ビールをください!
フランスのレストランでの会話を練習している時に、
とある受講生さんが「私はいつもビールを頼みます」とおっしゃいました。
確かにフランスに行ったからといって、飲み物はワインばかりではありません。
今日はいろいろなビール言い方をご紹介します。
〇 Une demi
これは生ビール(draft beer)を指します。
Une demi, s’il vous plaît.「生ビールを1杯ください。」
une demi と言うから「半リットル(1/2 litre)」かと思いますが、
実際には 25 centilitres(250ml)になります。
〇 Bière blonde
これは日本のビールに近い、淡い金色〜黄金色のビールです。
例:Heineken, Kronenbourg 1664 Blonde, Leffe Blonde
〇 Bière brune
こげ茶色〜黒っぽい色のビールのことです。
例 : Leffe Brune, Grimbergen Double
〇 Bière ambrée
琥珀色(アンバー)色で、モルトの香ばしさが強く、
少し甘みもあるビールのことです。
例 : Affligem Ambrée, Fischer Amber
〇 Bière blanche
白っぽく濁った淡い金色のビール。泡がクリーミーで、
爽やかで、柑橘やスパイスの香り。
例 : Hoegaarden, Kronenbourg Blanc
〇 Bière noire
黒ビール。
例 : Stout (アイルランド産の黒ビール, Guinness など)
Porter (イギリス産の黒ビール, )
さて、フランス国内のワイン販売量は年々減少しており、
60年間で国民1人あたりのワイン消費量は 約70 % 減少したとの報道もあります。
特に若年層(35歳未満など)では、ワインを「まったく飲まない」人の割合が
高まってきているともいわれています。
2007年~2023年の間でワイン販売は約45 %減少する一方、ビール販売は
26 %増加したというデータもあり、フランスでもワイン以外の飲み物に
人々が移行しているという変化がみられています。
ですから、ビール好きの方はフランスでもどんどん
いろいろなビールを注文してみてくださいね。
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【11月に DELF を受ける方へ。会話練習のヒントを作りました】
来月11月は、今年も日本では DELF の試験が行われますね。
毎年この時期になると、受講生の方々から
「フランス人と実際に話したことがないから、スピーキングが一番不安です」
という声をよく聞きます。
たしかに独学で文法や単語を覚えても、
実際の“会話の流れ"までは、なかなか練習できませんよね。
そこで今回、試験官との自然なやり取りの流れを感じられるように、
私が実際に会話を作り、音声にまとめてみました。
会話は17のテーマで構成されています。
どんな雰囲気か、こちらでご紹介しています:
【音声+PDFつき】DELF A2 スピーキング|会話の流れがわかる実践教材
https://note.com/ecoletb/n/n6d34a95d36c4
A2レベルを想定していますが、
レストランでの注文や友人との約束など、A1の練習にも使える内容です。
DELFの準備をしている方も、
これから受験を考えている方も、
少しずつ耳を慣らしながら「自然な会話」を楽しんでくださいね。
Bonne préparation et bon courage à tous !
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