不登校の解決に役立つ情報を発信しています。

○○さん、おはようございます！上野です。

今回もメールを読んでいただき嬉しく思います。


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今日は
「多様性の時代になぜ学校復帰にこだわるのか」
について話します。
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前回のメールで
ベクトルの方向が正しいか確認しましょう
と話しましたよね。



不登校の対応でまず迷うのは
「何が正しいかわからないこと」です。
そして「どこに相談していいかわからない」ことです。



スクールカウンセラーは



「今は学校を休むのを認めてあげましょう。
すべてを受け入れてあげましょう。」

「甘えさせてあげましょう。」

「心が風邪を引いているのです。」

「心のエネルギーが切れているのです。」

「２年、３年のスパンで考えていかないと
辛くなりますよ。」

「１年で復帰できたらラッキーくらいに思わないと」



とおっしゃいます。



そして教育機会確保法が施行され
学校復帰を前提にした従来の不登校対策を転換し
不登校の子どもに学校以外での多様な学びの場を
提供するようになりました。



・学校は行かなくていい
・不登校は不幸じゃない
・学校が全てではない
・学校以外の選択肢を



このような不登校への国の対応の変化が
あなたを迷わせてしまうのです。



法律で学校には無理に行かなくていいと
決められたら学校に行くことが本当に正しいのかと
思ってしまうのも当然です。


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■１つ１つ考えてみましょう。
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カウンセラーの「待ちましょうアドバイス」については
確かに間違ってはいません。
不登校は様々な問題が重なり合って
キャパシティオーバーを起こした状態です。



そこで無理をさせるのはよくありません。
受け入れて待つ必要はあります。
しかし、２年も３年も待っていたらどうなるのか。



・１週間でも辛いのに。
・毎日が辛いのに。
・１分１秒が長く感じるのに。



全然、親目線ではありません。
子ども目線ということなのでしょうがそれも違います。



子どもも長く休みすぎると自己肯定感が下がり
自分を傷つけたり死んだほうがましだと
ネガティブになったり
お前のせいだと親を責めたりします。



嫌な言い方にはなりますが
スクールカウンセラーや学校の先生はそれでいいのです。
小学生の場合、小学校が終われば
担任でも担当のカウンセラーでもなくなります。
中学校の場合、３年過ぎれば卒業で担当も終わります。


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無責任なつもりはないとは思いますが
でもそれも事実です。
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・ではその後の責任は？
・その子の将来は誰が背負うの？



先生「中学校に申し送りはしますので。」


「・・・」


カウンセラー「教育センターと連携していますので
そこで３年後に学校復帰できた子もいるみたいな話ですよ。」


「・・・」


ふざけるな！といいたい。



・そんなラッキーパンチに期待しろと？
・それでもし引きこもった場合はどうしてくれるの？



カウンセラー「その子が学校に行かなくても
幸せならそれでいいじゃないですか？」


「・・・」


確かに幸せに過ごせるならいいかもしれません。
しかし、３年以上引きこもると
自分を責めるようになります。
楽しくなんか生きられません。



「学校に行かなくても元気でいてくれたらいい」
という願いも叶わなくなる可能性もあるのです。



毎日、朝まで
「何で僕を産んだの？僕は何で生まれてきたの？」
と泣きつく子もいます。



リストカットなど自分を傷つけるような子もいます。
知っておいてほしいので
辛いとは思いますがあえて言いますね。
親はそのリスクを生涯背負っていく可能性があるのです。


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これも事実です。
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そんなリスクがあるのに
３年後に行けるかもしれませんよというのは



無責任すぎる



先生やスクールカウンセラーも
それぞれの立場で一生懸命頑張ってくれているのは
よくわかります。



ですが、不登校の問題は
公的立場でかかわることには限界があると
私は感じてしまいます。



不登校は遅くても１ヶ月もすれば落ち着きます。
それ以上は待っていても変わる可能性は低い。



今回知ってほしいのは、ここ！

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■不登校は待っているだけではダメ

■積極的なアプローチが必要！



「もっと早くエンカレッジさんに出会いたかった。」

「１年前に戻ってもう一度やり直したい。」

「疑問に思っていたけど
行政のカウンセラーの言うことだからと
しっかり受け入れて甘えさせたのに
その時間を返してほしい。」



クライエントさんからの実際の言葉です。



真面目にカウンセラーの言うことを
聞いてきた方ほど不登校は長期化し
子どもは退行しわがままになっています。



そこから元の状態に戻すには
本当に時間がかかるので
親御さんが怒るのも無理はないです。



私も


「過去は変えられないし
今からでも充分間に合うから
今できることをやっていきましょう」


とは言いますが


できれば返してあげてほしいと思う。



【子どもの１年、１ヶ月、１日は本当に貴重だから】



だから迷いながらカウンセラーの
「待ちましょう」
のアドバイスを聞いている方


１ヶ月以上、「待ちましょう」を続けている方は
積極的アプローチに変えていきましょう。



■子どもも本当は学校に行きたいのです。


それが親の願いであり


子どもの願いであり


家族の願いなのです。



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次回は「不登校は不幸ではないという時代の流れ」についてお伝えしていきます。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。