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産業カウンセラー試験対策
中山アカデミー教材購入者専用 通信
2025.06.04
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○○さん

中山です。

今回は、
第12章「こころのメカニズム」
第14章「精神医学の基本」
からの出題でした。

しっかり、復習してくださいね。


それでは本日の解答解説です。


1．神経系は、大きく、情報処理に関わる中枢神経系と情報の
伝達にかかわる末梢神経系に二分される。

1. ○
P250


2．末梢神経系は、生体が外界を知覚しまたそこに働きかけ、
外界との相互作用に関する情報伝達を行なう体性神経系と、
内臓や血管など、生体そのものの自動制御やコンディション
の生成にかかわる自律神経系に分けられる。

2．○
P250


3．中枢神経系は交感神経系と副交感神経系に分かれる。

3．×
本説明は自律神経系の説明である。
中枢神経系は脊髄と脳から構成されている。
P251,P253


4．ヒトは他の生物に比べ大脳辺縁系が最も発達している。

4．×
大脳辺縁系は生物の進化上は古層の脳である。
ヒトが他の生物に比べ発達しているのは新しい脳である大脳新皮質。
P253


5．ヒトの五感の中で最も原始的な感覚であると言われている臭覚は
大脳辺縁系によって処理されやすいので、臭覚は好き嫌いの判断や
情動的な体験や記憶と結びつきやすい。

5．○
P255


6．人間の知覚において、外界の個々の刺激がひとまとまりとして
知覚されるというゲシュタルトの法則がある。

6．○
P257


7．認知不協和とは、葛藤的な状況を自分では変えづらいときに、
自分の認知を変えることにより、その葛藤状況を解消しようとする
心理的規制のことである。

7．○
P260-P261


8．私たちは、自分では正しいと確信をもっていることでも、自分
以外の多く人が異なる意見を示す場合、知らず知らずのうちに
判断を変えてしまうことがあり、これを服従行動と呼ぶ。

8. ×
本説明は服従行動ではなく、同調行動の説明である。
P262


9．ホメオスターシスは、外界に対して自己の内部環境を一定に
保とうとする機能である。

9．○
P268


10．NIOSHの職業性ストレスモデルは「仕事のストレス要因」に
よって「ストレス反応」が生じ、さらに「疾病」に繋がる場合、
「個人要因」「仕事外の要因」「緩衝要因」が影響を与えるとした。

10．○
P272


11．ホームズとレイエの社会的再適応評価尺度では、配偶者の死
・離婚・解雇・失業などのマイナスのライフ・イベントで大きな
ストレス要因となり、結婚・妊娠・昇進・就職などのライフ・
イベントはストレス解消要因となる。

11．×
結婚・妊娠・昇進・就職などのライフ・イベントもストレス要因となる。
P276-P277


12．ストレスコーピングとは、ストレスフルな状況でも、精神的健康を
維持し、回復に導く心理的特性として定義される。

12．×
本説明はストレスコーピングではなく、レジリエンスの説明である。
P277


13．職場の精神医学では、病気そのものよりも「事例性」を重視して
メンタルヘルス不調者への対応を行なう。これは、「事例性」がなく
職場が求める業務が遂行できるのであれば、病気があっても問題と
しないという考え方に基づいている。

13．○
P328


14．「病識」とは自分が病気であると認識・自覚できることで、
「病感」とは何となく自分が病気であると感じられることである。

14．○
P330


15．危機介入は大きなライフイベントや大規模災害やテロ、事件・
事故などのイベントに遭遇した人だけではなく、他者からみれば
ささいな出来後であっても介入する場合がありえる。


15．○
P333


16．職場で休業が決定は、本人・家族の希望を聴取し確認した上で
主治医が判断があればいい。

16．×
主治医の判断が診断書として提出される必要がある。
P335


17．職場復帰の判断目安として、①医学的に就業に耐える状態である
②本人の職場復帰の意思がある③職場側も職場復帰を受け入れる
準備があるの条件が揃うことがスムーズな職場復帰となる。

17．×
②本人の職場復帰の意思があるだけでなく、そのための準備を
行なっている必要がある。
P338


18．うつ病・双極性障害は回復すると安定する傾向があり、職場
復帰後の産業カウンセラーによるフォローは本人の申し出があった
場合のみでよい。

18．×
うつ病・双極性障害は回復しても、新たなストレスを契機に再発・
再燃を繰り返す傾向がある。そのため、職場をしばしば休んでしまう
事態も少なくない。従って元気に働いている場合でも、産業医・
看護職・カウンセラーなどは連携を密にしながらフォローする必要がある。
P353


19．心気症とは、一つの器官（胃腸炎、気管支喘息、円形脱毛症など）に
固定し、かつ訴えが特定されているのが特徴である。

19．×
本説明は心身症の説明である。
P357


20．ADHDの特徴は、①不注意②多動性および衝動性であり、②は成長
の段階で目立たなくなることもあるが、職域では①により支障が生じる
ことが多い。


20．○
P364


本日と同じ出題範囲は、試験問題集（新しい問題集）では
問題48(341）から問題52（370）まで、問題59（403）から問題61(428)
までが範囲となります。


今回の20問を復習すると共に、上記の試験問題集の範囲にも
取り組んでみてください。


お疲れ様でした！
今日一日頑張りましたね。


次回は土曜日の朝にお会いしましょう！！



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