「名刺代わりに本を出したい」という人が、正直苦手でした。
「たった1行で世界は変わる」
出版マイスターの越智秀樹です。
「名刺代わりに本を出したいんです!」
——こう言ってくる人のことを、以前の私は正直、少し苦手に感じていました。
なぜなら、編集者としてずっとこう思っていたからです。
「本って、あなたのブランディングや集客のためにあるものじゃない」と。
本は、読者の時間をもらい、感情を揺さぶり、
人生の何かをほんの少しでも変える力を持つ“メディア"です。
決して「営業ツール」の延長にあるものではありません。
だからこそ、著者さんには
「読者の役に立つものを届けたい」という想いがまず最初にあってほしいと
願ってきました。
実際、これまで何人も
「名刺代わりに出したい」と言ってきた人と会ってきました。
その多くは、
✔ 自分の実績を詰め込んだだけの企画内容
✔ 読者の視点が抜け落ちた構成
✔ 本を出すこと自体がゴールになっている
そんな“片想いの企画"を持ってこられることが少なくありませんでした。
もちろん、本人に悪気があるわけではありません。
でも、そうした本が、読者の心に届くことはまずないのです。
ただ——
最近、少し考えが変わってきました。
「名刺代わりに出したい」と言ってきた人の中にも、
“ある視点"を持っているかどうかで、大きく結果が変わると気づいたからです。
それは何か?
「その名刺が、誰のためのものなのか?」
をちゃんと考えているかどうか。
名刺代わりでもいい。
その名刺が
「読者の心に刺さる名刺」になっているかどうか。
あなたが届けたい人は誰で、
その人が本を読んだあと、どう変化するのか。
そのイメージが明確なら、
「名刺代わり」の本も、ちゃんと届く本になる。
そして、そういう本は、
読者のみならず、著者自身の人生や仕事すらも変えていくのです。
名刺代わり、構いません。
著者ブランディング、OKです。
でも、その名刺がただの“自分の説明書"や"ブランドバッグ"にならないように。
誰かの背中を押す本、
その人にとっての“未来の可能性を広げる"一冊を書いてくださいね。
実は10月から、
これまでたくさんの本づくりをサポートしてきた中で実践したきたことを、
ある「新しいカタチ」で届けようと準備しています。
このメルマガでも、少しずつその裏側やヒントをお伝えしていく予定です。
「いつか本を出したい」と思っている方は、楽しみにしていてくださいね。
OCHI企画では、
「読者に届く名刺」を書くあなたを
応援します!
――――――――
OCHI企画
越智秀樹
https://ochikikaku.com/
――――――――
メールアドレスの変更はこちら
変更専用ページURL
配信停止はこちら
解除専用ページURL
記事一覧
【OCHI企画】編集者が「それ、本にしましょう!」と言う瞬間
こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 「本を出したい!」と思ったとき、 こんなふうに考えていませんか。 「まずは企画書を書かないといけない」 「編集者と一緒に
2025年08月08日
こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 ================== 2019年からスタートしたこのメルマガ。 実は、過去のバックナ
2025年08月01日
【OCHI企画】なぜ、本のタイトル・表紙・目次・まえがき・プロフィールは大事なのか?
こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画・人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせき たまお)です。 2019年からスタートしたこのメルマガ。 実は、過去のバックナンバーもご覧いた
2025年07月25日
こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 出版って、大変そうですよね。 「いやいや、そんなことないですよ!」 と言いたいところですが…… やっぱり、出版は大変です
2025年07月18日
こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 暑い日が続きますね。 今年は梅雨をまったく感じないまま 夏本番となってしまいました。 さて、そん
2025年07月11日
【OCHI企画】影響を受けた「あの本」に、自分の出版のヒントがある
こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせきたまお)です。 出版したいと願う人の多くには、 「人生に影響を与えた一冊」があるものです。 「
2025年07月04日
【OCHI企画】あなたは「出版を目標にする人」? それとも「出版を楽しむ人」?
こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 いま、結婚30周年の記念に、 妻とふたりでイギリスを旅しています。 このメルマガは、バース・スパ市という歴史ある温泉の町
2025年06月27日
「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 先日、あるプロジェクトをきっかけに ご縁のできた著者さんのランチ会イベントに 参加してきました。 著者さんのファ
2025年06月20日
【OCHI企画】出版とは、「自分のコンテンツを届ける」ということ
こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせきたまお)です。 「出版って、すごい人がやるもの」 「まだ実績もないのに、本なんて…」 そんな声
2025年06月13日
こんにちは! 「たった1行で世界は変わる」 出版マイスターの越智秀樹です。 「名刺代わりに本を出したいんです!」 ——こう言ってくる人のことを、以前の私は正直、少し苦手に感じていました。 な
2025年06月06日
こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 前回につづき、 映画『舟を編む』をもとに書いていきます。 テーマは「言葉の採集」。 皆さんはベ
2025年05月30日
こんにちは。 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチの 小関珠緒(こせきたまお)です。 「出版、ずっと気になっているんです」 「いずれ本を出せたらいいなって思ってはいる
2025年05月23日
【OCHI企画】「本に書いちゃったら講座が売れなくなる」は大きな誤解です。
こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版マイスター・越智秀樹です。 出版のご相談を受けていると、ときどきこんな声を聞きます。 「講座で教えていることを本に書いたら、本を読
2025年05月16日
「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 出版寄り添いコーチ・田谷裕章です。 今回のテーマは「言語化」です。 編集の仕事をしていると、 見出しはもちろん、 オビコピーに書籍タイトルと、 「言
2025年05月09日
【OCHI企画】 AIでは書けない。“あなたの物語”こそが読者を動かす
こんにちは! 「たった一行で世界は変わる!」 OCHI企画 人気女性著者養成コーチ・小関珠緒(こせきたまお)です。 人の役に立つ本って、どんな本でしょう? 知識や最新のハウツーが豊富な本?
2025年05月02日