Langues vivantes
日本の DELF の試験が迫ってきましたね~。
DELF の前になると、私は Production écrite や Production orale
の添削や対策で忙しくなります。
さて、DELF A1 の Production écrite や Production orale で、
Quelles langues vivavtes pratiquez-vous ?
という質問が出ることがあります。
さてこの langues vivavtes とはなんのことでしょうか?
受講生さんに「流暢に話せる言葉のことですか?」と質問されたのですが、
そうではありません。
直訳すると「生きている言葉」つまり、現在も話されている言葉の
ことです。
フランスの中学生・高校生の中には、
le latin ラテン語
le grec ancien 古代ギリシャ語
を学校で選択する人もいるのですが、これらは
langues mortes 「もう日常的には話されていない言語」になります。
ですから、
Quelles langues vivavtes pratiquez-vous ?
と質問された場合には、「現在も世界で話されている言語」の中から
答えてください。
さて、langues mortes は数えきれないほどありますが、例えば:
le sanskrit サンスクリット語
l’égyptien ancien 古代エジプト語(ヒエログリフで書かれた言葉)
などがありますね。
私のフランスのおばさんは、定年退職後に「ヒエログリフ(象形文字)」
を学び、その後エジプトに旅行に行きました。
はたしてピラミッドに書かれた文字が読めたのでしょうか?
langues mortes を学んでも、話す相手がいませんから、
どうせなら langue vivavte であるフランス語を学んで
生きているフランス語圏の人といろいろおしゃべりをしてくださ~い!
*************************************************
【11月に DELF を受ける方へ。会話練習のヒントを作りました】
もうすぐ11月。
今年も日本で DELF の試験が行われますね。
毎年この時期になると、受講生の方から
「フランス人と実際に話したことがないから、スピーキングが一番不安です」
という声をよく聞きます。
たしかに、文法や単語を覚えても
“実際の会話の流れ"まではなかなか練習しづらいですよね。
そこで今回、試験官との自然なやり取りの流れをつかめるように、
私が一つひとつの会話を作って、音声とPDFにまとめました。
全部で 17のテーマ があります。
どんな雰囲気かは、こちらでご紹介しています
【音声+PDFつき】DELF A2 スピーキング|会話の流れがわかる実践教材
https://note.com/ecoletb/n/n6d34a95d36c4
A2レベルを想定していますが、
レストランでの注文や友人との約束など、A1の練習にも使えます。
「話す速度が速くてびっくりしました!」
という感想もいただきましたが(笑)、
もちろんこのスピードで話す必要はありません。
(AI 君がとても自然に話してくれたのですが、
速度を落とせなかったんです… désolée )
この教材は、質問の仕方や会話の流れのつかみ方を
身につけてもらうことを目的にしています。
ぜひ試験準備や日常会話の練習に役立ててくださいね。
また、note のメンバーシップになれば、この音声も有料記事も
すべて聴き放題・読み放題です。
月額料金だけで全部ご覧いただけますので、
興味のある方はぜひチェックしてみてください
https://note.com/ecoletb/membership
Bonne préparation et bon courage à tous !
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