【ほぼ日刊 リーフ通信】Vol.149 2023年の住宅価格 2023年1月7日号
お正月開けたと思ったら今日から3連休ですね。
来店ご予約も結構いただいていて
忙しい連休になりそうです。
今日も家づくりに役立つ情報をお届けいたします。
よろしくお願いいたします。
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一昨年のウッドショックにはじまり、
このところ建材価格が断続的に値上げ。
2020年に建てた人と、2022年に建てた人と
では建築本体価格で20%前後の価格アップに
なっていました。
2500万円が3000万円にっていう感じですね。
その後も値上げは続き、今年の2月から4月に
かけても石膏ボードや断熱材、窓サッシなど
住宅建設に欠かせない建材の値上げ予告が
すでに届いています。
それらの価格アップ分は15%～30%も。
2020年に2500万円で建てれてたのと同じ
内容が2023年は3300万円ぐらいになる
イメージでしょうか。
また、土地の方も（地域にもよりますが）
軒並み上昇。
弊社の近くに開発されて50年ぐらいたつ
ニュータウンがありますが、５～6年前までは
土地の坪単価40万円前後だったのが、
45～50万円程度に。
50坪～60坪の土地だと2500万円前後も
珍しくありません。
問題なのは、このような情報があまり
これから家づくりを考えている方々に
伝わっていないという事。
5年～10年前の相場価格で
考えておられる方が多いです。
2023年に新築注文住宅を考えておられる
場合は土地建物諸経費合わせると
5000万円ぐらいからのスタートで覚悟して
おかないといけないのではないでしょうか。
ローコストの住宅メーカーさんも昨年10月に
長期優良住宅の基準が引き上げられたことを
受けて、長期優良推しで来るところは価格
ラインが上がってきています。
あとは中小の地場ローコスト系分譲業者さん
の建売や建築条件付き住宅。
これらは土地の仕入れから行っているため、
建物価格の上昇分を土地で吸収できる部分が
あり、土地建物込みで3000万円台半ばの
物件もまだまだあるようです。
悩ましいのは、家づくりの勉強を時間を
かけて行い断熱気密耐震性能の大切さも
十分理解したうえで、自分たちが建てようと
する建物のスペックを
ある程度明確に描かれていた方。
現状の価格の現実を目の当たりにし、
自分たちが考えていた予算では
思い描いていた家が建たない。
今まで勉強してきた性能に関する
いろんなこだわりを捨てて、
とりあえず新築一戸建てに住みたいのなら
ローコスト系分譲という手もある。
でも、それでも何千万円というローンを
抱えないといけないのに、
そこまで理想を落としていいのか、
というジレンマです。
冬結露に悩まされ、夏暑い家に
いまさら住むのか。
数年後には既存不適格建築物になるような
性能の家に今後30数年間ローンを
払い続けるのか。
色々と勉強をしてきて
知ってしまったが故の悩みです。
今年は我々実務者も現状の価格に目を向け、
これから新規に高性能住宅を建てようと
する方への最適解を提示していくことが
求められます。
これからのスタンダードとなる、
誰もが無理なくして建てることが出来る家。
そのようなお話を含めて来週セミナーを開催いたします。
https://leaf-arc.com/event/benkyo/post-3309/
ご都合会えばぜひ、参加されてみてください。
それでは、また！
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