場所を考えて売ろう
その背景にはこれがあります。
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0725 2024.6.14
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
以前も紹介しましたが、
今、この本が売れていますね。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
https://amzn.to/3VDVTNc
労働と読書の歴史を紐解いた本で、
なかなか教養がある一冊です。
まあ、悪く言うと「難しい」本
でもあるのですね。
それなのにこれだけ
売れているのはなぜか?
理由はシンプルです。
答えは「本がテーマだから」
本をテーマとした本だから、
本を読む人は興味を持つはずです。
本を買う人は、本に興味があるので
これが売れるわけですね。
聞くと当たり前のことと
思うかもしれませんが、
結構これを忘れる人がいます。
昔、行き場所のない、
繁華街でたむろしている
少女のために本を書きたい、
と言っている方がいました。
私は聞きました。
「それはそんな少女自身に
読んでもらいたいのですか?」
と。
答えは「はい」でした。
それでは本というメディアは
適切ではないですよね。
なぜならそんな少女は
本というメディアには
触れないと思われるからです。
例えば、学校の先生とか
そういう人に対して
少女の保護を訴える本であれば
成立したのかもしれません。
しかし、そうではありません。
当たり前ですが、
本というメディアは
本を読まない人には届きません。
逆にいうと本が好きな人に
向けた本は意外なほどに
売れることがあるのです。
2014年にトマ・ピケティの
『21世紀の資本』が
ベストセラーになりました。
しかし、この本の実物を
見たことがあるでしょうか?
私はこの本を書店に
買いに行ったのですが、
読める気がせず、
結局、買いませんでした。
そんな本がベストセラーになる理由。
それは、この手の情報が必要な
コンサルタントとか学者や経営者が
「本を読む人」であったら
からだと考えています。
やっぱり本を書くのであれば、
本を読む人をターゲットに
するべきなのです。
●●今日のポイント●●-----------------
「本を読む人向け」の本は売れる。
モノは場所を考えて売ろう。
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★発行人:蔵本貴文(くらもとたかふみ)★
大手半導体メーカーでエンジニアとして働きながら
数学を中心とした書籍の執筆や
電子書籍(Kindle)のプロデュースを手掛けています。
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