頂ける時にお使い下さい)
⇒https://mail.os7.biz/add/qAnS
▼登録メールアドレスの変更はこちらから
⇒https://mail.os7.biz/mod/qAnS
▼登録解除はこちらから
⇒https://mail.os7.biz/del/qAnS
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
記事一覧
できればもっと早く終われば…… こんな望みはまず実現しません。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0794 2024.11
2024年11月22日
最近、英語が楽になりました。 でもそれは私が成長したというより…… □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0793 2024.
2024年11月21日
もう、そのまま原稿に使えそうな 文章をAIが作ってくれます □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0792 2024.11.1
2024年11月19日
仕事が気になってモヤモヤしてしまう。 それを吹き飛ばすためには……。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0791 2024
2024年11月15日
今年も何もできなかった…… これを防ぐ方法がテーマです。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0790 2024.11.13
2024年11月13日
不安で夜に眠れなくなっても、 やっぱりチャレンジするべきなのです。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0789 2024.
2024年11月11日
お客さまのこの不安を、 軽視してはいけません。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0788 2024.11.8 発行者
2024年11月08日
私は忘れ物が多いです。 しかしそれさえ長所になり得ます。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0787 2024.11.6
2024年11月06日
プロフェッショナルとは、 ○○○○を持っていることだと思います。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0786 2024.1
2024年11月04日
早起きが苦手だからといって、 引け目に感じる必要はありません。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0785 2024.11
2024年11月01日
官僚的というと悪口に聞こえますが、 それも社会には必要なのです。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0784 2024.1
2024年10月31日
いつもギリギリになるのは、 当たり前の理由があるのです。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0783 2024.10.28
2024年10月28日
一番、付加価値の高いことには しっかりお金を使いましょう。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0782 2024.10.2
2024年10月26日
「人生を楽しもう」とも言われますが、 私は人生を○○だと考えています。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0781 202
2024年10月24日
凡人と異才を分けるのは、 その○○なのだと考えています。 □━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エンジニアライターの 「書いて人生を変える」メルマガ Vol.0780 2024.10.21
2024年10月22日