書籍の推敲で最初に確認すること
読者の〇〇が得られない文章です。
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Vol.1031 2026.6.1
発行者:蔵本貴文(くらもとたかふみ)
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こんにちは。
エンジニアライターの蔵本です。
本を書くときに、私は「流れ」を
大事にするようにしています。
この「流れ」というものは、
その時に読者が読みたい、と
思っていることと考えて下さい。
例えば、こんな本があったとします。
『空き時間で月10万円稼ぐ仕事術』
こんな本があれば、読者は
「どんな仕事術なんだろう」
と疑問に思うはずです。
ですから、最初にこの答えを
出してあげなくてはいけません。
ダメな例は、このタイトルなのに
著者の生い立ちから始まっていたら
ストレスがたまります。
私は四国に生まれて、
小学校は野山の中を駆け巡り……
という話が続いていたら、
「俺は仕事術が知りたいんじゃ」
ということになるでしょうね。
読者をそんな風に感じさせては
いけません。
もちろん、もったいぶる場合も
あるかもしれません。
しかし、それでも情報を小出しにして、
ストレスを感じさせないように
しなくてはなりません。
この考え方でいうと、ダメな文章とは
読者が期待していることが
得られない文章、となるのです。
逆に言うと良い文章とは、
読者が欲しいものに応える文章
ということになります。
例えば、10万円稼ぐ仕事術の例なら、
「仕事術の秘密はあるアプリ」
と最初に書いたとします。
これは読者の期待に応えています。
ただ、この時、読者には
次の期待が生じます。
「どんなアプリなんだ?」
「どうやったら手に入るのだ?」
という感じです。
だから、次にはその期待に
応えてあげないといけません。
ただ、前段を書くのも自分なので
読者の期待をコントロール
することはできます。
ですから、そうやって、
うまく読者の期待をコントロール
することが大事なわけです。
私は本の執筆を終えて、推敲に移る時
この流れを最初にチェックします。
このときは「てにをは」などは
無視して、ただ流れを確認します。
細かいところに目を向けると
大きな流れが見えなくなるので注意です。
●●今日のポイント●●-----------------
前の文で起きた読者の期待に応える。
そんな文章が流れの良い文章。
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