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【ほぼ日刊 リーフ通信】

【ほぼ日刊 リーフ通信】Vol.429 高耐久住宅とは 2026年9月1日(火)

2026年09月01日

*********************
こんにちわ。リーフの猪倉です。今日から9月。
朝のミーティング中にはスタッフみんなの携帯
から緊急側方の音が鳴り響いていました。
毎年恒例、防災の日の訓練の一環ですね。
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さて、ここ数年、住宅業界では「断熱等級」や
「C値・UA値」といった高断熱・高気密の性能競争が
大きな盛り上がりを見せていました。

しかし今、その性能争いがひと段落し、業界や
意識の高い施主様の間で再びスポットが
当たっている言葉があります。

それが「高耐久住宅」です。

実は「高耐久住宅」という言葉は、決して新しい
キーワードではありません。その誕生は今から
約40年前、1980年代後半にまで遡ります。

戦後の高度経済成長期(1960〜1970年代)、
日本は深刻な住宅不足を解消するため「量」
を最優先して家を建て続けてきました。
その結果、当時の日本の住宅は平均寿命が
約30年と短く、壊しては建て替える
「スクラップ&ビルド」が当たり前に
なっていました。

この流れが変わったのが1980年代後半です。
バブル景気による地価高騰や資源保護の
観点から、当時の建設省(現・国土交通省)が
「良いものを作って、
手入れをしながら長く大切に使う」
政策へ舵を切りました。

ここで主導された
「高耐久木造住宅開発事業」や、住宅金融公庫
(現・住宅金融支援機構)による優遇融資制度
によって、構造体を50年以上持たせるための
基準が作られ、「高耐久住宅」という言葉が
一気に広まったのです。

1980年代に生まれた概念が、なぜ今また注目
を集めているのでしょうか。そこには近年の
住宅業界における「性能競争の一巡」が
関係しています。

ここ数年、耐震等級3やZEH基準、
高断熱・高気密
(UA値やC値の数値を競うこと)は、
家づくりにおける「当たり前の標準スペック」
になりつつあります。

数値上の性能が高まる一方で、
業界内や施主様の間では「数値さえ良ければ
本当に良い家と言えるのか?」
という本質的な問いが生まれ始めました。

ウッドショックや世界的な資材高騰により、
住宅価格は上昇を続けています。
「新築時の価格」だけでなく、
「建てた後にいくらメンテナンス費用が
かかるか」「30年後・50年後にも価値が残るか」
というライフサイクルコスト(生涯費用)
への関心が急速に高まりました。

どんなに断熱性が高くても、20年・30年で
壁の中が腐ってしまったり、
莫大な修繕費がかかってしまっては
意味がありません。
「高断熱・高気密のその次」として、
住まいを本質的に長持ちさせる
「高耐久」へと原点回帰しているのです。

では、技術が進化した現代において、
本当の意味で長持ちする家を
見極めるにはどこを見れば
よいのでしょうか。

① 壁体内結露を許さない「構造の耐久性」
高断熱・高気密になったからこそ、
より注意が必要なのが「壁の中の湿気」です。
気密や換気の設計が甘いと、壁の中で結露
(壁体内結露)が起き、柱や土台を
内部から腐らせてしまいます。
数値上の断熱性だけでなく、
湿気を外に逃がす「通気工法」や
防湿施工が徹底されているかが
命分を分けます。
また壁だけでなく、雨仕舞において一番大切な
屋根の部分も
「2重野地板」
にすることによって
万が一の漏水からも家を守ります。
またいったん壁の中に断熱材を充填した
うえでさらに外側から断熱材を巻いて
構造材ごと家をすっぽり包み込む
「付加断熱」
を施すとさらに内部結露のリスクを減らし、
構造材自体の保護にもつながります。

② メンテナンスしやすい「可変性と施工性」
どれほど頑丈な構造でも、
配管や外壁などの定期的な
点検・交換は避けられません。
給排水管の点検・交換がしやすい設計(
スケルトン・インフィル発想)になっているか
将来のライフスタイルの変化に
合わせて間取りを変更しやすいか
修繕のしやすさを考慮した設計に
なっていることが、長寿命化の絶対条件です。
また外壁で一番劣化の対象になる部分が
コーキング(シーリング)です。
紫外線で硬化し早ければ10年で打ち直し
が必要になる事も。
最初からコーキングが必要のない外壁材を
使用することで、それらのリスクを
減らすことができます。

③ 建てた後の「維持管理ロードマップ」
高耐久住宅は「建てて終わり」ではありません。
自動車に車検があるように、
住宅にも定期的な点検と計画的な
修繕が必要です。長期優良住宅の認定取得を含め、
建てた後の保証や点検体制が整っている
会社を選ぶことが重要になります。

1980年代後半の誕生から約40年。
性能値の競争を経て、家づくりは今
「本当に長く価値を保てるか」
という本質的な時代へと戻ってきました。

目先の数値やデザインだけでなく、
30年・50年先の未来を見据えた
「高耐久」の視点を持つことこそが、
失敗しない家づくりの鍵です。

そして、一番大切なことは、
これらは家の外観や内観、完成写真を
見ただけではわからないという事です。

住宅価格は本当にこの10年間で
かなり上昇してしまいました。

これから家づくりをされる場合は
是非2世代、3世代建替えずに快適に
住み続けることができる「高耐久」
の視点が大切です。

そうすることで建設時のイニシャルコスト
を幾世代にもわたって分散することができます。

リーフの家づくりは
以前からこの「高耐久性」を念頭に
置いて考えられています。
実は、完成写真だけではわからない
いろいろなこだわりがお家の中に詰まっています。

建物に対する「耐久性」についての
疑問や不安をお持ちの方は、
ぜひお気軽に弊社までご相談ください。

目に見えない構造部分から、
時代を超えて愛される家づくりを
ご提案いたします。

それではまた!

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