真ん中よりも周辺を書く
○○を書くことが大事です。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0717 2024.5.27
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
本の文章は長いものです。
しかし、きちんと設計された本は
そのコアとなるメッセージはわずかです。
例えば、ここ10年くらいで
一番のベストセラーである
『嫌われる勇気』
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このコアとなるメッセージは
実に明確です。
「あなたの不幸は
あなた自信が選んだもの」
「他社の課題を切り捨てよ」
「自由とは、他者から
嫌われることである」
さすがにこのメルマガで
全ては語りませんが、
実際のところコアとなる
メッセージをまとめると
1000字くらいになるでしょう。
しかし、本はその約100倍の
文字数があります。
それではその100倍とは
何なのでしょうか?
それらはコア(中心)ではなく
周辺のことなのです。
周辺というのが大事で、
コアと一緒ではありませんが、
中心と関係はしていることです。
つまり、著者などの
エピソードであったり、
セリフであったり、
周辺知識だったりするわけです。
それは一見、無駄のようにも
見えるかもしれません。
実際、その本を「要約」すると
周辺は削られてしまうでしょう。
しかしながら、周辺は大事です。
例えば、下のメッセージは
実にありふれたものです。
「失敗は成功へのステップだ
どんどんチャレンジしよう」
これは単体では全くの
無価値と言えるかもしれません。
でもこのメッセージを伝えるのは
意味がないことではありません。
本ならこのゴミのような
メッセージに命を与える
ことができるのです。
つまり、ある著者が
このコアメッセージを伝えるために
自分のエピソードを語ります。
それには価値が生まれますです。
中心となるメッセージより、
その周辺、エピソードに
読者が心を動かされるのです。
本と言うものはコアメッセージより、
その周辺部分に価値のある
メディアと言えるかもしれません。
例えば広告のキャッチコピーは
まず言葉で目立たないと
役割を果たせないでしょう。
しかし、本の場合は奇をてらわず
真っすぐなメッセージを
伝えられるのです。
●●今日のポイント●●-----------------
本は中心より周辺に価値がある。
平凡なメッセージでも心を動かせる。
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