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─ No.244─

マーケティングコンサルタントの江原です。

昨日は「期待はずれを乗り越えるドーパミンがある」というワクワクさせらるニュースに出会いました。

本日はこのニュース（プレスリリース）をご紹介します。

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その前に、セミナーをご紹介させてください。

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「世の中は思うようにいかない」

とつぶいてプチ炎上したのは、女優の北川景子さん。

調査で「なりたい顔NO１」だそうで、今放映中の大河ドラマ「どうする家康」でもお市の方を演じて、その美しさを振りまいています。

でも「世の中は思うようにいかない」のだそうです。


「絶対悲観主義が自分の身上」

とおっしゃるのは一橋大学教授でベストセラー本の著者である楠木建さん。

うらやましい経歴と実績です。

でも、「心配するな、きっとうまくいかないから」
というスタンスでモノゴトにあたっているそうです。

このことは「絶対悲観主義」という本にまでなっています。
（私の愛読書のひとつです）

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こんなすごい人たちが、「思うようにいかない」「きっとうまくいかないから」とおっしゃているのです。

凡人の私たちは「期待はずれ」は当たり前です。

いや、当たり前以上で、濡れ手に粟（ちょっと使い方が違うかも）くらいに日常茶飯事です。

そんな私たちが頼りにできるドーパミンがある可能性があるそうです。

このドーパミンを研究しているのが京都大学の小川正晃准教授らです。

プレスリリースがありました。
こちらをご覧ください。
↓
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-03-13

※リンクのPDFではちょっと面白いチータの絵が出てきます。
もしかしたら小川准教授が描いたのかもしれません

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人は期待通りにモノゴトがうまくいくと、ますますやる気が出ます。

逆に、期待はずれの結果だと、やる気を失います。

脳内では、期待通りにうまくいくと、ドーパミンが放出され、逆にうまくいかないと放出されるドーパミンが減ることが分かっていました。

しかし、小川准教授らの研究で、このドーパミン以外に、期待はずれを乗り越えるドーパミンが私たちの脳内にあることがわかってきました。

このドーパミンは、期待はずれが生じると線条体（側坐核）という脳の部位で増えるそうです。

そこで、期待外れが生じる瞬間に、その側坐核へのドーパミン神経回路の活動を人工的に刺激します。

そうすると、期待外れを乗り越える行動を駆動することができるそうです。

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期待はずれの結果が出ると、つい「やけ食い」や「やけ酒」に走ってしまいますよね。

自分の場合は「やけスイーツ」と「やけコーヒー」が多いかもしれません。

でも、せっかく「期待はずれを乗り越えるドーパミン」があるのなら、それがもっと分泌されるようにするほうが合理的です。

残念ながらこのプレスリリースでは、

「ドーパミン神経回路の活動を人工的に刺激すると、期待外れを乗り越える行動を駆動することができました」

としか書いてありません。

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私たちは毎日のように大なり小なりの期待はずれの連続です。

行動すればするほど「期待はずれ」に遭遇します。

ですから、正直、このドーパミンを分泌させる方法を早く知りたい！！と思いつつも、まずはこのドーパミンの存在を信じて、毎日を生活していくべきかなと感じます。