必要な不安
必ず不安があるものだと考えています。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0684 2024.3.15
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
もう何冊も本を書いていますが、
著者インタビューを終えて、
不安になることも多いです。
「これが本になるのだろうか」と。
念のために補足すると、
私はブックライターという
仕事をしています。
著者さんの本を代筆するわけですが、
その材料は著者さんへの取材、
インタビューからとります。
そのインタビューを終えて、
「これ本当に大丈夫?」
と不安になるわけです。
それでも、インタビューをまとめて
整理していく中で、
あっ、「これ面白い切り口だ」
という視点が見つかって、
一つの本になっていくのです。
出版社の案件の場合は、
ある程度完成度の高い目次があって
それに沿ってインタビューをします。
ですから、大体の原稿の内容が
頭の中で浮かんできます。
ですから、この手の不安を
感じることはありません。
ただ、私がプロデュースする本の
取材のインタビューは、
目次に基づかないことが多いです。
というのも、最初にガチガチに
企画を決めてしまうと、
発想が狭まる気がするからです。
もちろんテーマと読者は
決めておくのですが、
内容についてはある程度自由に
しゃべってもらいます。
その中で私が面白いと思ったことを
掘り下げて、聞いてくのです。
やっぱり、著者さんは
ある分野のプロフェッショナルです。
すると一般の人が何を面白いと思うか
わからないことが多いのです。
自分にとっては、
当たり前のことですからね。
ですから、最初に著者さんが
考える切り口や目次案は
最適でないことがほとんどです。
それに目次を固めておくと、
分量が想定外になることも多いです。
たくさんネタがあると思った項目が
話してみると意外に薄かったり。
軽く触れる程度のつもりだったのに
たくさんのネタが飛び出したり。
そんな、想定外をカバーするためには
内容をガチガチに決めておかない方が
良いのです。
ですから、インタビューがカオスになり
「これ本当に本になるの?」
と不安になるわけです。
しかしながら、失敗したことは
一度もありません。
著者さんに気持ちよく話してもらえると
必ず、想定する読者にとって
面白いと思える本ができあがります。
それでも終わった直後は怖いのですね。
それはいくら実績が増えても、
それほど変わることはありません。
でも、この不安はある意味、
幸せなことだと考えています。
それは、自分が成長できる
仕事をしているからなのです。
本を作ることには慣れていても、
著者さんは毎回全く違う人です。
だからパターン化できないのですね。
これは仕事から十分な
刺激を受けているということ。
そして自分が成長していることを
表していると思うのです。
●●今日のポイント●●-----------------
経験を積んでも、消えない不安。
それは成長できる仕事に必要なもの。
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