このメルマガの説明はありません。

─ No.169 ─

マーケティングコンサルタントの江原です。

昨日から、熱海で２泊３日の一人合宿をしています。
仕事が割と溜まってしまったので、温泉につかりつつ、一人合宿で一気に挽回しようと考えています。

今回の移動は自動車でした。
群馬から自動車で行く場合は、「関越自動車道ー圏央道ー小田原厚木道路ー箱根新道ー熱海箱根峠線」のルートが便利です。

箱根新道を左折して熱海箱根峠線に入ったところで、相模湾が上から一望できる箇所があります。

今回は午後5時半ごろで、ちょうど夕日を眺めることができました。
真っ赤に映える相模湾を望むことができ、すばらしいパノラマを満喫しました。

日本の風景は美しい！！

＝＝

先日発売されたiPhone14が売れていないようです。

Bloombergの記事では、発売開始から３日間でIPhone13と比べて、11%下回っているそうです。
28日にはアップル社は増産計画を中断すると発表、アップルの株価は1%程度さげました。
その後も市況全体が軟化しているためだだアップルの株価はだだ下がりです。

Bloombergの記事
↓
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-26/RIT25CDWLU6801

＝＝

iPhone14の新機能は
・4800万画素のカメラ
・インカメラもオートフォーカス
・ボディに紫色のバリエーション追加
・衛星通信でSOS可能
・ノッチの部分でイヤホンの接続情報を確認可能
・CPUはA16Bionicで高速化

などだそうです。

しかし、その反面、円安の影響もありさらに価格は高騰しており
iPhone14 Pro 256Gbyte版はドコモで198,880円です。

ちなみに、新しいMacBookProの13インチ版は、512SSDストレージで
ほぼ同じ値段の206,800円です。

==

iPhone14の機能をみて、連想されたのはかつての日本の携帯です。
各社ともどんどん機能をつけ加えて横並びの不毛な競争を繰り広げました。その結果、一気に需要をiPhoneにもっていかれました。

iPhone14のデザインは相変わらず洗練されていて、本当にアップルらしくかっこいいです。

しかし、衛星通信SOSや、ノッチでイヤホンの接続情報を確認できることにどのくらいの人が価値を感じるのでしょうか？

少なくとも自分は、iPhone14が欲しいと思いませんでした。

＝＝

著述家の山口周さんは「ニュータイプの時代」という本で、現代の６つのメガトレンドの３つ目に「クソ仕事の蔓延」を上げています。

ニュータイプの時代
↓
https://amzn.to/3BUZ3RA

仕事とは本来「有用なものをつくる」「重要な問題を解決する」というものであるべきであり、その逆に、「クソ仕事」とは、意味のない仕事のことをいいます。

イギリスの経済学者J・M・ケインズは1930年に「100年後には週に15時間働けば十分に生きていける社会がやってくる」と予言しました。

生産性が向上し、社会に物質資本が蓄積されることで、労働需要は減ってくるだろうと考えたわけですが、予想は大きくはずれ、わたしたちは相変わらずクソ仕事のために、多量の労働時間にさいなやまれています。

業界的にはいろいろな事情があるかもしれませんが、iPhone14はアップルのクソ仕事の産物の可能性があります。

＝＝

次期モデルのiPhone15がどのようなものになるか分かりません。

しかし、iPhone14の延長線上の製品ならばアップル社は大きな曲がり角に差し掛かっていると思われます。

かつてスティーブ・ジョブズは言いました。

美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい？
そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。
その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。

-　スティーブ・ジョブズ　-

アップル社がバラの本数で勝負したら終わりの始まりです。