専門家の弱点
書籍を書くのをためらった理由とは?
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エンジニアライターの
「書いて人生を変える」メルマガ
Vol.0843 2025.3.21
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
本を書くことは、専門家のすること
という意識がある方も多いでしょう。
確かに専門家が書いた本は
信頼性や権威があるので
何かを学ぶには最適だと思います。
しかし、専門家だからこそ、
陥る弱点もあるのです。
それは大きく2点あります。
一つ目は「本を書く資格」の
問題です。
オスカー・ワイルドという19世紀の
アイルランドの作家がいます。
ある女性はイギリスに留学して、
このオスカーの研究を続けて、
博士号を取得しました。
そんな方が、
「私なんかがオスカーについての
本を出版して良いのだろうか」
と悩まれているのですね。
彼女はオスカーの研究者と
たくさん接してきたので、
その中で自分は全然まだまだ、
ということらしいです。
このように専門家は、
そのコミュニティで日常的に
すごい人に出会います。
ですから、自信が無くなってしまう
一面があるのです。
もう一つは厳密になりすぎる
ということです。
私は数学の本を書いていますが、
専門家の数学の本は
本当にわかりにくいと思います。
これは説明力に問題が
あるわけではありません。
原因は読者に伝えるより、
大事なことがあるからです。
例えば、数学者が数学の本を書くと
どんな些細な間違いも許されません。
まあ、間違いが許されないのは
当然ではあるのですが、
誤解をまねくことも許容できない
こともあるのです。
何かを説明する本の場合、
細かいことは省いた方が
伝わりやすいこともあります。
だいたい○○であるなら、
多少例外があったとしても、
「これは○○」と言い切った方が
読者にとっては理解しやすいです。
しかし、そこに細かい説明をつけて
逆にわかりにくくなって
しまうのですね。
言い方を変えると、
専門家には読者に伝えるより
大事なことがあります。
例えば弁護士が本を書いて、
そのコミュニティで悪い評判が立つと
仕事がやりにくくなるでしょう。
だからどうしても、読者よりも
自分のコミュニティの評判を
気にしてしまうのです。
このように専門家の本には
専門家ならではの弱さもあります。
これを意識にいれると
専門家より読まれる本を
書くことができるでしょう。
●●今日のポイント●●-----------------
書籍には専門家ならではの
弱さがある。
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